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フィリピンの中でも立場の弱い人々が暮らすマニラのゴミ集積場やナボタスのスラム街を訪れ、支援団体の活動をインタビュー。オンラインを通じてフィリピン支援の実際を感じられるイベントです。
認定NPO法⼈フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(所在地:東京都世⽥⾕区南烏⼭6-6-5-3F、代表:中島早苗)は、12月18日、当団体が20年以上にわたり継続的な支援を行っているフィリピンを訪れるオンラインスタディツアーを開催いたします。フィリピンの中でも特に困難な生活を送る人々が暮らすマニラ首都圏にあるゴミ集積場やマニラ郊外ナボタスのスラム地域を訪れ人々の暮らしに触れ、現地で貧困家庭の支援を行っている現地パートナー団体の活動についてレポート。コロナ禍で海外への渡航が難しくなっている現在、国際理解を深める機会を創出いたします。また、ツアー参加希望者で経済的な困難を抱える家庭に向けスカラシップ制度として機材の貸出を実施。また、東京都教育委員会、BumB東京スポーツ文化館による関連イベントとして、本スタディツアーを含めた3回連続講座のオプション企画が開催されます(中高大学生対象)。
イベント詳細:https://ftcj.org/we-movement/changemaker/onlinestudytour
- フィリピンの支援と暮らしに触れる~オンラインスタディツアー参加者募集
- 困難な生活を送る人々が暮らすゴミ集積場やマニラ郊外ナボタスのスラム地域を訪問
本オンラインツアーでは、20年以上にわたり、私たちフリー・ザ・チルドレン・ジャパンが支援しているフィリピンの活動地域へ参加者をお連れします。フィリピンの中でも最も立場の弱い人々が暮らすゴミ集積場やマニラ郊外ナボタスのスラム地域を歩き、支援先の方と話すなど、オンラインを通じてフィリピン支援の現在を感じられるイベントです。
現地には当団体代表中島が訪れ、通訳&案内人を務めます。
冬休み前に、お家からフィリピンの今をのぞいてみませんか?
- スカベンジャーとゴミ集積場
集められたゴミの中から使えるものを探し、それを売って生計を立てる「スカベンジャー」と呼ばれる人々がマニラのゴミ集積場付辺には多く暮らしています。ゴミ集積場の中には、「スモーキーマウンテン」と呼ばれ、フィリピンの貧困の象徴として世界中の様々なメディアに取り上げられてきた場所もあります。スカベンジャーの様子が国外に知られることを嫌った政府により1990年代後半にスモーキーマウンテンは閉鎖されましたが、周辺はスラム地域となり、いまもゴミ拾いで生計を立てている人が数多く暮らしています。
なぜこういった場所で暮らさなければならないのか、なぜ海外からの支援が必要なのか、現地の実際を見学し、考える時間を持ちます。
- ナボタスのスラム地域
マニラ近郊の港町、ナボタス。仕事を求めて地方から集まってきた人々が住み着き、大きなスラム街を形成しています。すでに2代、3代と住み続けている家族も多いこの町では、教育を受けられずに育った大人は日々の暮らしを保てるだけの賃金が得られず、その子どもたちも学校へ行かずに働かなければならないなど、貧困の連鎖が続いています。
貧困の連鎖を断ち切るには? 子どもたちに必要な支援とは? 現地の人々の暮らしに触れ、生の声を聞いていきます。
- 現地支援団体の活動をインタビュー
スラム街を訪れた後は、そんな地域で幼児教育や就学支援といった支援活動を行っている現地のパートナー団体が現在の活動について報告します。疑問や質問もぜひ投げかけてください。
- イベント詳細
フィリピン・オンライン・スタディツアー2022
2022年12月18日(日)14:00-17:00
参加費:500円(税込)
対象:小学5年生以上~おとな
※対象年齢以下でもご参加いただけます
最小催行人数 15名
申込期間: 11月7日(月)9:00~12月16日(金)22:30
イベント詳細・申込
https://ftcj.org/we-movement/changemaker/onlinestudytour
- スカラシップ(参加費助成)制度
「大東建託グループみらい基金」が、経済的に困難を抱えている家庭に暮らす参加者に向け、スカラシップ生としてプログラムの参加費を全額助成します。身近な社会問題に関心があったり、自分を変えたい!社会を変えたい!という想いを持った、困難な状況にある国内の子どもを応援するためのスカラシップ制度です。
スカラシップ制度 詳細・申込み
https://ftcj.org/freethechildrenprogram/japan/scholarship
- 関連イベント
- 東京と世界を繋ぐアクティブシチズンワークショップ(全3回の連続講座)
オンラインスタディツアーの経験をさらに深め、考える連続講座が実施されます。
オンラインスタディツアーを含めた全3回の連続講座で、1日目は世界の状況を俯瞰して、子どもたちが置かれた社会の現状について学びます。2日目にオンラインスタディツアーに参加し、フィリピンの現状を見学。3日目には、ツアーで知った課題について、世界と東京が抱える問題に結び付け、自分たちにできるアクションを考えます。小中高校生20名限定。東京都教育委員会、BumB東京スポーツ文化館主催。
詳細・申込み
https://ftcj.org/archives/33152
- 過去のスタディツアー
https://ftcj.org/archives/18481
- フリー・ザ・チルドレンのフィリピン支援活動
https://ftcj.org/freethechildrenprogram/area/philippines
- お申込み・詳しい内容・お問い合わせ
https://ftcj.org/we-movement/changemaker/onlinestudytour
- 認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
1995年、貧困や搾取から子どもを解放することを目的に、カナダのクレイグ・キールバーガー(当時12歳)に
よって設立された、「Free The Children」(2016年に「WE Charity」へ改名)のパートナー団体として
1999年に日本で活動を始めました。開発途上国での国際協力活動と並行し、日本の子どもや若者が国内外の問題に取り組み、変化を起こす「チェンジメーカー」になれるよう援助しています。現在、学校への出前授業・教材販売、貸出・フェアトレード商品販売・書き損じ葉書の回収・支援先の子ども達との文通プログラム・国内外での
ワークキャンプなどを主な事業としており、活動内容は公民・英語教科書などの学校教材に掲載されています。