SDGs評価、1位はサントリー。上昇1位はヤクルト【飲料・食品】

0
587
SDGs評価、1位はサントリー。上昇1位はヤクルト【飲料・食品】のメイン画像

業種別SDGs評価が高い企業ランキング〈飲料・食品〉

株式会社ブランド総合研究所は国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」を実施。調査対象 全260社の結果のうち、飲料・食品業界グループのSDGs評価ランキングを紹介する。

SDGs評価、1位はサントリー。上昇1位はヤクルト【飲料・食品】のサブ画像1_​「あなたは各社がSDGs(持続的な開発目標)への取り組みをしていると思いますか」との設問に5段階で回答してもらった結果を加重平均し算出した​「あなたは各社がSDGs(持続的な開発目標)への取り組みをしていると思いますか」との設問に5段階で回答してもらった結果を加重平均し算出した

◆2位アサヒ、3位ヤクルトは前年から大幅アップ

 飲料・食品の業種グループはSDGs評価が高い企業が多い。260社のうち上位50位以内に飲料・食品業種に属する企業がおよそ3分の1にあたる17社も入っている。なお、30社平均では16.6点となっており、これは10の業種グループの中で一番高い値となった。

 同業種グループの中で最も評価が高かったのはサントリーで、260社全体では5位。「水と生きる」を企業理念としているだけあって、「6.安全な水とトイレを世界中に」では260社中3位となっている。

 2位のアサヒビールは前年の23位(210社中)から9位(260社中)へと大幅にランクアップ。ESG項目で「商品やサービスが信頼できる」が260社中で3位と高い。
 ちなみに、この項目で全企業中で1位は日清食品。同社のSDGs評価は前年は業界2位だったが、残念ながら今回は6位へとダウンした。NHKドラマ『まんぷく』での効果が少し弱まってきている可能性がある。
 また、同項目の2位はカゴメとなったが、ランキング上位のほとんどを飲料・食品業界が占めていることから、日本の食品に対して、消費者からの信頼はかなり高いことがわかる。

 3位はヤクルト。同社は前年度も調査対象であった210社のうち、前年からの伸びが最も大きかった。同社を「SDGsに本格的に取り組んでいる」と評価した人は10.9%で、前年の7.4%よりも増えており、点数は14.7点から19.3点へと大幅に増加した。また、対象企業全体での順位も58位から11位へとランクアップしている。

 同社は、2021年に発売した乳酸菌飲料『Y1000』が売り切れるほどの人気を博した。これは、乳酸菌によるストレス緩和などの効果を前面に打ち出した商品である。こうした消費者の健康につながる研究や商品が、その企業のSDGsイメージを大きく引き上げることにつながったと思われる。

 5位は味の素AGF。同社は徳之島でコーヒー生産支援プロジェクトを展開しているほか、バリューチェーン全体で持続可能な原料調達に取り組んでいる。

 そのほか、飲料・食品では伊藤園、キユーピー、キリンビール、ハウス食品、味の素、雪印メグミルク、日本コカ・コーラ、サッポロビール、森永製薬などが上位にランクインしている。

※当調査では「SDGsのゴール別評価」や「ESGイメージ(11項目)」「SDGs情報の入手経路」などについても、各企業の評価を数値化している。

【調査概要】

第3回企業版SDGs調査2022は、20歳以上の男女を対象に、2022年7月27日から30日にかけてインターネットで調査を実施し、各社1,000人(1人の回答者には10社について評価)となるように計26,000人の回答を集めた。不完全回答や信頼度の低い回答は集計対象外としたため、計22,554人を集計した。調査は各社のSDGs取組の評価、17ゴール別の評価、ESG活動の評価、情報入手経路などについての設問を設けたほか、各社の好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲などについての質問も設け、SDGs活動による各社の企業評価への影響度を分析した。

 

・調査方法   インターネット調査
・調査対象  47都道府県の登録調査モニター(20歳以上)から年代・性別に均等に回収
・総回収数  計26,000人 (各社1,000人となるように回収)
・有効回答数 計22,554人 (各社の回答者数は831~905人)
・調査時期  2022年7月27日~7月30日
・調査項目  SDGs認知: SDGsに関する認知度
       SDGs評価: SDGs取組評価、ゴール別評価、情報入手経路、ESG活動
       企業評価: 企業認知度、好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲
       回答者属性: 年齢、性別、婚姻、子供の有無、世帯年収、居住形態など

SDGs評価、1位はサントリー。上昇1位はヤクルト【飲料・食品】のサブ画像2

◆調査対象企業

全260社のうち、【飲料・食品】業種グループは以下の通り
サントリー、アサヒビール、ヤクルト、カゴメ、味の素AGF、日清食品、伊藤園、キユーピー、キリンビール、ハウス食品、味の素、雪印メグミルク、日本コカ・コーラ、サッポロビール、森永製菓、カルビー、山崎製パン、ロッテ、森永乳業、ニッスイ、カルピス、日清オイリオ、明治、キッコーマン、日清製粉、ネスレ日本、日本ハム、UCC上島珈琲、マルハニチロ、不二製油

SDGs評価、1位はサントリー。上昇1位はヤクルト【飲料・食品】のサブ画像3

 

調査結果をまとめた調査報告書をご用意しております。

詳細は、以下の特設ページをご確認ください。
特設ページ:https://news.tiiki.jp/Corpsdgs2022

<ブランド総合研究所の会社概要>
「都道府県・魅力度ランキング」など地域・自治体の評価指標として全国で利用されている「地域ブランド調査」を毎年実施する地域や企業の調査およびコンサルティングを行う専門企業です。同調査以外にも、地域ブランドに関する調査やシティプロモーションなどの戦略立案を実施しています。また、英国ギネスワールドレコーズの公式パートナーとして各地でギネス世界記録への挑戦サポートも行っています。
代表取締役社長の田中章雄は地域ブランドの提唱者として全国で地域ブランドに関する講演を行っているほか、地域ブランドアドバイザーとして全国各地の地域の活性化に取り組んでいます。

・本社            東京都港区虎ノ門1-1-20 虎ノ門実業会館3階(〒105-0001)
・代表者         代表取締役 田中章雄
・資本金         2500万円
・設立            2005年11月

<問合せ先(メディアおよび読者とも)>
株式会社ブランド総合研究所 (担当 摺木)
Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: [email protected]
特設ページ:https://news.tiiki.jp/Corpsdgs2022

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください