”海の日”に静岡県熱海市からオンライン中継で祭の持続可能性と未来を考えるイベントを開催しました!〜全国から約70名がリアルタイム参加〜

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2021年7月22日13時〜16時15分

一般社団法人マツリズムは、2021年7月22日(海の日)に、「海の祭ismプロジェクト2020報告会〜持続可能な祭に向けて〜」を静岡県熱海市よりオンライン配信いたしました。当日はキーノートセッションに慶應大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 兼 慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長 前野隆司氏を迎え「ポストコロナ時代の祭の価値」について考察、海の祭紹介や海の祭ismプロジェクト報告を行うなど、約70名のオンライン参加者とともに開催いたしました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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当団体は2018年から『海の祭ismプロジェクト』に取り組み、全国の海の祭に触れ、その歴史や担い手の想いに魅了されてきました。一方、昨年から新型コロナウィルスの拡大により、全国の祭は危機に瀕し、喪失感と未来への不安に覆われている状況です。今年当団体が実施した全国調査では、約4割が「祭は今後開催されなくなるのでは」と心配する結果もありました。上記背景から、「海の祭」の魅力と可能性を感じてもらうと同時に、大好きな祭を未来につなげていくため、今何ができるのかを考えるイベントを実施いたしました。

イベント概要

・イベント名:海の祭2021 〜いま、これから〜(海の祭ismプロジェクト2020報告会)
 https://uminomatsuri2021.com/
・日時:2021年7月22日(海の日)13時〜16時15分
・配信会場:静岡県熱海市渚町7-5 マリンスクエア2階
・方法:YouTubeによるオンライン配信
・参加人数:約70名
・内容
 13:00〜13:15【オープニング】海の祭ismプロジェクト概要
 13:15〜14:00【基調講演】幸福学の第一人者と考える「ポストコロナ時代の祭の価値」
 14:00〜14:15【海の祭紹介】熱海こがし祭り
 14:15〜15:30【海の祭ismプロジェクト2020報告】
 ①海の祭体験プログラム ②海の祭開拓・取材 ③海の祭に関する調査
 15:30〜16:05【ディスカッション】大学生と考える「海の祭」と「祭の未来」
 16:05〜16:15【クロージング】

基調講演
「幸福学の第一人者と考える”ポストコロナ時代の祭の価値”」と題し、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授・慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長の前野隆司氏が「祭と幸せ」をテーマに基調講演を行い、当団体代表理事大原学と質疑応答を行いました。
このセッションの中で、前野教授から、祭りは「幸せの4つの因子」を満たす活動の一つとして説明がありました。

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海の祭「熱海こがし祭」の紹介と、海の祭ismプロジェクト2020報告
その後は、2018年に「海の祭体験ismプロジェクト」を当団体が初めて企画・実施した海の祭「熱海こがし祭」の担い手によるお祭り紹介、そして海の祭ismプロジェクト2020の報告会を行いました。

2020年度の海の祭ismプロジェクトでは、新型コロナウイルス拡大における社会情勢を鑑み、初のオンライン形式の海の祭体験プログラム(小学生向けに新潟県佐渡市の「琴浦精霊船行事」を題材にした探求型プログラム、大学生向けに石川県能登町の「とも旗まつり」を題材とした長期課題解決型プログラム)、コロナ禍における海の祭のオンライン取材、そして海の祭に関する全国調査の3つを主に行いました。それぞれの詳細や実施背景について報告するとともに、ポストコロナ時代における祭の価値や祭の未来に向けた提言を行いました。

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最後のディスカッションのパートでは、「海の祭の魅力」や「祭の未来」について、過去海の祭ismプロジェクトに参加した大学生が中心となって語り合い、これからの祭のあり方に対する提言が行われました。

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参加者の感想と今後について
アンケートではイベント参加者の80%以上が「海の祭の魅力がとてもよく伝わった!」と答えており、以下のような感想もいただきました。

Q. 今回のイベントを通して、「海の祭」についての魅力は伝わりましたか。

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<参加者からのコメント>
「祭りがどんな影響を人々に与えているかを分かりやすく知ることができました。ディスカッションでは、大学生の感じたこと、意見が聞けて良かったです。全日本人に聞いて欲しい内容です!」
「長く受け継がれているお祭りが今日まで残り、受け継がれてきた理由が明確になりました。お祭り4つの因子を満たして幸福を得られるお祭りは、生きていく上で必要な要素なんだと感じました。困難な状況も乗り越え、地域に残るお祭りを残し発展させ、後世に誇れるものになれば嬉しいですね。」

また、過去に海の祭ismプロジェクトに参加した大学生からは以下のような声も聞かれました。

「海は食やレジャーで恩恵を感じるが脅威でもある。祭りを通して海のありがたさを感じたり海について考え直すのだと思う。」
「海は生活と密接につながっている一方で、畏怖・畏敬の対象でもあることから神様の信仰が生まれた。海は文化そのものだと思う。」

<海の祭ismプロジェクト主催者総括>
海と暮らし、海とともに生きてきた日本人。日常生活で忘れてしまいがちだが、日本に5000以上存在する「海の祭」と触れることで、海に対する感謝の念、そして畏怖・畏敬の念が呼び起こされます。海の祭はその土地や人々と海の結びつきを呼び覚ます「記憶の再生装置」と言えるでしょう。マツリズムでは今後も海の祭の魅力を伝え、未来につないでいく活動に取り組んでいきたいと思っています。

団体概要
団体名称    :一般社団法人マツリズム
本社所在地 :東京都文京区本郷3-40-10 
電話番号    :050-5319-9350
代表理事    :大原 学
設立          :2016年11月
URL          : http://www.matsurism.com
活動内容  :「祭りの力で人と町を元気に!」をモットーに、地域の祭りの担い手を応援する団体です。担い手不足に悩み地域の祭りと都市部の若者や外国人をつなげ、祭り文化の次代への軽症と地域活性化に挑戦します。
Mission     :祭りの力で、人と町を元気に
Vision       :多様な人が混ざり合い支え合う感謝と受容の社会をつくる
 

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海の祭ismプロジェクト
地域における「祭」は楽しさだけでなく、土地の育まれてきた伝統・文化を継承し、生活する上で大切な地域コミュニティやつながりの核となる存在です。中でも海にまつわる祭りは大漁祈願や海上安全祈願のため、昔から私たちの生活に密接に関わってきました。次世代を担う若者や子どもたちが地域の人に混じって祭りを体感し、その「ism(本質的価値)」を感じることを通じて、海への関心を高めるムーブメントを起こします。https://matsurism.uminohi.jp/
 

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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。 https://uminohi.jp/
 

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