リゾートホテルとして日本初、環境に配慮したダイビング・シュノーケリングの国際基準「グリーン・フィンズ(Green Fins)」の正式認定を取得

0
660
リゾートホテルとして日本初、環境に配慮したダイビング・シュノーケリングの国際基準「グリーン・フィンズ(Green Fins)」の正式認定を取得のメイン画像

沖縄・恩納村でのサンゴ礁保全活動をとおして最先端のエコリゾートへ

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(沖縄県恩納村、総支配人 シャーロット・ホットマン、客室数400室)は2022年11月9日、サンゴ礁を保全することを目的としたダイビング・シュノーケリングの国際基準「グリーン・フィンズ(Green Fins)」の評価をクリアし、正式認定を取得しました。日本のリゾートホテルとしては初めての正式認定となり、3ランク(ゴールド、シルバー、ブロンズ)の国際基準がある中で、現時点で認定を所持をする国内のダイビングショップ・施設の中ではトップとなる「シルバー」ランクを獲得しています。今回の正式認定は、20年ものサンゴ礁保全活動を継続してきた、来年開業40周年を迎える当リゾートにとって大きな一歩となります。

 

リゾートホテルとして日本初、環境に配慮したダイビング・シュノーケリングの国際基準「グリーン・フィンズ(Green Fins)」の正式認定を取得のサブ画像1_「グリーン・フィンズ」の正式認定を取得したANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(写真右奥)の周りにはサンゴ礁に守られた澄んだ海が広がる「グリーン・フィンズ」の正式認定を取得したANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(写真右奥)の周りにはサンゴ礁に守られた澄んだ海が広がる

「グリーン・フィンズ」とは、2004年に国連環境計画(UNEP)とイギリスのリーフワールド財団(The Reef-World Foundation)によりスタートした、サンゴ礁保全を目的とした取り組みで、環境に配慮したダイビングとシュノーケリングのガイドラインを制定・普及し、それを遵守しているダイビングショップ・施設の評価と認定を行っています。ダイビング・シュノーケリング業界にとって唯一の国際的な環境基準である「グリーン・フィンズ」には厳しい評価制度が設けられており、2004年の設⽴以来、世界14ヵ国・約700のダイビングショップ・施設で導入・認定実績があります。
沖縄本島のほぼ中央部の西海岸側に位置する、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートの所在地である沖縄・恩納村(おんなそん)では、観光資源のサンゴ礁を守るため、2018年7月21日に世界一サンゴにやさしい村を目指した「サンゴの村宣言」を行い、2019年には内閣府より「SDGs未来都市」に選定されています。2020年4月には、その取り組みの一環として、日本で初めて「グリーン・フィンズ」の導入を開始しました。これは世界で初めて自治体主導で導入をスタートした、画期的な取り組みです。これを受け、約20年前からサンゴ保全活動に取り組む当リゾートにおいても2021年6月に「グリーン・フィンズ」への参加を表明し、マリンアクティビティの管轄部署を中心にガイドラインの遵守と普及活動に取り組んで参りました。そして厳しい評価基準をクリアし、今年11月の正式認定の取得に至ります。アセスメントと呼ばれる評価時には、環境に与える影響度合いが点数化され、その水準によりランク付けが行われます。今回のアセスメントの結果、当リゾートは「シルバー」ランクを獲得。これは日本における現時点での最高評価となります。
 

  • ガイドラインに則ったANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートの取り組み

「グリーン・フィンズ」参画にあたり、マリンアクティビティに携わるスタッフ全員は講習会受講が必須となり、サンゴの生態についての学習も継続しています。この取り組みを正しく理解し、当リゾートへ訪れる方々に楽しみながらサンゴの海の素晴らしさを知っていただき、環境へ配慮することの大切さを広めていくことが私たちの使命と考えます。当リゾートでは主に以下の項目を推進しています。

リゾートホテルとして日本初、環境に配慮したダイビング・シュノーケリングの国際基準「グリーン・フィンズ(Green Fins)」の正式認定を取得のサブ画像2

・アクティビティ参加前のプレゼンテーション
・ガイドラインの掲示
・餌付けの禁止
・シュノーケリングツアーに参加をする際はライフジャケット着用を義務付け
・手袋を着用しないことの推奨
・サンゴ礁に錨を下ろさない
・船の係留ブイを使用する
・リーフセーフな日焼け止めの導入と使用の推奨
・スタッフによる定期的なビーチクリーン活動の実施

