住友林業の植樹活動「奥松島自然再生ボランティア」に参加、育苗174本を提供ーー地域とともに行う植樹ー大津波被災跡地の防潮堤に防風林・自然再生

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住友林業の植樹活動「奥松島自然再生ボランティア」に参加、育苗174本を提供ーー地域とともに行う植樹ー大津波被災跡地の防潮堤に防風林・自然再生のメイン画像

株式会社KDDIエボルバ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:若槻肇、以下KDDIエボルバ)の障がい者雇用と地方創生に取組む農産物栽培拠点「幸 満つる郷 KDDIエボルバ 野蒜(以下 幸満つる郷)」は、住友林業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:光吉敏郎、以下 住友林業)が2022年10月に開催した『奥松島自然再生ボランティア』活動に、種子から育てたマルバシャリンバイの苗木174本を提供、植樹活動に参加いたしました。

なお、マルバシャリンバイの苗木の一部は、生息域外保全地に指定されている東松島市立宮野森小学校に継承、植樹までの3か月間、児童たちが育てたものとなります。

 

植樹活動『奥松島自然再生ボランティア』は、東日本大震災で被災、大津波被害をうけた宮城県東松島市野蒜海岸付近の湿地再生による観光復興を目指している市の要望をうけ、その一環として防潮堤へ植樹する住友林業グループの活動で2019年より本格的に開始しています。

第4回目となる本年は、地域の皆さま、宮野森小学校児童、東松島市役所、住友林業グループ、KDDIエボルバを含む東松島市内の生産者等の約200名が参加しました。海風が心地よい日和に恵まれた青空の下、準備運動、安全確認を行い、地域性植物930本(抵抗性アカマツ・クロマツ、マルバシャリンバイ、トベラ、ヤマザクラ)を植樹。また、これまで植樹した1,960本の苗木の生存率は90%以上となり、自然再生が進む喜びを参加者で分かち合いました。

KDDIエボルバは、住友林業グループが2017年から開始した「酸性度の高い土壌への植林に適した樹種の選定や植樹方法検討」のトライアル植樹活動より参加しています。地域に自生するマルバシャリンバイの種子を採取、毎年初春にビニールハウス内で発芽まで2か月管理後、成長に合わせてポットの植え替えを繰り返して3年かけて育苗を続けています。植樹活動には、酸性土壌への活着が見込める高さ15cm以上、葉や根の成長度合いが良好な苗木を選定し、これまでに約630本を納め、初夏の草刈りから参加しています。

住友林業の植樹活動「奥松島自然再生ボランティア」に参加、育苗174本を提供ーー地域とともに行う植樹ー大津波被災跡地の防潮堤に防風林・自然再生のサブ画像1_< 発芽まで約1年、東松島産のカキ殻を加工した酸性土壌改良材と住友林業緑化が生産した堆肥で育苗 >< 発芽まで約1年、東松島産のカキ殻を加工した酸性土壌改良材と住友林業緑化が生産した堆肥で育苗 >

植樹は多くのプロセスがあります。苗木の保護と生育に必要な下刈り、灌木類の除伐作業を終えたら、土を耕し、肥料を混ぜ、苗木を水に浸してから植樹用の苗木ポット※1に入れて植え込み、土を固めて草で根元を覆います。植樹エリアの野蒜海岸沿いは傾斜度が高いため、一つひとつの作業が大人でも重労働な中、児童たちも声を掛け合いながら取り組んでいました。

住友林業の植樹活動「奥松島自然再生ボランティア」に参加、育苗174本を提供ーー地域とともに行う植樹ー大津波被災跡地の防潮堤に防風林・自然再生のサブ画像2_< 植樹の様子、 中央・右:植樹3年目のヤマザクラ・トベラ >< 植樹の様子、 中央・右:植樹3年目のヤマザクラ・トベラ >

■幸 満つる郷 KDDIエボルバ 野蒜 について

~ダイバーシティ&インクルージョン、地域とともに成長する障がい者雇用創出と復興支援~

東日本大震災前の宮城県東松島市野蒜エリアは、豊かな緑と美しい海が広がる県内観光資源の名所でした。KDDIエボルバは、大津波被害を受けて居住禁止区域に指定されたこの野蒜に、地域の雇用創出と農産物栽培・販売、復興支援に取組む「幸満つる郷」を開所。以降、障がい者とアクティブシニアの雇用とともに、観光資源の再生に向けた県内外からの観光客誘致活動と農業体験イベントの開催、無農薬にこだわった動植物/自然環境保全・再生活動、高齢化が進む農家へのIT支援につながるスマート農業の実証等に力を注いでいます。

これらは、「SDGs未来都市」に選定された東松島市が目指す姿の一翼を担う取組みになっており、自治体・企業・団体・住民とのパートナーシップにより、農産物の販路を確保しながら活動を継続しています。

このたびの『奥松島自然再生ボランティア活動』は、豊かな自然の再生、地域自生植物の未来への継承という地元の方々の願いを実現し、また、海水浴場として人気のあった奥松島の観光資源再生にもつながる取組みにあると考えております。「幸満つる郷」は、今後も地域に根差した活動を通じて、東松島市の復興を支援してまいります。

(詳細:https://www.k-evolva.com/recruit/challenged/nobiru/

 

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KDDIエボルバは、今後も、本活動の参加により、幸満つる郷の活動拠点である野蒜地域の生物多様性保全・自然再生への貢献を目指してまいります。また、幸満つる郷は、地域の障がい者雇用を推進し、農産物栽培や販売、コミュニティイベント開催を通じ、東松島市の復興支援・地方創生に取組んでまいります。

●関連情報:2021年 第3回植樹活動『奥松島自然再生ボランティア』の様子

 

※1.奥松島自然再生ボランティア活動の植樹は、土の一部として分解される再生紙段ボールを使用した苗木ポットを利用しています。また、東松島市で養殖するカキの殻を混ぜた土と、住友林業緑化の農産事業部で生産した堆肥を入れて植樹することにより、酸性土壌からの影響を最小にし、苗木の生育保護につなげています。

・本リリース本文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。

​◎幸 満つる郷 KDDIエボルバ野蒜 の取組み・関連リリース

◎お問合せ先

■株式会社KDDIエボルバ について

  • 本  社      :〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト
  • 設  立      :1996年5月
  • 代表者       :代表取締役社長 若槻 肇
  • 資本金       :1億円 (KDDI株式会社100%出資)
  • 事業内容    :コンタクトセンターを中心としたBPO(Business Process Outsourcing)事業
  • 企業URL   :https://www.k-evolva.com/

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