目次
石油由来プラスチックとCO2排出量を削減、環境負荷低減の取り組みに貢献
株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)の石灰石を約25%とバイオマスプラスチックを含む袋「Bio LimeAir Bag(バイオ・ライムエアー・バッグ)」がDCM株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石黒靖規、以下DCM)のDCMグループ店舗(DCM・ DCMカーマ・DCMダイキ・DCMホーマック・ DCMサンワ・DCMくろがねやおよびケーヨーデイツー)で使用されるレジ袋に採用されました。2022年8月より順次、店舗での利用が開始されます。
DCMが従来使用していたバイオマスプラスチックを約25%配合した袋をBio LimeAir Bagに切り替えることにより、石油由来プラスチックの使用量を年間約41%、CO₂を含む温室効果ガス排出量を約27%削減できる効果*1が見込まれます。
今後TBMは、プラスチック使用の合理化や、脱炭素への取り組みが加速する小売業界において、Bio LimeAir Bagの導入を進めてまいります。
*1 TBMによる概算(原材料調達~焼却処分)。保証値ではなく、製造条件等によって変動の可能性があります。
■ 背景
国内外で使い捨てプラスチックを規制する動きが強まっており、既に127カ国以上*2がレジ袋の使用を制限している他、欧州連合(EU)では使い捨てプラスチックを禁止する法案が可決されています。日本国内でも、プラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略のひとつとして、2020年7月より「レジ袋有料義務化」が義務付けられています。また、2022年4月1日より「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されたことで、プラスチックを使用する事業者は代替素材や再生プラスチックの使用などが求められています。
DCMでは、2020年7月のレジ袋有料化に伴い、それまでのポリエチレン製レジ袋から環境負荷の低いバイオマスプラスチックを約25%配合したレジ袋に切り替え、これまでにレジ袋の使用枚数を85%削減しました。さらに環境負荷の低いレジ袋を検討する中で、Bio LimeAir Bagの環境性能と機能性を評価いただき採用に至りました。
*2 United Nations Environment Programme(2018). Legal Limits on Single-Use Plastics and Microplastics: A Global Review of National Laws and Regulations
■ Bio LimeAir Bagの3つの特長
Bio LimeAir Bagは、石灰石を25%とバイオマスプラスチックを含む袋です。炭酸カルシウムの均一分散技術と空隙コントロール技術の活用により、バイオマスプラスチックを約25%配合した袋と比較し、軽量で環境性能に優れた袋を実現することができました。
特長1 石油由来プラスチックの使用量を削減
Bio LimeAir Bagはバイオマスプラスチックを約25%配合した袋と比較し、石油由来プラスチックの使用量を約41%削減することが可できます。
特長2 CO₂を含む温室効果ガス排出量を削減
Bio LimeAir Bagはバイオマスプラスチックを約25%配合した袋と比較し、原材料調達から処分におけるCO₂を含む温室効果ガス排出量を約27%削減することができます。
特長3 空隙コントロール技術で軽量化を実現
Bio LimeAir Bagはバイオマスプラスチックを約25%配合した袋と比較し、軽量化を実現しています。
■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011 年
資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/
- 2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
- 2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40カ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
- 2015年 宮城県白石市に第一プラントを建設(LIMEX生産容量:6,000トン/年)
- 2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
- 2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
- 2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
- 2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
- 2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
- 2019年 代表取締役 CEOの山﨑敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」
Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞 - 2020年 使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
- 2020年 100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
- 2020年 BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA(ザイマ)」を開始
- 2020年 宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)
- 2021年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
- 2021年 神奈川県横須賀市で国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクトを始動
- 2021年 自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換
■ DCM株式会社
連結売上高は約4,377億円で、全国37都道府県で約670店舗のホームセンターを展開しています。(2022年2月期)。グループ共通の経営理念「Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに」のもと、お客さまのために、新しい商品・サービスを創造し、変化に柔軟に対応しながら、地域と団結し、社会に奉仕する、なくてはならない企業のカタチを目指しています。
※ホームセンターを約170店舗展開する(株)ケーヨーは、DCMホールディングス(株)の持分法適用関連会社としてDCMグループに参画しています。
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。