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Twitter上の段ボールの写真を特定のハッシュタグと位置情報から反映する仕組み
島津冬樹の「段ボール愛」詰まった念願のプロジェクトが始動
段ボールアーティスト・島津冬樹が「段ボール拾い」を楽しむためのサービス CARTON PICKER FINDERをローンチしました。これは世界中のツイッターに投稿された段ボールの写真をマッピングし、表示できるプラットフォーム。どこの国のどこの場所にどんな段ボールがあるのかが分かる、いわばオンラインの「段ボールの図鑑」を目指します。
仕組み
- 段ボールの写真
- ハッシュタグ(#cartonpick)
- 位置情報
を呟くだけで、
https://find—my—carton.com/
に反映されます。
背景
コロナ禍で自由に海外へ行き来できなくなった中、世界の段ボールを見つける手段としてこの仕組みを作るに至りました。
ねらい
段ボールに興味のない人でも、国ごとのデザインの違いや、捨てられ方から文化を感じてもらったり、
興味を持つきっかけになればと思っています。
また段ボール財布を作るユーザーにとってはSNSの活用で発見の規模を全世界に広げ、「段ボール拾い」の参考になることを願っています。
ローンチを記念して7月20〜26日まで島津冬樹が🇨🇦カナダのバンクーバーから段ボールをリアルタイムでマッピングすることも予定している。
島津冬樹は普段、落ちてる段ボールから財布を作る活動をしている。作品は国立新美術館のミュージアムストアや、Merci (パリ)でも扱っている。また販売するだけでなく、手軽に誰もが作れるようにと、2013年ごろから国内外でワークショップを展開。活動をきっかけに段ボールに興味を持った人も多く、段ボール拾いから始まるワークショップも開催している。
2021年ごろから「段ボール拾い」をよりライフスタイルに昇華させる"CARTON PICKER"プロジェクトをスタート。今年1月には「段ボール拾いに適した自転車」"CARTON PICKER FRAMESET"を香港のピストブランド(PIZZ CYCLE)とのコラボも発表していた。
今後はより便利で豊かな段ボール拾いが送れるようバージョンアップしていきますのでご期待ください。
島津冬樹 / 段ボールアーティスト
1987年生まれ。多摩美術大学卒業後、広告代理店を経てアーティストへ。2009年の大学生在学中、家にあった段ボールで間に合わせの財布を作ったのがきっかけで段ボール財布を作り始める。 2018年自身を追ったドキュメンタリー映画『旅するダンボール』(監督:岡島龍介 / 配給:ピクチャーズデプト)が公開。SXSW(米)でのワールドプレミアを皮切りに日本でも全国ロードショー。HOT SPRINGS DOCUMENTARY FILM FESTIVAL(米)やNIPPON CONNECTION FILM FESTIVAL(独)といった各国におフィルムフェスティバルで高い評価を得る。他方で上海デザインフェスティバルなど、中国のアート・環境系のイベントに多く招聘されている。著書として「段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル」(柏書房) / 「段ボール財布の作り方」(ブティック社)がある。
参考URL
CARTON PICKER FINDER
https://find—my—carton.com/
🚴PIZZ CARTON PICKER FRAMESET
https://www.pizzstore.com/
📦Carton Studio
https://carton-f.com/
Instagram
https://www.instagram.com/carton_wallet/