株式会社Beer the First(神奈川県横浜市)は、災害備蓄品である「乾パン」と「アルファ米」を使ったクラフトビール(麦芽比率の都合上、品目は発泡酒)を2022年8月31日(水)より横浜高島屋の備蓄食品活用フェアで先行販売します。
東日本大震災以降、地震や台風、豪雨や大雪など災害に備え、近年では街中でロングライフフードや災害備蓄品を見かける機会が増え、もしもの時のために備える人が増えてきました。
家庭だけでなく、自治体や企業も災害備蓄品を備蓄する一方で、災害用備蓄品は一定の期間をえる度に更新が必要となるため、そのまま廃棄を余儀なくされるケースも少なくありません。廃棄にならないよう、自治体や企業で職員・社員らに配布を行うところもあるものの、大量に備蓄している自治体や大企業などでは、災害備蓄品を職員・社員らに配布をしても余ってしまうのが現状です。
今回、株式会社Beer the Firstでは、廃棄間近の災害備蓄品をクラフトビール(麦芽比率の都合上、品目は発泡酒)へアップサイクルすることを試みました。
- 株式会社Beer the First
「自然とわたしに美味しい一杯」を目指し、日本各地の廃棄予定だった食材をクラフトビールへアップサイクルする事業を2021年に開始しました。
第1弾として、神奈川県の約40ブランド500種類以上の品揃えを誇るパンのセレクトショップ、横浜高島屋 地下食料品<Foodies’ Port2>「ベーカリースクエア」の、廃棄間近のパンを原料としたホワイトエールスタイルの「RE:BREAD」を、2021年8月18日(水)に横浜高島屋ベーカリースクエアと、和洋酒売場で販売を開始。閉店後の食品ロスを削減する環境に優しい1本となっており、本来使用する麦芽の23%をパンで代用しました。
※現在は、「RE:BREAD」の賞味期限ロングライフ化に向け販売を調整中。
また、東京都が掲げる、2050年までに食品ロス実質ゼロを目指す「『未来の東京』戦略ビジョン」及び「ゼロエミッション東京戦略」において、食品ロスの大幅な削減が期待できる先進技術の社会的実装を図るため、2022年6月に募集した「フードテックを活用した食のアップサイクル促進事業」に、株式会社Beer the Firstの「クラフトビールを活かしたアップサイクル事業」が採択となりました。
現在、東京都とアップサイクルの促進を進めています。
- 商品概要
■コンセプト
親指が緑色になるくらいに植物をいじっているところから「植物を育てるセンスがある」という意味で使用される「Green thumb」。その、親指が緑色になる様は、緑を増やしている象徴。私たちは、廃棄間近の食材をアップサイクルする事で、緑を増やしていく事を目指し、「”使用する食材の色” + ”thumb(親指)”」でそれを表現しています。
■商品説明
商 品 名 :White Thumb Rice
価 格 :715円(税込)
内 容 量 :330 ml
A V B :6%
賞 味 期 限 :240日
保 存 方 法 :常温
商 品 説 明 :”コールドIPA”ラガー酵母を使用したことでホップのフレーバーをより
強く感じることが出来る”IPA”。「アルファ米」を副原料に用いたドライでキレのある飲みくち。
※本来使用する麦芽の20%を「アルファ米」で代用しました。
商 品 名 :Brown Thumb Knapan
価 格 :715円(税込)
内 容 量 :330 ml
A V B :5%
賞 味 期 限 :240日
保 存 方 法 :常温
商 品 説 明:”ブラウンエール”ローストした麦芽のコクに副原料の「カンパン」から
来る香ばしさも感じるビアスタイル。マイルドで飲み飽きない飲みくち。
※本来使用する麦芽の10%を「カンパン」で代用しました。
- 売り場
購入可能店舗:横浜高島屋地下1階 Foodies' Port2 和洋酒売場(8/31~)
ECサイト :https://store.kashiwa.beer/collections/beer_pcs(9/7~)
※卸の問合せは、下記問い合わせまで
- 問い合わせ先
株式会社Beer the First
HP:https://beerthefirst.com/
メールアドレス:[email protected]
※取材、卸の問合せ、ビールへアップサイクルしたい食材のご相談は上記アドレスまで
担当者: 代表取締役 坂本錦一