グループ会社から回収した使用済み食用油もバイオ燃料の原料に活用
また、サステオディーゼル燃料導入と同時に、東京クリアセンターのグループ会社である株式会社アルフォ(大田区城南島:生ごみ飼料化施設)から回収した使用済み食用油を、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下、「バイオ燃料製造実証プラント」)においてバイオ燃料を製造する際の原料の一部として使用いたします。
サステオディーゼル燃料は、使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下「ユーグレナ」)等を原料に使用し、車両自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料です。サステオディーゼル燃料は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出しますが、使用済みの食用油の原材料である植物も、微細藻類ユーグレナも、成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。
東京クリアセンターは、環境の保全と資源の有効利用に配慮した廃棄物処理サービスの提供を行っており、回収業務をはじめ、廃棄物のリサイクル提案や地域の環境保護活動に取り組んでおります。ユーグレナ社が宣言した「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN』宣言に賛同し、リサイクル資源回収時に発生するCO2削減対策として、サステオディーゼル燃料の導入を決定いたしました。
一方、ユーグレナ社は、バイオ燃料製造実証プラントで製造するサステオディーゼル燃料の供給を2020年、サステオジェット燃料の供給を2021年から開始しています。バイオ燃料を使用する企業や自治体数は拡大しており、さまざまな車両・船舶・飛行機で利用が開始されています。
東京クリアセンターとユーグレナ社は、地球環境に配慮した活動を推進し、持続可能な地球社会の実現を目指して取り組んで参ります。
●『GREEN OIL JAPAN』宣言について
ユーグレナ社は、2018年10月のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機に、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を宣言しました。ユーグレナ社のバイオ燃料製造実証プラントで製造したバイオ燃料を陸・海・空における移動体に導入し、そして2030年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本中に広げることで、バイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げています。目標実現を通じて、SDGs「GOAL7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」「GOAL17:パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献します。
ユーグレナ社では、『GREEN OIL JAPAN』宣言に賛同し、バイオ燃料の利用、原料の供給や普及をともに推進する協力企業・団体等(輸送関連、飲食関連、地方自治体など)を募っています。
『GREEN OIL JAPAN』宣言 HP:https://euglena.jp/greenoiljapan/
『GREEN OIL JAPAN』に関するお問い合わせ:https://www.euglena.jp/contact/b09/
<株式会社東京クリアセンターについて>
1978年6月に操業を開始し、東京都23区全域と川崎市の一般廃棄物及び関東圏(1都6県)の産業廃棄物の収集運搬、ならびに産業廃棄物の処分を一貫して行っている。また、グループ会社である株式会社アルフォでは、東京都が推進するスーパーエコタウン事業に参画する企業として、厨房や食堂等から排出された食品系の廃棄物を飼料原料としてリサイクルしている。
株式会社東京クリアセンター http://www.tokyoclear.co.jp/
株式会社アルフォ http://www.alfo.co.jp/
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産したユーグレナ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っている。2012年12月東証マザーズに上場。2014年12月に東証一部市場変更。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp