【東京 – 2022年8月4日】ブルームバーグは、一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)がサステイナブルな資本主義の実践を目指す新たな取り組みの一環として発表した「インパクト指標」( https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/060_honbun.pdf )において、当社のESGデータが参照されるべき代表例として採用されたことをお知らせします。同指標は、ESGとインパクト投資がもたらす恩恵の見える化と、従来の概念を超えた建設的対話の実現を支援します。
ブルームバーグは、世界の時価総額の88%に相当する100ヵ国以上、13,000社以上の企業、474,000以上の銘柄について、透明性の高いESGデータを、端末を通して提供しています。このデータにより、投資会社は、投資先企業がESG基準の観点からどのようなパフォーマンスをしているかを追跡し分析することができます。これは、インパクト投資などの戦略にとって不可欠なものです。
インパクト指標は、企業の事業や掲げるパーパスの結果として生じた社会・環境の変化を、長期的に明示することを目的としています。例えば、製薬会社は、インパクト指標を活用することで、「すべての人に健康を」というパーパスを「健康寿命」や「疫病罹患者数」といった指標に置き換え、自社の取り組みをよりアピールすることができます。これは、従来のESG投資のKPIだけでは実現できなかったことです。
経団連は、約1,700社の会員企業を含む多くの企業や団体が、投資家と組織のパーパスや長期目標、事業戦略について対話する際に、事業や活動による社会・環境の変化を示すために、同指標を活用するように促しています。
経団連が示す84個のインパクト指標のうち、ブルームバーグのESGデータ9項目が、世界経済フォーラムのデータ、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)等と並び、代表的な国際指標として掲載されています。主な関連指標として参照されているブルームバーグのデータは、レジリエンス分野とヘルスケア分野に属し、データ漏洩件数、システム平均停電時間、労働災害による死傷者数、安全衛生違反の件数と罰金額などの情報が含まれています。これらの情報は、SDGsが提唱するレジリエントで健康的な社会の実現に向けて、企業がどの程度、貢献しているかを理解するのに役立ちます。
ブルームバーグは建設的対話促進ワーキンググループの委員としての参画などを通じて、継続的に経団連、そして企業と投資家における建設的な対話と透明性の向上を支援し、インパクトのあるESGの取り組みを促進していきます。
当社は、端末を通じ、数多くのサステナブル・ファイナンス・ソリューションを展開しています。投資プロセス全般にわたるESGの統合、企業や第三者が公表するESGデータの標準化をサポートし、データに基づく洞察を提供します。これらのソリューションには、ESGに関するニュースやリサーチコンテンツ、二酸化炭素の排出量推定値、インデックス、スコア、分析、投資家のために特別に構築されたリサーチワークフローなどが含まれます。
ブルームバーグターミナルの契約者の皆様はESGソリューションを、{BESG <GO>}にてご覧になれます。経団連のインパクト指標にて主な関連指標として採用されている当社データ項目は{BESG <GO>}にてご参照いただけます。その他の詳細については、こちら( https://about.bloomberg.co.jp/solution/sustainable-finance/ )をご覧ください。
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ブルームバーグは、世界のビジネス・金融情報のリーディング・カンパニーとして、市場に透明性、効率性、公正性をもたらす、信頼性の高いデータ、ニュース、インサイトを提供しています。当社は、お客様がより多くの情報に基づいた意思決定を行い、より良いコラボレーションを促進することを可能にする信頼性の高いテクノロジー・ソリューションを通じて、世界の金融エコシステムにおいて影響力のあるコミュニティをつなぐ支援をしています。
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