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若狭高校海洋科学科の高校生が地元箸メーカーと協働 海洋プラスチックリユース箸『ocean』 が7月27日に発売されます
ご家庭用から贈り物まで幅広いラインナップで箸の販売を行っている「株式会社マツ勘」(本社:福井県小浜市、代表取締役:松本 啓典)は、海洋プラスチックゴミを再利用し、伝統工芸若狭塗の技法で加工した箸「ocean」を2022年7月27日(水)に販売開始いたします。
「ocean」は福井県小浜市にある県立若狭高等学校海洋科学科の生徒たち発起のもと、約2年間多くの試行錯誤を重ね、商品化に至りました。
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福井県小浜市は若狭湾に面し、ペットボトルなどの「海洋プラスチックゴミ」が国内外から流れ着く問題を抱えています。
毎日使う”箸”という身近なアイテムから、一人でも多くの方にその課題を実感し、理解してもらえればと生徒たちと一緒に商品の開発を進めました。
商品化にあたって着想を得たのは、小浜市の伝統工芸「若狭塗」の技法。「若狭塗」は江戸時代の初期ごろに若狭湾の美しさを図案化したところからはじまりました。伝統的な意匠には、浜辺に落ちている貝や卵の殻などの自然物を用いますが、今回は自然物だけでなく、”海洋プラスチックゴミ”を組み合わせた箸を作ることで、昔と今の海とを対照的に表現し、伝えることができると考えました。
高校生たち自身で若狭湾に漂着した海洋プラスチックゴミを採集し、粉砕。その後、地元の箸職人が「若狭塗」の伝統技法でプラスチックゴミを意匠として箸に加工。
“今の若狭湾”を表現した現代の若狭塗箸として、毎日の食卓から「プラスチックを使うこと」「捨てること」について考える新たなきっかけを生み出したい。私たちの想いと行動一つ一つが、美しい海へ、美しい未来へと繋がる 架け”箸”になればと願っています。
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<商品概要>
本商品は『四季ごとに絶えず変化する海の色』をテーマに、春夏秋冬をイメージした四色展開(ピンク、オレンジ、イエロー、ブルー)です。
あたたかくやわらかな空気をまとった「春」(ピンク)、太陽が照り色鮮やかな「夏」(オレンジ)、暑さがゆるみ冬の気配を感じる「秋」(イエロー)、きりりと冷たく清らかな空気の「冬」(ブルー)。どの色も、昔と変わらず私たちの心を癒してくれる若狭湾の姿を表現しています。
意匠だけではなく、もちろん箸としての使いやすさにもこだわりました。天然木のメープルを使用し、軽量で柔らかく、使い続けても疲れのない持ち心地。箸先にはしっかりと滑り止めもあり、食洗機の使用も問題ありません。
なお、本製品の売上の一部は、県立若狭高等学校海洋科学科の活動資金として活用されます。
・ 販売開始日 :2022年7月27日(水)13時〜
・ 商品名:ocean(オーシャン)
・ 軸色:ピンク、オレンジ、イエロー、ブルー
・ 価格 :1,600円(税抜)/1,760円(税込)
・ 販売方法 :
▶オンラインショップ お箸の専門店【箸蔵まつかん】
https://www.hashikura1922.com
https://www.hashikura1922.com/shopdetail/000000001614
▶︎実店舗 GOSHOEN(箸蔵まつかん直営店)
〒917-0002 福井県小浜市北塩屋17-4-1 TEL 0770-64-5403(水木定休)
<企業概要>
・ 会社名:(株)マツ勘
・ 所在地:〒917-0002 福井県小浜市北塩屋16-5
・ 代表者:松本 啓典
・ 設立 :1922年9月
・ 事業内容 :塗箸・木箸・竹箸の企画・商品開発・製造販売
・ URL : https://www.hashikura1922.com
〈弊社のSDGsの達成への取り組み〉
私たちはプラスチックのリサイクルという事業活動を通じて、「12. つくる責任、つかう責任」、「14. 海の豊かさを守ろう」、「17.パートナーシップで目標を達成しよう」を主なゴールとして掲げて参りたいと思っております。企業として、持続可能な社会を次世代につないでいくために責任をもって行動し、できることをできる形で小さな貢献を確実に積み重ねながら挑戦していきたいと考えています。