「ジャパン・ブルー」と呼ばれる藍色。
その風合いに魅せられて、染色の世界に飛び込んだ松崎陸さん。京都原産の「京藍」にこだわり、京都大原野の畑で藍を育て、布を染め、藍染作品を作るようになりました。京藍染師として地元・京都のブルー「京藍」の魅力を発信しています。
この度、engawa KYOTOにて松崎さんの作品展示とトークイベントを開催します。
- 京藍染師 松崎 陸
1990年京都に生まれる。22歳の時にNYで藍染に出逢い、帰国後に愛媛県西予市で養蚕から織り、和裁までを一 貫して学ぶ。その後、江戸時代から続く染め工房 染司よしおかへ入門。染色の技術を磨き、正倉院宝物の復元に携わる。染司よしおか独立後、天然染色ブランドGROMWELLを立ち上げ”土から始まり土へと還 る物づくり”をコンセプトに商品を製作する。同時に京藍の産地 京洛外(洛東・洛西・洛南・洛北)で大正時代に滅びた京藍を歴史の栽培方法(自然の肥料のみ)に則り洛西で復活させる。現在は、アーティストとしても活動。
- 藍染の魅力
藍染は飛鳥時代から続く日本の伝統染色。その魅力は「ジャパン・ブルー」と称される美しい蒼にあります。原料となる藍は阿波(徳島県)が一大産地ですが、かつては京都でも栽培され、最高級品として取り引きされていました。京藍は、色移りがしにくく、「京浅葱」と呼ばれた上品な淡い色合いが魅力です。
- THE KYOTO クラウドファンディングで多数の支援を獲得
最高級のジャパン・ブルーを次世代へ。京都・大原野に誰でも「京藍」に触れられる染色工房を建てたい
(2022年5月9日終了)
京都・大原野に新たに染色工房を作り、実際に京藍に触れてもらえるコミュニティを作ることで、京藍の魅力を次世代に発信していくことを目標として掲げ、THE KYOTOクラウドファンディングで支援を募りました。目標の154%を達成し、京都市西京区の大原野のにある「OHARANO STUDIO」に工房を併設しました。
プロジェクトページ:https://the-kyoto.en-jine.com/projects/kyouaizome
目標金額:100万円 達成金額:154万円(154%)
THE KYOTO クラウドファンディング:https://the-kyoto.en-jine.com/
- 「松崎陸 京藍染展」
“土から始まり土へと還る”
化学薬品や化学繊維は使用せず、自然の繊維と天然染色のみを使った「正藍染(しょうあいぞめ)」 を実践。地球と共生する事を考え、自然のサイクルに沿った循環型の物づくりをしています。自然のものだけで染められたその色は、深みがあり、優しい風合いの美しいブルーでもあります。
【会期】2022年11月7日(月)~11月11日 (金)
【会場】engawaギャラリー(京都府京都市下京区二帖半敷町647 オンリー烏丸ビル)
今回松崎さんの作品展示と同時に、京藍で染めた製品の展示販売も行います。
- 展覧会初日にトークイベントを開催
【日時】2022年11月7日(月) 17時30分~18時30分
【会場】engawa KYOTO(京都府京都市下京区二帖半敷町647 オンリー烏丸ビル)
【出演】松崎陸氏(京藍染師)/ 中田俊氏(職業不定)
【ファシリテート】鎌田峰明(THE KYOTO)
【テーマ】「京藍が生み出すソーシャルインパクト」
京藍染師 松崎陸さんによるトークイベントを開催します。大原野の染色工房のある「OHARANO STUDIO」を運営する松崎さんとごみの削減を通した実践型SDGs教育を推進する中田俊さん。京藍の魅力や循環型のモノづくりについて語ります。
【参加費】無料 ※事前登録制 (7日午前中にて締切)
【定員】20名 ※申込が定員に達し次第、受付を終了します。
【申込方法】engawa KYOTOホームページの問い合わせフォーム(CONTACT)に
「11/7 松崎陸トークイベント参加希望」と書いてお申込ください。
▼engawa KYOTOホームページの問い合わせフォーム(CONTACT)
https://form.run/@engawakyoto-inquiry2022
※イベントの様子はインスタライブによる中継を予定していますので、是非松崎さんのインスタグラムをフォローしてください。https://www.instagram.com/matsuzaki_riku/
【主催・企画】 THE KYOTO/engawa KYOTO