水問題の構造的な解決に取り組むWOTA DBJをリード投資家として、シリーズB資金調達を実施

0
415
水問題の構造的な解決に取り組むWOTA DBJをリード投資家として、シリーズB資金調達を実施のメイン画像

DBJ新設の「DBJスタートアップ・イノベーションファンド」第一号案件としての出資を皮切りに、2023年3月までのエクステンションラウンドを継続

水問題の構造的な解決に取り組むWOTA株式会社(代表取締役 CEO・前田 瑶介、以下「WOTA(ウォータ)」)はこの度、株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長・地下 誠二、以下「DBJ(ディービージェイ)」)をリード投資家として、シリーズBにおいて計7社から第三者割当増資を実施しました。今後、2023年3月までエクステンションラウンドを継続する予定です。なお、今回のDBJからの出資は、DBJのスタートアップ支援、オープンイノベーション推進の強化の一環として設置された「DBJスタートアップ・イノベーションファンド」の第一号案件となります。

水問題の構造的な解決に取り組むWOTA DBJをリード投資家として、シリーズB資金調達を実施のサブ画像1

WOTAは、2022年5月に、包括的な水利用を可能にする世界初の住宅向け水再利用システムである「小規模分散型水循環システム」の実証に成功し、その商品化開発とそれを利用した水問題の構造的解決に関する合意形成に取り組んで参りました。2023年には、東京都利島村やカリブ海の島嶼国であるアンティグア・バーブーダでの社会実装を予定しております。今回の資金調達により、新たなリーダーシップ体制のもと、商品化開発と社会実装の更なる加速を目指します。

2030年に人類の40%が水不足に直面すると言われ(※)、先進国では上下水道の深刻な財政課題が顕在化する中で、水問題は人類社会全体において深刻な問題となっています。これらの問題の根本的な解決のため、水不足や人口変動に対する適応性の高い水インフラの新たなスタンダードの確立が急務となっています。こうした中、WOTAは、水インフラの新たなスタンダードとして、「小規模分散型水循環システム」の技術実証や事業化を促進しています。
※Water 2030 global water supply and demand model(IFPRI)

■WOTA 代表取締役 CEO 前田 瑶介 コメント

「今回のシリーズBでは、日本を代表する政府系金融機関に加え、WOTAの取り組みに賛同する水関連の事業会社の皆様より出資を受け入れました。「小規模分散型水循環システム」は、地球規模での水不足や人口の劇的な増減に適応し、人類の持続可能な水利用を実現するために不可欠です。今回の資金調達により、住宅向けの「小規模分散型水循環システム」の早期商品化を目指す当社の計画を劇的に加速させることができます。特に、国内では、DBJの持つ地域金融機関や自治体・官公庁とのネットワークの中でともに「小規模分散型水循環システム」を普及させ、水関連の事業会社の皆様とともに運用することで、上下水道の財政課題に取り組むことが可能となります。また、今回の資金調達を達成することができたのは、日本を代表する政府系金融機関や水関連の既存プレイヤーの皆様が国内外の水問題に大きな関心を持つと同時に、それを解決する新たな解決方法として「小規模分散型水循環システム」に大きな可能性を見出していることの表れだと考えています。」

■DBJ 日本政策投資銀行 業務企画部 イノベーション推進室長 竹森 祐樹氏 コメント

DBJは、スタートアップの創出・育成や、オープンイノベーションの推進に向け、資本性資金の供給を加速するとともに、顧客基盤を活用した中堅・大企業とスタートアップとの連携促進を図る方針を掲げています。かかる方針の中で、DBJは、WOTAの取り組みについて、水資源の偏在・枯渇・汚染によって生じている国内外の諸問題を解消する抜本的な手段となりうるという点で、我が国の経済社会の活力向上に資するものと評価したことから、「特定投資業務」の一環として設置した「DBJスタートアップ・イノベーションファンド」の第一号案件として出資をいたしました。

■シリーズB資金調達 出資先一覧

・株式会社日本政策投資銀行
・SMBC日興証券株式会社
・水ing株式会社
・株式会社MOL PLUS(商船三井CVC)
・共立ホールディングス株式会社
・新明和工業株式会社
・渡辺パイプ株式会社

■WOTA について

WOTAは、水問題の構造的な解決を目指す民間企業です。2014年の創業以来、地球上の水資源の偏在・枯渇・汚染によって生じる諸問題の解決のため、生活排水を再生し最大限有効活用する「小規模分散型水循環システム」及びそれを実現する「水処理自律制御技術」を開発しています。既に、2つの製品を上市し、日本国内において全国的に活用されており、災害時の断水状況下における応急的な水利用の実現や、公衆衛生の向上に寄与してまいりました。また、日常的な水利用を実現する「小規模分散型水循環システム」の実証に成功、来年度以降、国内外の自治体・政府等への導入が開始されます。
今後も研究開発とプロダクト普及を推進し、人類の持続可能な水利用のために、「小規模分散型水循環社会」の実現を目指しています。
詳細はこちら https://wota.co.jp

■株式会社日本政策投資銀行 DBJ について

DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様および社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、イノベーション活動への主体的な金融投資家としての貢献によって、今後ともスタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
詳細はこちら https://ww.dbj.jp/

◼️本リリースに関するご連絡先

WOTA株式会社 広報 [email protected]

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください