主にキッチン用品の製造・販売を行うKULASIFUL(東京都千代田区)は、2022 年 8 月 18 日(木)に大洗サンビーチキャンプ場(茨城県東茨城郡大洗町大貫町)にて、廃棄されるホタテの貝殻を起点とした環境改善の啓発活動を行います。この啓発活動を通して、日常の生活の中で気軽にできる環境改善の取り組みを多くの方々に知っていただき、環境保全に対する意識が向上するように努めていきたいと思っています。
目次
■キャンプ繁忙期にこそ、自然を第一に考えてほしい
昨今のキャンプブームも影響し、キャンプ場を利用される方が増えています特に夏休み・お盆の時期は1年の中でも繁忙期。キャンプマナーを知らないことが、環境破壊に繋がることもあります。例えば、昨夏には川でBBQの食器などを合成洗剤などで洗うなどの行為が取り沙汰されました。
毎年約20万トン廃棄されるホタテの貝殻は、焼成させることで環境に優しい洗浄剤(以下、ホタテパウダー)として活用できます。炊事場で使用する洗剤をホタテパウダーに置き換えるアクションから、環境保護の意識を持っていただきたく今回の啓発活動を計画するに至りました。
イベントを実施する大洗サンビーチキャンプ場では、以前よりキャンプのマナー・ルールや自然環境への配慮を示す冊子「キャンプの教科書」を通して、利用者に啓発を行ってきました。今回のイベントでは2社が共同となり、多くの方に“自然第一”の考え方を伝えていきたいと考えています。
■ホタテパウダー習慣でSDGsの取り組みに繋げる
2015年の国連サミットにて持続可能でよりよい世界を目指す国際目標としてSGDsが掲げられました。
廃棄されてきたホタテの貝殻を再利用することは、SDGsの17の目標のうち「飢餓をゼロに」「安全な水とトイレを世界中に」「つくる責任、 つかう責任」「陸の豊かさも守ろう」「海の豊かさを守ろう」「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に寄与することができます。
2021年、日本の水産物の輸出額1位はホタテ貝と発表されましたが、その一方で貝殻の廃棄量も膨大で、社会問題となっています。ホタテパウダーで貝殻が活用できれば、製造者や消費者の責任を果たせます。
また、貝殻埋立地では悪臭や地下汚染問題が生じています。貝殻の活用で、陸の豊かさを守ることもできるのです。他にも、普段使用している洗浄剤には界面活性剤が入っており、河川・海を汚染しています。普段の洗浄剤をホタテ貝由来に変えれば水質が改善し、川や海の豊かさを取り戻すことができます。
そして、陸・海の豊かさを取り戻せば、栄養のある食料のさらなる供給が可能となります。2021年には日本の年間食品輸出額が初めて1兆円を突破しました。ホタテパウダーが広まることで水産物や農産物などの食料をこれまで以上に生産・輸出できるはずです。これからも環境問題に取り組む皆様と密に連携し、国内外を問わずパートナーシップを築き上げていきたいと考えています。
このような思いから、弊社は夏休みやお盆のキャンプ繁忙期をきっかけにしてホタテパウダーを皆様に知っていただき、日常の習慣からSDGsの取り組みにつなげることを目指しています。
■ホタテパウダーにおける油汚れの洗浄効果
ホタテパウダーは水に溶かすと強アルカリ性の水溶液になり、酸性の油汚れの除去に最適です。
市販の洗剤には、地球環境や生態系に負担をかけてしまうものも少なくありません。一方、ホタテパウダーは天然成分100%で、水に溶けるとph12の強アルカリ水となります。アルカリは油汚れ・タンパク質の分解に効果的なので、排水管や河川をきれいにしながら自然に還ります。
■ホタテパウダーにおける野菜の洗浄比較
ホタテパウダーを水に溶かすことで、野菜表面に付着した不純物の剥離除去も可能です。表面の細菌などを除去することで野菜が長持ちするようになり、食味も向上するなど、様々なメリットがあります。
■サービス概要 「キャンプ場における環境改善啓発活動」の主な内容
・日時
8/18(木) 11:00-13:00
・場所
〒311-1311 茨城県東茨城郡⼤洗町⼤貫町1212-57
⼤洗サンビーチキャンプ場 「釜場・洗場」付近
・内容
ホタテ洗浄剤の貸し出し・実演
環境改善啓発チラシの配布
■事業概要
メーカー名:KULASIFUL
所在地:東京都千代田区神田須田町2丁目2番5号
代表者:小澤 智之
電話番号:03-6811-6990
URL:https://kulasiful.com