  • サンゴ礁保全に関する当リゾートのこれまでの取り組み

リゾートホテルとして日本初、環境に配慮したダイビング・シュノーケリングの国際基準「グリーン・フィンズ(Green Fins)」の正式認定を取得のサブ画像3

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートでは、2003年から沖縄県内外の企業が協力して恩納村のサンゴ保全活動を行う「チーム美らサンゴ」の立ち上げに携わり、2005年からはサンゴの天敵であるオニヒトデの駆除作業と水中のクリーン活動、サンゴの苗の植え付けを行っています。2019年からはサンゴの苗づくり体験を商品化し、参加費の一部をサンゴの保全活動へ寄付するプログラムを企画し、今まで多くのお客さまに参加いただいています。

  • 【総支配人 シャーロット・ホットマンのコメント】

「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートは1983年に恩納村で開業し、来年で40周年を迎えます。観光業に携わる当リゾートは、恩納村の豊かな自然環境に多大なる恩恵を受けており、自然との共存、そして環境に配慮した体験の提供が不可欠だと考えます。『グリーン・フィンズ』の導入は、私たちスタッフだけでなく、お客さまも一緒に自然保護に貢献いただける貴重な機会だと捉えており、スタッフによるサンゴ礁保全に関する話を熱心に聞いてくださっている姿を見て、お客さまの環境問題に対する意識の高まりを日々体感しています。豊かな自然あふれる社会を持続可能なものにするために非常に重要な取り組みであり、また付加価値の高い上質な体験を私たちが提供し続けることにより、恩納村が目指す、国内外の観光客に選ばれ、そして再訪される、サステナブルツーリズムの実現に繋がると確信しています。年間約28万人ものお客さまを迎える当リゾートが、恩納村エリアのリゾートホテルに先駆けてこの価値ある取り組みに参画し、正式に認定を受けたことは大きな意味を持つでしょう。今回の認定を誇りに思い、さらに上のゴールドランクの取得に向け邁進してまいります。そして引き続き、環境にやさしい世界水準のエコリゾートを目指します。」

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートでは、今後も自然環境にやさしい持続可能な地域づくりを推進している恩納村と連携し、「グリーン・フィンズ」ガイドラインの遵守をはじめ、積極的な啓発活動やその他の環境保全施策をとおして、世界中の方々に選ばれる最先端のエコリゾートを目指してまいります。

  • 万座沖のサンゴの現状

当リゾート敷地内にある万座ビーチには、遠浅の美しいサンゴ礁が広がっています。しかし、1996年にはオニヒトデが大発生し、1998年に起こった世界的な海水温上昇で、万座沖のサンゴも大きな打撃を受けました。この状況を打破するために、村や恩納村漁協による様々なプロジェクトが進められ、2010年以降はゆるやかに回復しています。プロジェクトの柱となるのがサンゴの養殖・植え付けです。サンゴの断片を個別に成長させることにより数を増やすこの手法は、早く増殖できる反面、遺伝的多様性が低いという懸念事項がありました。しかし、村内にある沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究ユニットによるゲノム解析の結果、養殖サンゴの遺伝的多様性は天然サンゴと変わらないレベルだと発表されました。このような村全体でのサンゴ礁再生の取り組みにより、恩納村のサンゴは徐々に元気を取り戻しつつあります。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートについて
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(沖縄県国頭郡恩納村字瀬良垣2260、客室数400室、098-966-1211)は国立公園で沖縄有数の景勝地でもある万座毛をのぞみ、2009年4月にインターナショナルなラグジュアリーリゾートとして大規模なリニューアルを実施し、ロビーエリアから客室にいたるまで海をイメージに、白とブルーを基調としたモダンで爽やかなインテリアで統一しました。また、2018年に誕生したクラブインターコンチネンタルラウンジでは、パーソナルなワンランク上のサービスをご提供いたします。地元を知り尽くしたコンシェルジュのサービスや、便利なリゾートセンターで、リゾートでの多様な過ごし方をご提案し、お客さまの充実した滞在をサポートします。
https://www.anaintercontinental-manza.jp/
Instagram 公式アカウントhttps://www.instagram.com/ana.ic.manza.beach.resort/
Facebook 公式アカウントhttps://www.facebook.com/ANAInterContinentalManzaBeachResort

