アデランス × JHD&C × 資生堂 医療用ウィッグ「wig+(ウィッグプラス)」を共同開発

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<毛髪でお悩みの方々への3者の思いを込めたウィッグ> ~アデランスと資生堂のノウハウをCSR/SDGs活動の一環として無償提供~

 毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charity(JHD&C=ジャーダック)(所在地:大阪市北区、代表理事 渡辺 貴一)、及び株式会社 資生堂(本社:東京都港区、代表取締役 社長CEO 魚谷 雅彦)と3者共同で、より自然な黒髪を表現するために人工毛髪を当社オリジナル配合比でブレンドした医療用ウィッグ「wig+(ウィッグプラス)」(販売価格55,000円/税込)を開発しました。2022年11月5日(土)午前10時より、JHD&C SATELLITE SALON(大阪市北区)のホームページ(https://jhdacsalon.com/)にて数量限定で販売を開始し、順次生産を拡大します。   

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 今回の共同開発は、一人でも多くの髪にお悩みをもつ方の力になりたいという3者の思いが一致してスタートしました。JHD&Cの取り組むヘアドネーション活動が広がりを見せる一方、現在も多くの子どもたちがウィッグの順番待ちをしています。また成人した後も後遺症に悩む方や、突発的な症状に悩まれる方もいらっしゃる背景を鑑み、今回アデランス及び資生堂が持つノウハウをCSR/SDGs活動の一環として無償提供します。

 「wig+」の開発にあたっては、JHD&Cが企画、当社が製造を担当し、資生堂トップヘアメイクアップアーティストの神宮司 芳子氏がヘアデザインの監修、そしてオリジナルのバングメソッドを活用したヘアアレンジの提案を行います。なお当社では、2015年3月からJHD&Cへの協力を開始し、2016年からはウィッグの製作協力も行っています。
 

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 また、本商品は医療用ウィッグと附属品の仕様について規定されているJIS規格「JIS S 9623」の規格要求事項に適合しており、日本毛髪工業協同組合が認証するJIS製品規格適合マーク「Med・ウィッグマーク」の使用が許諾されています(認証番号 JHA1506D002)。当社では、医療用ウィッグを必要とする患者様や医療関係者様に「安心」を提供してまいります。

<開発の経緯>

 NPO法人JHD&Cでは、ヘアドネーション(髪の寄付)によって製作した人毛100%の医療用ウィッグ「Onewig(ワンウィッグ)」を、18歳以下の髪にお悩みを持つ子どもたちに無償で提供しています。近年、ヘアドネーションの取り組みは大きな広がりを見せており、大人から子供まで様々な方が髪の寄付に参加しています。JHD&Cには全国から多くの髪の寄付が寄せられる一方で、オーダーメイド・ウィッグの製造には時間がかかるため、現在も210人※の子どもたちがウィッグを必要とし、待機リストに名を連ねています。そのため、「Onewig」は18歳までなら何度でも提供を受けられますが、待機している子どもも多いことから、「毎日使うので、洗い替えが欲しい」といった要望にも、すぐに対応するのが難しい状況です。

 また、JHD&Cには「19歳以上になってもリーズナブルで品質のよいウィッグを提供してもらいたい」といった声も寄せられています。そこで今回、JHD&Cの呼びかけにより、髪にお悩みをもつ方々が、自由で気軽にヘアスタイルを楽しんでいただけるウィッグとして、リーズナブルで高品質なウィッグをコンセプトに、3者共同開発による「wig+」が誕生しました。
※2022年10月26日現在

■『wig+(ウィッグプラス)』商品特徴

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▶ どなたでも扱いやすいボブスタイル

 「wig+」は“ジェンダーレスなウィッグ”をテーマに、年齢や男女の区別なく、どなたでもお使いいただける「ボブスタイル」のフルウィッグです。「ボブスタイル」は比較的アレンジのしやすいスタイルの一つで、ウィッグのカットに慣れていない美容師の方でも扱いやすいデザインとして採用しました。前髪と顔回りのアレンジがしやすいように、スキン(人工皮膚)と毛材1本1本の植え方にこだわっており、自然な生え際やつむじを実現しました。サイズはSとMの2種類をご用意しており、カラーは「自然な黒髪」の1色となります。

▶ 軽く、人毛と比べて速乾性のある人工毛髪をオリジナルの配合で採用

 ご自宅でも扱いやすいよう軽く、人毛と比べて速乾性のある人工毛髪(ポリエステル100%)をオリジナルの配合で採用しました。より自然に見えるように細い毛、太い毛、ツヤのある毛、ツヤを抑えた毛をブレンド。お湯で洗うこともできるため、汚れ落ちもよく、ウィッグを清潔に保つことができます。形状保持性が高く、シャンプー後は自然乾燥の後、簡単なブラッシングをしていただくことで、長くお使いいただけます。さらに、ドライヤーやヘアアイロン(130~150℃での使用を推奨)を使用して、ご自宅でスタイリングすることができます。

