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9月24日(土) 住吉住宅集会所(大阪市住吉区)
こどもスマイリング・プロジェクト(助成:日本財団)は、多様な子どもたちに向け「職業体験型 食育プログラム」の提供を進めています。
この活動の一環として、9月24日(土)に本プロジェクトの趣旨に賛同する協力企業・国分グループ本社株式会社、株式会社セブン-イレブン・ジャパンと共に、「エシカル消費」について学ぶ体験型プログラムを開催し、大阪市住吉区の子どもの居場所活動団体に通う14名の小学生が参加しました。
コンビニエンスストアの店員さんに扮して商品陳列を体験したり、食品流通やエシカル消費についてのクイズに挑戦するなど、体験を交えた学習を通じて、食品ロスを減らす買い物の方法やエシカル消費について学びました。
参加した子どもたちからは、「買い物をする時は手前から取るようにします」「奥の商品から取らないように家族に言います」という感想が多くあり、食品ロス削減に対して、今自分ができることに気づく講座となったようです。
子どもの居場所団体の公益財団法人 住吉隣保事業推進協会の藤本真帆さんは、「今回は卸売業やコンビニエンスストアの仕事の背景を学ぶことができました。様々な職業を体験することが、子どもたちの将来につながってくれることを願っています。」と語りました。
こどもスマイリング・プロジェクトは、子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』の経験を届け、食品企業の様々な取り組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指し、こうした支援の輪を広げる活動を推進していきます。
- 【当日の様子】
第1部:食べ物がお店に並ぶまで
国分グループ本社株式会社社員から、食べ物がお店に届くまでの流れや、商品を集約しお店ごとに必要な量に分けて運ぶ卸売業の役割を説明しました。
続いて、賞味期限や消費期限などを確認して賢くお買い物することや、身近な食材を使って、栄養バランスのよい、簡単に作れるレシピを紹介しました。このレシピに出てくる食材は、教材として当日提供され、家庭で早速作ってみることができます。
第2部:エシカル消費が上手な人になろう
株式会社セブン-イレブン・ジャパン社員から、セブン-イレブンの秘密や環境への取り組みに関するクイズを出題。子どもたちは真剣な表情で答えていました。
セブン-イレブンのユニフォームを着用して、消費期限の近い商品を手前にして並べる体験や、消費期限の違う二つのおにぎりの食べ比べも体験し、自分にできるエシカル消費について実感を伴った学びがありました。
エシカルマスター認定書の贈呈
本日の講座を修了したこどもたちには、エシカルフードマスターの認定書と、教材の食品をお土産として贈呈しました。
「消費期限の近い商品から購入する」だけでなく、「好き嫌いなく残さず食べようと思った」「捨てられる食品がもったいない」といった感想を話す子どもたちもおり、エシカル消費を実践するきっかけを子どもたちに提供することができました。
- 【こどもスマイリング・プロジェクトとは】
子ども食堂等に通うお子様を中心に、エシカル消費に関する食育プログラムを実施し、子どもたちを支援するネットワークとのリアルとデジタルでの信頼関係を構築。
子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』などの経験を届け、食品企業の様々な取組への理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指します。
URL: https://www.k-smile-ring.jp/