石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」が、昭文社の『山と高原地図 特別版』に採用

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石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」が、昭文社の『山と高原地図 特別版』に採用のメイン画像

人気マンガとコラボしたサステナブルな地図が8月25日より発売

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)の石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」80μmが、株式会社昭文社ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒田茂夫)とその子会社である株式会社昭文社(本社:東京都千代田区、代表取締役:川村哲也、以下昭文社)が発売する、『山と高原地図 特別版』の「筑波山・加波山」および「三浦・房総」の2点に採用されました。人気登山マンガ『山と食欲と私』と『ヤマノススメ』の登場人物たちの描き下ろしイラストがパッケージに使用された商品で、2022年8月25日より全国の主要書店で発売されます。

LIMEX Sheet 80μmは厚みが一般的なコピー用紙程度でありながら、耐久性と耐水性に優れているため、天候の移り変わりが激しい山岳地帯でも、安心してお使いいただけます。また、製品の原料に木材パルプを一切使用せず、製造時に必要とされる水使用量を大幅に削減できるため、天然資源の保全にも貢献できます。

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■ LIMEX Sheetを地図に使用した場合の特長


LIMEX Sheetは、溶融状態のLIMEXをTダイから押し出し、シート状に成形したのち、延伸加工によってシート内部に空孔構造を形成し、白さや軽さを生み出します。地図や冊子などに最適な80μmからメニュー表などに用いられる400μmまで、多様な厚みの製品をラインアップしています。LIMEX Sheetを製造している白石工場と多賀城工場は、実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力を使用しています。

特徴 1 水や森林資源の使用量削減に貢献

LIMEX Sheetは紙と比較し、原料に木材パルプを一切使用せず、製造時に必要とされる水使用量を大幅に削減できるため、枯渇リスクのある天然資源の保全に貢献できます。

特徴 2 優れた耐久性と耐水性

LIMEX Sheetは、野外で繰り返し利用される登山地図のようなマップでも、十分通用する耐久性と耐水性を有しています。

特徴 3 上質な質感と鮮明な印刷

LIMEX Sheetは、高級感のあるマットで上質な質感が特徴です。色の再現性に優れているため、観光マップや登山マップなどに使用される風景写真や、カラーイラストも鮮明に印刷することできます。

■ LIMEX(ライメックス)とは


LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することができます。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。

すでに8,000以上の企業や自治体等にて採用されており、世界40カ国以上で特許を取得、COPやG20などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。

※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。

<石灰石について>

LIMEXの主原料である石灰石は地球上に豊富に存在し、資源輸入国である日本においても自給自足が可能な資源です。そのため原油価格の変動に左右される石油由来プラスチックなどと比較して、安定した価格での原料調達が可能であり、供給面においても安定性を有しています。さらに、石灰石は石油由来プラスチックと比較して、原材料調達段階のCO2排出量を約50分の1に抑えることができ、焼却時のCO2排出量を約58%削減できます。

<リサイクルについて>

LIMEXは、主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく再生利用することができるため、単一素材で設計された製品と同様、再資源化の可能性が担保されています。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。

※LIMEX Sheet製品は、古紙回収には混ぜないでください。事業系廃棄物として処分する場合は、産業廃棄物として処理してください。家庭系廃棄物として処分する場合は、可燃としてお住まいの自治体のルールに従いご対応ください。

■ 株式会社TBM


代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011年
資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/

  • 2013年      経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
  • 2014年      国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む30か国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
  • 2015年      宮城県白石市に第一プラントを建設(LIMEX生産容量:6,000トン/年)
  • 2015年      経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
  • 2016年      米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
  • 2018年      COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
  • 2019年      軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
  • 2019年      中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
  • 2019年      代表取締役 CEOの山﨑敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」
    Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞
  • 2020年      使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
  • 2020年      100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
  • 2020年      BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA」を開始
  • 2020年      宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)
  • 2021年  韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
  • 2021年  神奈川県横須賀市で国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクトを始動
  • 2021年      自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換

*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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