公益財団法人みんなの夢をかなえる会(以下、当法人)は、全国の高校生が社会問題を解決するビジネスモデルを発表する「高校生みんなの夢AWARD3全国大会」を8月3日(水)に国立オリンピック記念青少年総合センター(カルチャー棟小ホール)にて無観客で開催いたしました。「都市蜜源を有効活用せよ!!」というビジネスモデルを発表した山路菫さんがグランプリに輝きました。(配信アーカイブ https://yumeaward.org/school/)
- 「高校生みんなの夢AWARD3全国大会」とは
当法人は、起業家の発掘・育成・支援を目的に、ビジネスコンテスト「みんなの夢AWARD」を12年連続で開催してきました。2020年より起業家予備軍の裾野を広げる為、高校生を対象としたビジネスモデルコンテスト「高校生みんなの夢AWARD」を開催し、今回は第三回目となります。
「高校生みんなの夢AWARD3」にエントリーする高校生は、当法人がオンライン上で無償公開している「ソーシャルビジネス学習プログラム」を通じて、世界・日本・地域の様々な社会問題について学び、社会問題を解決する10人の起業家の事例に触れ、ビジネスの基本について学習します。そして、自らが関心を持った社会問題を解決するビジネスモデルを立案します。
全国各地からエントリーが集まり、予選を勝ち上がった高校生は、ファイナリストとして全国大会でビジネスモデルを発表し、グランプリと準グランプリが選ばれます。審査基準は、①共感性+社会性、②実現可能性で、高校生を対象とした一般的なビジネスアイデアコンテストと違い、売上高や利益まで試算し、商品やサービスの差別化戦略までが審査対象となります。当法人の代表理事でワタミ株式会社代表取締役会長兼社長の渡邉美樹審査員長をはじめ、現役の経営者や税理士法人の代表者が審査員を務めます。
グランプリ・準グランプリ受賞者には、ビジネスモデルに関連する国内外いずれかの研修旅行券が贈呈されます。なお、エントリーした全ての高校生に、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試や就職試験で活用できる『高校生みんなの夢AWARD3エントリー証明書』を発行しております。
- 北海道~沖縄まで全国63校176名から選ばれた10名の高校生ファイナリストが多彩なビジネスモデルを発表
新型コロナウィルス感染症予防対策の為、全国大会は国立オリンピック記念青少年総合センター(カルチャー棟小ホール)にて無観客で開催。10名のファイナリストからは様々な社会問題を解決する、高校生らしいアイデアに富んだビジネスモデルが発表されました。
① 渡辺 結衣さん 豊島岡女子学園高等学校1年 【規格外野菜でベビーフード!】
② 吴 彦祖さん 郁文館高等学校3年 【Follow Your Dream(FYD)〜次世代型学童で外国ルーツの子どもたちに居場所を〜】
③ 中村 舜世さん 洛星高等学校2年 【外国人観光客とガイドをつなぐアプリ 今日からあなたも立派な観光大!?】
④ 三宅 茉莉さん 岡山県立矢掛高等学校2年 【渋沢栄一氏・地域活性化プロジェクト】
⑤ 大樫 蒼生さん 兵庫県立佐用高等学校3年 【山を開拓し、若者を呼び込むぞ~!】
⑥ 辺土名 綾月さん 沖縄県立那覇商業高等学校3年 【軽石シーサーでみんなを笑顔に】
⑦ 吉仲 貴紀さん 名古屋高等学校2年 【つなぐよ安心病院ネット~インクルーシブな医療を目指して~】
⑧ 周 恵那さん 順天高等学校 2年 【規格外オーガニック野菜の効率的活用システム】
⑨ 鈴木 眞央さん 福島県立修明高等学校3年 【ダリアで始める福島ブランド世界進出!】
⑩ 山路 菫さん 京都先端科学大学附属高等学校2年 【都市蜜源を有効活用せよ!!】
- グランプリは京都先端科学大学附属高等学校2年生の山路菫さん
グランプリに選ばれたのは、「都市蜜源を有効活用せよ!!」というビジネスプランを発表した山路菫さん。山路さんは、学校のテラスで養蜂を行い、採取したハチミツを販売した経験から、他の都市や住宅密集地でも養蜂が可能だと考え、学校・マンション・ビルの屋上での養蜂事業を立案しました。日本の食糧自給率の向上に貢献しながら、学校の生徒に食育やビジネス教育の機会を提供したいとの思いを発表し、見事グランプリを受賞。
渡邉美樹審査員長より、10人全員が本当にワクワクするハイレベルな発表の中で、実現に向けて少しずつ確実に行動を重ねてきた点が決め手になった、と選考理由が伝えられました。
- 準グランプリは郁文館高等学校3年生の吴彦祖さん
準グランプリに選ばれたのは、「Follow Your Dream(FYD)〜次世代型学童で外国ルーツの子どもたちに居場所を〜」というビジネスプランを発表した吴彦祖さん。外国にルーツを持つ子供たちの為に、留学生講師を中心とした日本語指導と交流会を行う学童保育事業を立案。既にワークショップ形式の学童を開催しており、そのなかで明確になった課題を改善する新たなビジネスモデルを発表し、準グランプリを受賞。
- 2023年度も「高校生みんなの夢AWARD4」を開催
「高校生みんなの夢AWARD3」にエントリーしてくれた高校生や教職員様からの要望を踏まえて、来年度も「高校生みんなの夢AWARD4」を開催いたします。公式HPで今年10月頃に情報公開予定しております。
目次
■開催報告書など資料のご請求・お問い合わせはこちら
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■公益財団法人みんなの夢をかなえる会
2010年にNPO法人として活動を開始。誰もが「夢」を持ち、「夢」を追いかけ、それによって一人ひとりが自らの持つ資質を磨き高め、生き生きと暮らすことで、「夢溢れ、『ありがとう』が飛び交う社会の実現」に寄与することを目的として設立。2014年に内閣府より公益財団法人として認可されました。「みんなの夢AWARD」という様々な企業の協賛や内閣府・文部科学省などの各省庁から後援を受けたイベントを中心に、夢を持ち、夢の実現を支援するための事業を行っています。
【所 在 地】東京都大田区羽田 1-1-3
【代表理事】渡邉美樹 【設 立】2010 年
【ホームページ】
公式ホームページ http://www.minnanoyume.org
みんなの夢AWARD https://yumeaward.org
高校生みんなの夢AWARD https://yumeaward.org/school/
ソーシャルビジネス学習プログラム https://yumeaward.org/social/