インターコンチネンタル®ホテルズ&リゾーツについて: 
インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツは、75年を超える歴史で得た知識を活かし、その土地ならではの魅力をご体験いただける旅をご提供しています。インターコンチネンタルならではの優雅な旅をお楽しみください。充実したアメニティと、さりげない心づかいが感じられる上質なサービスが、グローバルで洗練された旅を実現いたします。お客様ひとりひとりに合わせたきめ細やかなサービスによる心のこもったおもてなしで、優雅で心地よいご滞在をご満喫ください。また、インターコンチネンタル® アンバサダープログラムと最上級の特典が付いたクラブインターコンチネンタル®を通して、特別なサービスをお届けしています。旅慣れたお客様のご滞在が豊かで発見に満ちたものになるよう、ほかでは味わえない特別なご体験など、その土地ならではの魅力をご紹介しています。詳細は、ブランド公式サイトwww.intercontinental.comその他SNSサイトwww.facebook.com/intercontinental www.instagram.com/intercontinental をご覧ください。 

IHGホテルズ&リゾーツ / IHG・ANA・ホテルズグループジャパンについて:
IHG ホテルズ& リゾーツ  [LON:IHG, NYSE:IHG (ADRs)]は、True Hospitality for Goodを提供するグローバルホスピタリティーカンパニーです。

下記の18ホテルブランドを展開し、世界100ヶ国以上に約6,000ホテルを有し、1,800軒超のホテルが開発中となっています。
また、IHGワンリワーズは、世界最大級のロイヤリティプログラムで、様々な特典をお楽しみいただいています。

・ラグジュアリー&ライフスタイル: シックスセンシズ ホテルズ リゾーツ スパ, リージェント ホテルズ&リゾーツ, インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ, ヴィニエット コレクション, キンプトン ホテルズ&レストランツ, ホテル インディゴ
・プレミアム: vocoホテルズ, HUALUXE ホテルズ&リゾーツ, クラウンプラザ ホテルズ&リゾーツ, EVEN ホテルズ
・エッセンシャルズ: ホリデイ・イン ホテルズ&リゾーツ, ホリデイ・イン エクスプレス, avid ホテルズ
・スイーツ: Atwell スイーツ, ステイブリッジ スイーツ,  ホリデイ・イン クラブバケーションズ, キャンドルウッド スイーツ
・エクスクルーシブパートナーズ: イベロスター ビーチフロント リゾーツ

InterContinental Hotels Group PLCは、グループの持株会社で、英国に設立、英国およびウェールズで登録されています。世界中のIHGのホテルとコーポレートオフィスには、約325,000人の従業員がおり、日々世界中のお客様をお迎えしています。

日本国内では、2006年12月に、IHGとANAの業務提携によるジョイントベンチャー会社、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンを設立。
2022年9月現在、6ブランド(インターコンチネンタル、キンプトン、ANAクラウンプラザ、ホリデイ・イン及びホリデイ・インリゾート、ホリデイ・イン エクスプレス、ホテルインディゴ)、44ホテル、12,000室超を展開しています。

今後もvoco大阪セントラル、ホテルインディゴ東京渋谷、リージェント京都の開業を予定しており、日本においてもIHGホテルズ&リゾーツは拡大をし続け、更なる旅の選択肢を皆様にお届けしてまいります。

IHGグローバルサイト: www.ihg.com/hotels/gb/en/reservation
IHGワンリワーズアプリ: Apple App
IHGワンリワーズアプリ: Google Play store
IHGニュースルームサイト: www.ihgplc.com
LinkedIn:   https://www.linkedin.com/company/ihghotels&resorts/
Facebook: https://www.facebook.com/IHGCorporate/
Twitter:      https://twitter.com/IHGCorporate
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン公式ウェブサイト: www.anaihghotels.co.jp

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください