参加した子どもたちの100%が「地元の人にまた会いたい」と回答。他者・地域への関心・愛着を育む“シャッフルキャンプ”今夏、国内3拠点で実施

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〜あしたの寺子屋が北海道美幌町、青森県南部町、鹿児島県与論町、各地の寺子屋と共同で企画・運営〜

地域における子どもの世界を拡げる日常的な居場所をプラットフォーム化する株式会社あしたの寺子屋(本社:北海道札幌市、代表取締役:嶋本勇介)は、2022年7月〜8月にかけて「シャッフルキャンプ」を開催しました。「シャッフルキャンプ」とは、小学校から高校生の子どもたちが、居住地・年齢・考え方などが異なる多様な他者との交わり(=シャッフル)を通して、「物事への好奇心や他者に対する関心」や「自分に対する理解」を日常に持ち帰るキャンプです。25名の地域内外の子どもたちが参加し、実施後のアンケートでは参加者全員が「とても楽しかった」、「また行きたい」と回答しています。

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■開催レポート:

・北海道美幌町:https://onl.sc/Q9NbeEM
・青森県南部町:https://onl.sc/Kz58LtJ
・鹿児島県与論町:https://onl.sc/jnuCK3b

  • 要約

・2022年7・8月に小学生から高校生を対象にした“他者・地域への関心・愛着”を育むシャッフルキャンプを3地域で開催した
・開催の詳細と参加した子どもたちへのアンケート調査結果を取りまとめた報告書を公開
 

  • ​​シャッフルキャンプとは

<概要>

「シャッフルキャンプ」は、株式会社あしたの寺子屋が考案する宿泊型のオリジナルキャンプです。都市部で暮らす子どもたちと地方で暮らす子どもたちが、大自然でのアクティビティや地域の人との交流などを通して、「自分と全く異なるバックグラウンドを持つ人々や、物事に対して関心を持ち、理解しようとする姿勢」を育みます。
本キャンプは、子どもたちの学習体験設計のノウハウを持つあしたの寺子屋運営スタッフと、地元の寺子屋運営責任者が企画・運営します。子どもたちが新しい仲間と環境から刺激を受け、価値観や感性が育まれるとともに各地域が第二の故郷のような存在になることを目指します。

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※本プログラムは、内閣府「令和4年度関係人口創出・拡大のための中間支援組織の提案型モデル事業」の採択を受けて実施しました。

 

 

  • 開催背景にある社会の変化

コロナ禍の2年間で制限された学びや遊び。子どもたちの生活から本当に失われたものとはー。


新型コロナウイルス感染症の流行により、授業のオンライン化や外出の制限など、子どもたちの生活に大きな変化がありました。本来、子どもたちは、外部環境や他者との関わりのなかで、自分の立ち位置を認識し、社会との接点を見出しながら成長していきます。今経験できるはずだったことが経験できず、他者とのコミュニケーションが少なくなったことで、自分を表現したり、相手を理解する機会が減少しているという教育現場からの意見もあります。シャッフルキャンプによって、地域での体験活動と多様な他者との関わりの中から、今とこれからの社会の中で必要な学びを育むことを目指しています。
 

  • 3地域でのシャッフルキャンプの概要

【北海道美幌町】

-コンセプト:「北海道オホーツクの大自然で地球のツナガリを学ぶサマーキャンプ」
-日程:2022年7月29日(金)〜8月1日(月)
-参加者:小学3年〜中学1年生までの8名(東京都、神奈川県、千葉県、北海道からの参加)
-概要:
網走川を舞台に源流から海までを体感し、その学びをアウトプットで表現する3泊4日

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【青森県南部町】

-コンセプト:「人生を楽しくサバイブするためのきっかけを掴むサマーキャンプ」
-日程:7月30日(土)~8月2日(火)
-参加者:小学5年生〜中学3年生までの9名(北海道、東京都、千葉県、神奈川県、栃木県、愛知県からの参加)
-概要:
チームでの農業体験を通して食の大切さを学び、晩さん会を設えることで「ご馳走」の意味を考える3泊4日

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【鹿児島県与論町】

-コンセプト:「南島の自然と琉球の歴史、島人の魅力に迫るサマーキャンプ」
-日程:8月19日(金)〜8月22日(月)
-参加者:中学1年生から中学3年生までの8名(東京都、千葉県からの参加)
-概要:
マリンアクティビティや歴史・文化体験を通じて、島とそこに暮らす人の魅力に触れる3泊4日

