JA直売所で余った農産物を東武東上線で輸送し池袋駅で販売する「TABETEレスキュー直売所」が、子ども食堂等を運営する株式会社大塚応援カンパニーと連携。農産物の一部を子ども食堂に無償提供する体制を実現

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JA直売所で余った農産物を東武東上線で輸送し池袋駅で販売する「TABETEレスキュー直売所」が、子ども食堂等を運営する株式会社大塚応援カンパニーと連携。農産物の一部を子ども食堂に無償提供する体制を実現のメイン画像

株式会社コークッキング・東松山市 ・東武鉄道株式会社・JA埼玉中央・大東文化大学・株式会社大塚応援カンパニー

株式会社コークッキング(フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」運営元)が東松山市、東武鉄道株式会社、JA埼玉中央、大東文化大学の5者が連携し運営する「TABETEレスキュー直売所」は2021年8月2日の本格運用スタートから1年が経ち、累計25トンの農産物の廃棄を削減してきました。
この取組をさらに進めるために、試行的に子ども食堂を運営する株式会社大塚応援カンパニーとの事業連携を行ってきましたが、この度、正式に本事業の連携先として迎えることとなり、6者連携での新たな食品ロス削減への取組を実施することとなりました。

 

JA直売所で余った農産物を東武東上線で輸送し池袋駅で販売する「TABETEレスキュー直売所」が、子ども食堂等を運営する株式会社大塚応援カンパニーと連携。農産物の一部を子ども食堂に無償提供する体制を実現のサブ画像1

 

  • 《TABETEレスキュー直売所の概要とあゆみ》

本取り組みは、東松山市周辺の5か所の農産物直売所で売れ残った農産物を株式会社コークッキングが買い取り、当日中に東武東上線 森林公園駅から列車で池袋駅まで輸送し「池袋駅 東武東上線南改札 券売機前」で大東文化大学の学生が運営に携わり、都心のお客様に再販売するものです。
2021年3月と2021年6月の合計2回の実証実験を経て、2021年8月2日から本格運用を開始しました。
各関係機関の役割は下記スキーム図のとおり。

 

JA直売所で余った農産物を東武東上線で輸送し池袋駅で販売する「TABETEレスキュー直売所」が、子ども食堂等を運営する株式会社大塚応援カンパニーと連携。農産物の一部を子ども食堂に無償提供する体制を実現のサブ画像2

JA直売所で余った農産物を東武東上線で輸送し池袋駅で販売する「TABETEレスキュー直売所」が、子ども食堂等を運営する株式会社大塚応援カンパニーと連携。農産物の一部を子ども食堂に無償提供する体制を実現のサブ画像3

 

  • 《株式会社大塚応援カンパニーとの連携の背景》

TABETEレスキュー直売所は2021年3月の実証実験開始から、農産物直売所で売れ残ってしまった野菜を生産者から買い取り、当日中に東武東上線で池袋駅まで運搬し、改札前で通勤客に販売することで食品ロスの削減に取り組んできましたが、その日の状況によりどうしても農産物が余ってしまうこともあり、農産物を余さず活用できる方法を模索していました。
この課題を解決するため、2022年6月から「OOC子ども食堂」を運営する株式会社大塚応援カンパニーへ試行的に農産物の寄附を開始しました。その中で受渡方法等の課題整理を行い、2022年9月15日から正式連携できる体制が整いましたので、ここに発表いたします。
 

  • 《株式会社大塚応援カンパニー顧問 伊藤一輝氏からのコメント》

初めまして、株式会社大塚応援カンパニー OOC子ども食堂 伊藤一輝と申します。
かねてから我々が行っていたひとり親家庭のお子さんたちにお弁当を無料で配布する『お弁当サポートプロジェクト』がお役に立てて嬉しく思っております。
TABETEレスキュー直売所でどうしても余ってしまった農産物(新鮮)を調理、お弁当として子どもたちの口へ届けております。
平日毎日50~80人前後にお弁当を渡しているので食材を余らせた事は一度もありません。
フードロス問題が解決でき、子ども達の笑顔を見ることができる今回の連携を非常に嬉しく思っております。
▷公式ホームページ:https://otsuka-ouen.com/
▷連絡先:代表電話番号 03-6356-5635
 

