室内空気質の影響、オフィスにおける香り活用で産学共同研究

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室内空気質の影響、オフィスにおける香り活用で産学共同研究のメイン画像

C.H.C.システムが東京電機大、東海大と各3年間、社会課題の解決めざす

建築設備施工と関連機器開発・製造のシー・エイチ・シー・システム株式会社(以下C.H.C.システム、所在地:東京都町田市中町1-25-9、代表取締役社長:渋谷俊彦)は、東京電機大学未来科学部建築学科(東京都足立区)、東海大学建築都市学部建築学科(神奈川県平塚市)とそれぞれ共同研究を開始しました。いずれも期間は3年間。東京電機大とは「室内空気質が居住者に与える影響」、東海大とは「匂いセンサーを用いたオフィス空間における香りの活用および計画の手法」について、社会課題の解決につながる新たな知見とサービスの獲得を目指します。

 

室内空気質の影響、オフィスにおける香り活用で産学共同研究のサブ画像1_左から、東海大学 山川教授 当社代表 渋谷 東京電機大学 西川准教授左から、東海大学 山川教授 当社代表 渋谷 東京電機大学 西川准教授

  • ​​共同研究にあたって

東京電機大は西川雅弥准教授の研究室と、また東海大は山川智教授の研究室と、それぞれ共同研究の契約について合意しました。C.H.C.システムは有望な研究者と繰り返し議論し、ビジョンや志を共有したうえで社会課題の解決につながる研究に挑戦することを重視しています。

  • 経緯と目的

二酸化炭素(CO2)濃度、温度、湿度、におい値、オゾン濃度の室内空気質(IAQ=インドア・エア・クオリティー)については、とくに中小規模施設で劣悪なケースがあり、健康被害も報告されています。東京電機大との研究では、設備設計や空調・換気設備、脱臭装置の運転状況、室内使用状況などを詳細に分析して居住者に与える影響を科学的に解明し、IAQ改善に向けた道筋を示します。一方、東海大との研究では、匂いのレベルによって在室者の生産性や作業効率性がどのように変化するかを調査し、オフィスや教室といった空間における匂いの制御方法、換気設備・脱臭装置などの運用方法の最適な提案につなげます。これまで室内の匂いを定量的に表す技術はありませんでしたが、廉価で精度の高いセンサーを開発できたことから、建物空間における匂いをデザインできるようになりました。生産性を高める匂いレベル探求は、働き方改革の一環としても注目を集めることと思われます。
 

  • CHCグループの強み

CHCグループには建設会社のシステム・ハウジング建設株式会社、建築設計事務所のティー・ツー・ピー・アーキテクツ株式会社があり、「省エネルギーと快適空間の創造」に力を注いでいます。C.H.C.システムはIAQを計測できるさまざまなセンサー・コントローラーを開発・販売しており、2022年夏にはIoT拡張モジュール(無線ユニット)で常時遠隔監視して、データが基準値を外れた場合、スマートフォンやパソコンにアラームで知らせるとともに具体的な改善策を提示し、それでも改善しない場合は現地調査を行うサービス「Ultimate IAQ」を始めています。大学との共同研究成果は、こうした商品開発に生かしてまいります。

(ご参考)
【シー・エイチ・シー・システム株式会社の概要】
・設立=1979年(昭和54年)4月1日
・資本金=1億円
・事業内容=総合設備・エンジニアリング、空調・環境機器と洗面設備・機器の開発・製造・販売
・本社所在地=東京都町田市中町1-25-9
・電話番号=042-728-6660
・ファクス=042-722-2334
・URL=https://group.chcsys.net/

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