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  • 開催結果 

<感性や価値観を育む学び>


居住地・年齢・考え方などの異なる多様な他者との交わり(=シャッフル)を通じて、「違いへの気付き」を得て、「他者・地域への関心・愛着」を育むことができました。

【学び1:違いに気付く】
住んでいる地域との生活環境や言葉の違いを体感し、それを相互に伝え合うことによって、様々な見方・考え方があることに気付き、違いや多様性を受容する経験をしました。

【学び2: 他者・地域への関心・愛着】
各地域で出会った他者(子ども・大人)や地域そのものに対する関心や愛着が湧き、「また会いたい」「また行きたい」という思いが強く育まれ、日常に戻っても思いを馳せる対象が増える体験になりました。

<アンケート調査結果>


参加した子どもたちへの実施後のアンケート調査で、全ての参加者が「とても楽しかった」、「また行きたい」と回答しています。

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<参加した子どもたちの声>(一部抜粋)


⚫ いく前は、友達ができるかとか飛行機にひとりで乗れるかとか、不安なことばかりだった。でも、1日目で友達になれて、新しい友達とはじめての場所でやったことないことができてとても楽しかった。4日目はほんとうに帰りたくないと思った。(小学5年生)

⚫みんなで協力して計画し、買い物に行ったり料理を作ったり、と実際に行動して晩さん会を迎えられて嬉しかった。また、その努力が形になって農家の方々、参加者全員が喜んでくれて嬉しい気持ちと、自分の自信がついた。晩さん会であったことを思い出すとついつい笑顔になるくらい、最高の思い出になった! (中学1年生)

⚫ 初めて行ったけど、こんなに優しい人達がいるところなんだと安心できる場所だった。農家さんにお世話になったことへの感謝を伝えたい。 (小学6年生)

⚫ 色々な場所から来ているからこそ、楽しく話せたし、それぞれの住んでいる地域の話をできたり、「あぁ、シャッフルキャンプに来て良かったなぁ」と何度も思った。(中学1年生)
 

  • シャッフルキャンプ運営責任者 阿曽沼 陽登(あそぬま きよと)コメント

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豊かな人生、豊かな社会とは何か―。それは「思いを馳せる」対象がたくさんあること、そしてそういう人びとがたくさんいる社会なのではないかと思うようになりました。テレビのニュースを見て、食卓に並ぶ食材を見て、たくさんの人の顔が思い浮かぶ。「非日常」から帰ると「日常」の景色が全く違って見える。そんな体験と「いい記憶」を参加した子どもたちに残すことができたのではないかと思っています。
 

  • 今後の開催について

今後も、あしたの寺子屋ではシャッフルキャンプの開催を続けてまいります。詳細は公式HPや公式SNSで随時公開いたします。 公式HP: https://ashita-terakoya.com/
 

  • あしたの寺子屋とは

あしたの寺子屋は、深刻な過疎化により​​教育の地域間格差の課題を抱える北海道で代表の嶋本勇介が2020年に創業しました。小学生〜高校生までの子どもたちの世界を拡げる一歩目を支援する居場所を、地域住民が複業型で立ち上げ・運営するためのノウハウとネットワークの提供により創出してきました。全国のカフェ・子ども食堂・公民館・ゲストハウスなどを活用した子どものための場づくりに留まらず、ICT活用によって学習機会を最大化させる現代の寺子屋です。これにより従来型の塾ではなく、様々な体験を子どもたち一人ひとりにあわせて提供しています。また、あしたの寺子屋では各寺子屋間での教材や事例共有などを積極的に実施し、寺子屋運営者のサポートも行っています。地域同士を繋げ、最大化させることで、閉鎖的になりがちな子どもたちの世界や可能性を拡げる事業を続けています。※全国14校、2022年11月1日時点
 

  • 会社概要

【会社名】 株式会社あしたの寺子屋
【代表者】 代表取締役 嶋本勇介
【設立】  2020年11月
【本社】  北海道札幌市中央区大通西3-6 北海道新聞本社ビル2F  SAPPRO Incubation Hub DRIVE
【公式サイト】開校者向け https://ashita-terakoya.com/  保護者/生徒向け https://corp.ashita-terakoya.jp/
【事業内容】
①オンライン教材とコーチングを活用した個別最適化した学びの基盤の提供
②各寺子屋での学習者と運営者への全国横断コミュニティ機能の提供
③ふるさと納税などを活用した公設民営モデルの研究と自治体への提唱
④地域おこし協力隊、UIターン等希望者定着のための開業準備講座の提供
⑤ゲストハウスやカフェと寺子屋などの兼業寺子屋モデルの研究と提唱

▼2022年は地方公共団体との協働によって、長期休業期間中の3~10日間を活用した中学生・高校生向けの教育プログラム「あしてらキャンプ」を複数地域で開催しています。

 

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