  •  《各社役割》

■東松山市/連携調整 
東松山市は、東武東上線で池袋駅まで最短44分という立地にありながら、緑豊かな自然が多く残り農業も大変盛んな市です。「TABETEレスキュー直売所」の取り組みにより市内農家の皆さんが丹精込めて作った農産物が、無駄にならずに皆さんの食卓に運ばれることを⼤変嬉しく思います。池袋駅をご利⽤の皆さんに、比企丘陵の美しい自然に囲まれて育った農産物をご賞味いただき、レジャーにも通勤にも“ちょうどいい”東松山を知っていただく機会になれば幸いです。是非お越しください。
▷公式ホームページ:http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp
▷連絡先:
協定に関すること:政策推進課 堀越( 0493-63-5031)
取組に関すること:商工観光課  小島 ( 0493-21-1427)

■東武鉄道株式会社/鉄道輸送・販売スペース貸し出し
東武鉄道では、「TABETEレスキュー直売所」の本格運用に伴い、旅客輸送に留まらない鉄道輸送サービスの活用方法として、社会貢献や地域活性化に取り組む特定の企業・団体等を対象に有料手回り品料金制度を新設しました。
当社が提供するサービスを活用することによって、食品ロスという社会課題の解決の⼀助となり、SDGsに貢献することを目指しています。
▷公式ホームページ:https://www.tobu.co.jp
▷連絡先:東武鉄道お客さまセンター(03-5962-0102)

■JA埼玉中央/農産物の提供等
JA埼玉中央は、名前のとおり埼玉県の中央に位置し、1市7町1村から成り立っています。中央部に東武東上線が、山添地域を沿うようにJR八高線がそれぞれ縦貫し、沿線の東松山市、小川町が商工業の中心となり市街地を形成しています。
近年では都心への通勤圏に位置していることから住宅化が進んできましたが、現在も田園風景、山村風景を色濃く残した緑の多い地域でもあります。管内は、平坦地域(川島町・吉見町)、丘陵地域(東松山市・滑川町・嵐山町・鳩山町)、山添地域(小川町・ときがわ町・東秩父村)の3つの地域に大別されます。平坦地域では、「米」「麦」「イチゴ」「イチジク」の生産が盛んで、県内でも有数の米どころとなっています。丘陵地域では、住宅化が進むなか「米」「麦」「花き」「のらぼう菜」などの農産物が生産されています。山添地域は、「和紙」「木工」といった地場産業が中心で、特産物として「クジャクソウ」「花桃」などが生産されています。世界中で注目されているSDGsを達成するための取組みとしても素晴らしいプロジェクトであり、携われることを嬉しく思います。
▷公式ホームページ:https://www.ja-sc.or.jp/guide
▷連絡先 生産販売課:市川 (0493-25-2551)

■大東文化大学/大学生の募集及び調整 
農産物の食品ロス削減の取り組み、SDGsの実践という共通目的のもとに、学部学科の垣根を越えて集まった学生たちが、レスキュー直売所の企画、運営オペレーション改善提案に留まらず、売上、利益などのKPIに対する数値進捗管理や、店長会にて数値改善に向けた全体方針の策定などを担っています。こうした一連の取り組みを任せていただくことで、各自がキャリアデザインを考える貴重な機会にもなっております。一人ひとりが農家の皆さんに思いを馳せて取り組んでくれることを望んでいます。
▷公式ホームページ:https://www.daito.ac.jp
▷連絡先:地域連携センター 大畑(03-5399-7399)

■株式会社コークッキング/TABETEレスキュー直売所運営
弊社では、フードロス削減アプリ「TABETE」を通じて、中食(持ち帰り)のお店や飲食店で発生する食品ロスの削減に取り組んでいます。この度、東松山市において“直売所で発生するロス”があると伺い、なんとかして農作物を美味しいうちに食べてもらえないだろうか、と協議・検討を重ねて「TABETE レスキュー直売所」の取り組みを実現することが出来ました。野菜を買い取って別の場所で再販するというシンプルな仕組みですが、日々の食品ロスを着実に減らすことのできる取り組みであると確信しています。池袋駅を利用する皆様に美味しい野菜を手にとって廃棄の危機から「レスキュー」していただければ幸いです。
▷公式ホームページ:https://tabete.me/
▷連絡先 篠田 [email protected](TEL:050-3503-4566)

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