なぜ災害はここまで身近で 日常的になってしまったのか…… 子どもから大人まで、身近な自然を見つめ直す、きっかけとなる一冊!
ヒットセラー『土中環境』(建築資料研究社様刊)高田宏臣が、 頻発する災害の現状と改善法について述べる最新作。近年注目される「土中環境」の基礎知識から、水害や土砂災害の現地レポート、身近な場所から土中を変える10の方法までをイラストと写真でやさしく解説 !!
土中環境を知るための基礎知識、そして山から海まで一体と してつながる自然の仕組みをわかりやすく解説し、災害地や 復旧現場の現状や問題を伝える一冊。 また、皆で行う環境再生現場の事例とともに、土中環境を改善するために誰にでもできる身近なことを、10 のアクションとして紹介します。
【目次】(一部を抜粋しています)
プロローグ 始まりは、土石流についての小学生の質問から
chapter 1 土中環境の基礎知識と山・川・里・海のつながり
・基礎知識 団粒構造と単粒構造
・すこやかな 山と川のつながり
・現代の住環境での改善例
Chapter2 現地レポート&再生プロジェクト
・静岡県熱海土石流の原因
・宮城県丸森町の復旧工事
chapter 3 土中に働きかける10のアクション
・土中環境の改善作業に あると便利な道具たち
・アクション1 落ち葉を活用する
庭で腐葉土を作る
・アクション2 庭木の剪定枝を活用する
剪定枝を使った庭の改善
・アクション3 石や瓦片を活用する
・アクション4 生ゴミを土に還す
木の根元で生ゴミ処理
・アクション5 どんぐりポット苗を作る
どんぐりポット苗を植える
・アクション6 庭に穴や溝を掘る
庭の一角に穴を掘る
・アクション7 草は抜かないで刈る
土中環境に悪い刈り方
・アクション8 土に還りやすい外トイレ法
・アクション9 米のとぎ汁や風呂の残り湯を土中に
植木鉢にまく 庭の木のまわりにまく
・アクション10 動物の亡きがらを土に還す
著者:高田宏臣 (たかだ ひろおみ)
NPO 法人地球守代表理事。株式会社高田造園設計事務所代表。 一般社団 法人環境土木研究所代表理事。国内外での造園・土木設計施工ののち、大 地の通気浸透性に配慮した伝統的な暮らしの知恵や土木造作の意義を広め ている。行政や民間団体からの依頼で、環境調査、再生計画の提案、講座 開催、および技術指導にあたる。 主な著書に『土中環境』(建築資料研究社)『これからの雑木の庭』(主婦 の友社)、共著に地球守の自然読本シリーズ、他
PARCO出版『イラスト&写真でやさしく解説 よくわかる土中環境』
定価:2,000円(税別) ISBN978-4-86506-395-0 C2051
頁数:160頁
判型:A5判正寸