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フェアトレード活動を通じた南アジアの生産者を支援
2022年9月に創立50周年を迎えた国際協力NGO「シャプラニール＝市民による海外協力の会」(東京都新宿区、代表理事・坂口和隆)は、この度、50周年記念のトートバッグを数量限定で発売しました。新商品は、列車のデザインなどで高い評価を得ているデザイナーの水戸岡鋭治氏のモザイク柄と障害のある人のアート・デザインを社会に発信するエイブルアート・カンパニーの作家によるイラストの2種類。これら商品は、シャプラニールのオンライン通販ショップ「クラフトリンク」で販売しています。https://craftlink.shop/
- モザイク柄が光る「水戸岡鋭治デザイン ジュートバッグ」
現在、東京都池袋の街を走る「IKEBUS（イケバス）」のシートにもあしらわれている水戸岡氏作品を代表するテキスタイル柄をプリントしました。遊び心あるモザイク柄は、懐かしくも新しいパターンです。書類やノートパソコンも入る使い勝手の良いサイズで、内側は防汚加工を施してあり、汚れがさっとふき取りやすくなっています。脱着可能なリボン付き。
水戸岡鋭治デザイン ジュートバッグ
◆50周年記念 水戸岡鋭治デザイン ジュートバッグ
価格：1,900円(税込)
素材：本体/ジュート 持ち手/ジュートコットン
サイズ：縦約30×横約40cm マチ約10cm 持ち手約50cm
撮影／白鳥真太郎
水戸岡 鋭治（みとおか えいじ）イラストレーター、デザイナー。
1947年岡山県出身。建築・鉄道車両・グラフィック・プロダクトなどさまざまなジャンルのデザインをてがける。なかでもJR九州の駅舎、車両のデザインは、鉄道ファンの枠を越え広く注目を集め、ブルネル賞、毎日デザイン賞、菊池寛賞を受賞。主なデザイン作品に、JR九州の新幹線800系、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」、西九州新幹線N700S「かもめ」等。
公共デザインにより広く社会貢献をしている水戸岡氏は、シャプラニールの理念に共感し、家族とともに寄付を通してシャプラニールを支援。今回の制作企画に協力しました。
- 表情豊かな人たちがほほ笑むイラストがジュートバッグに
シャプラニールの理念にも通じる、50周年の想いを込めた「人々を信じ、人々と共に」を、バングラデシュの公用語ベンガル語で「マヌシェル アスタェ マヌシェル パシェ」とプリントしています。エイブルアート・カンパニーの作家、佐々木英明氏が今回のために特別に描き下ろしたイラストは、手書きならではの曲線で人々の優しい表情が描かれています。
エイブルアート佐々木英明ジュートバッグ 村人 青
エイブルアート佐々木英明ジュートバッグ 村人 白
◆50周年記念 エイブルアート佐々木英明ジュートバッグ 村人
価格：1,700円(税込)
カラー：青／白素材： 本体/ジュート 持ち手/ジュートコットン ※内側に防汚加工あり
サイズ：縦約30×横約40cm マチ約10cm 持ち手約50cm
エイブルアート・カンパニー
2007年設立。障害のある人たちが表現活動を行うことで生きる尊厳を得ること、および障害のある人たちのみずみずしい感性あふれる作品を通して社会に新しい価値観を創ることを目的に活動。個性とユーモアに満ちたアート作品を社会に送り出している。
- 「ジュート」を通じたフェアトレード活動
2-3m程に成長するジュート
ジュート（黄麻）は麻の一種で、バングラデシュの特産物です。吸湿性、放湿性に優れ、燃やしても有毒ガスが出ず、土に埋めてもバクテリアによって分解されて自然に還る環境に優しい自然素材です。シャプラニールは、バングラデシュでジュート素材を使った商品を生産し日本で販売する活動を約50年間行っています。これは、社会的、経済的に弱い立場にある生産者・労働者に適切な料金・賃金を支払うことで生活水準の改善等につながる仕組みです。このような目的をもった活動は「フェアトレード」と呼ばれ、買い物を通した身近な国際協力として、国際目標「SDGs（持続可能な開発目標）」の達成にも貢献できる重要な活動となっています。
シャプラニールのフェアトレード活動「クラフトリンク」では、生産地にある身近な素材を使うことで、現地の文化や習慣を壊すことなく、生産者への持続的な支援を可能にしています。
また、シャプラニールは、10月10日を「ジュートの日」として、丈夫でエコな素材として注目されるジュート商品を通じてフェアトレードを推進しています。
- シャプラニールについて
支援が届きにくい「取り残された人々、課題」にアプローチ
“すべての人々がもつ豊かな可能性が開花する社会”を目指す国際協力NGO
1972年に創立された、特定の宗教、政治、企業、団体に属さない国際協力NGO。1. 子どもの今を支え、明日を守る 2. 災害に強い地域をつくる 3. 社会からの孤立を防ぐ 4. 市民同士のつながりを促す という4つの主な活動を通じて、バングラデシュやネパールといった南アジアと日本を中心とした社会や他の援助団体の支援から「取り残された人々」への支援や「取り残された課題」に取り組んでいます。
- 団 体 概 要
・団 体 名：認定NPO法人シャプラニール＝市民による海外協力の会
・所 在 地：東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
・代 表 者：坂口和隆（代表理事）
・創 立：1972年9月1日
・主な活動国：バングラデシュ、ネパール、日本
・主な活動内容：児童教育支援、児童労働の予防と削減、災害緊急救援・復興支援、在住外国人にかかわる取り組み、フェアトレード活動、開発教育および出版活動、スタディツアー等
・受 賞 歴：吉川英治文化賞（1985年）、毎日国際交流賞（1993年）、朝日社会福祉賞（2005年）、沖縄平和賞（2012年）、エクセレントNPO大賞（2014年）他多数
・職 員 数：日本：18名、バングラデシュ：13名、ネパール：6名
・公式サイト：https://www.shaplaneer.org/