▶ 神宮司氏のバングメソッドに基づいたアレンジカット

 「wig+」は、資生堂トップヘアメイクアップアーティストの神宮司 芳子氏がヘアデザインの監修、そしてオリジナルのバングメソッドを活用したヘアアレンジの提案を行っています。オリジナルのバングメソッドとは、神宮司氏がサロンワークやクリエーション活動を通して発見、研究を積み重ねた「前髪と印象の法則」のことで、アレンジカットはJHD&C SATELLITE SALONや当社の病院内ヘアサロンなどでサービスを受けることができます。カットは全て、神宮司氏の講習を受けた理・美容師が担当します。

<『wig+』のアレンジ、カットができる理美容室>※有料のサービスとなります
▽アデランス 病院内ヘアサロン こもれび(全国35店舗)
https://www.aderans.co.jp/medicare/salon/

▽JHD&C SATELLITE SALON(大阪市北区)
https://www.jhdacsalon.com.

以下の美容室では、神宮司氏による「wig+」のアレンジ、カットができます。
▽シセイドウ パサージュ ボーテ(東京都中央区)※事前に電話予約が必要です
https://salon.shiseido.co.jp/passage_beaute/

<アレンジ例>神宮司氏の [オリジナルのバングメソッド]を活用したアレンジ例  ※画像はイメージ

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■資生堂トップヘアメイクアップアーティスト 神宮司 芳子氏 プロフィール

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 2002年、資生堂入社。資生堂の宣伝広告の他、モデルや女優のヘアメイクを多数手がける。2018年、資生堂美容室のエグゼクティブビューティーディレクターに就任し、サロンスタッフの育成やブランディングにも携わるかたわら、自身も精力的にサロンワークを行っている。また、がん患者さんへの「外見ケア」をライフワークとして取り組んでいる。美容業界最高峰の賞である「ジャパンヘアドレッシングアワーズ(JHA)」でグランプリを2度受賞。書籍の出版やセミナー講師など幅広く活躍。また自身の手芸好きを活かして、ハマナカ株式会社とコラボレーションし、ハンドメイドのヘアアクセサリーを使ったヘアアレンジを楽しむ「手芸ビューティー」を提唱している。1児の母でもある。https://hma.shiseido.com/jp/member/jinguji/

<神宮司 芳子氏からのメッセージ>

―いろんな髪型が個性として認められるように「髪がない」ことも個性として受け入れられる、そんな多様性を認め合える成熟した社会を目指したい。―

 私はこのジャーダック代表 渡辺貴一さんのメッセージに共感し、長年美容業界に携わってきた自身の経験や知識を活かし、様々な方にヘアスタイルをもっと楽しんでもらいたい思いから、今回のウィッグ開発に参画をしました。このウィッグは、分け目を簡単に変えられるフロント(顔周り)や、自然に見える生え際とつむじ、さらに耐熱ファイバーでアレンジがしやすいなど、アデランスさんと共に細部にまでこだわって開発をさせて頂きました。

 なりたいイメージやその日の気分など、日常の生活の中で誰でも簡単にヘアスタイルを楽しめる1つのツールとして、このウィッグを活用してもらえたらと思います。

■「wig+(ウィッグプラス)」商品概要

発売日:2022年11月5日(土)午前10時
サイズ:SサイズとMサイズの2種類
    サイズの詳細は商品ページよりご確認ください。
    https://jhdacsalon.com/wigplus/product/detail/0001
カラー:自然な黒髪
本体ネット:抗菌防臭加工
販売価格:55,000円(税込)
お取り扱い:JHD&C SATELLITE SALONのホームページ(https://jhdacsalon.com/

<役割分担>
・開発:アデランス、JHD&C、資生堂
・企画:JHD&C
・監修:資生堂
・製造:アデランス
・販売:JHD&C SATELLITE SALON
・お客様窓口:JHD&C

■株式会社 資生堂について

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 世界約120の国・地域で事業展開している化粧品メーカー。BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLDを企業使命としている。誰もが持つ「自分らしくありたい」という願いを、“化粧の力”でサポートする取組みとして、あざや傷あとの悩みに応える化粧品の開発や、がん治療などによる外見の変化に対する支援活動を行っている。

■特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charityについて

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 特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charity(JHD&C=ジャーダック、代表理事 渡辺 貴一氏)は、ヘアドネーション(髪の寄付)によって製作した人毛100%のオーダーメイドフルウィッグを、病気などでウィッグを必要とする子どもたちに完全無償提供している。2009年9月に設立以降、既に615枚(2022年10月26日時点)のウィッグを子どもたちにプレゼントしており、2021年11月には、髪の毛を切る人も、切らない人も、同じようにお迎えできるヘアサロンとして「JHD&C SATELLITE SALON」をオープン。
 

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■当社とJHD&Cの取り組みについて

 当社は「お子さまの髪の悩みを心の傷にしないために」をテーマに、病気やケガなどの理由でウィッグを必要とされるお子さま(4歳から15歳まで)へウィッグをプレゼントする「愛のチャリティ」を、創立10周年の1978年から開始し40年以上続けています。JHD&Cと当社の活動の目的が共通のものであると感じ、2015年3月からJHD&Cへの協力を開始し、2016年からはウィッグ(Onewig)の製作協力も行っています。

 

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