米粉の焼き菓子や甘酒を使ったジェラートなどを通じて、お米の新たな楽しみ方を発信するブランド「田田田堂」(運営元:株式会社ハニーマザー/兵庫県神戸市御影)は、兵庫県産の有機ミズホチカラ(転換期間中)の製菓・製パン用米粉を新発売します。農作物が有機JAS認証を獲得するには、農薬や化学肥料を使わない有機農業に転換してから約3年の移行期間が必要で、それが生産者にとってひとつのハードルとなっています。今回の取り組みには、生産者がそのハードルを乗り越え、安心して環境配慮型農業に取り組めるよう、転換期間中もメーカーが買い支えようという思いが込められています。
- 商品紹介
ご家庭でのお菓子・パンづくりに
「有機米粉」ミズホチカラ( 製菓・製パン用)(転換期間中)1kg
多用途に利用可能な品種として九州で開発された「ミズホチカラ」。通常のうるち米に比べて粘りが少なく、現在では製菓・製パン用の米粉に多く活用されています。ミズホチカラで焼いたパンは膨らみがよく、腰折れ(焼成後変形)も少ないのが魅力です。田田田堂は、パートナー生産者である兵庫県多可郡多可町の「藤岡農場」との二人三脚で、国内でまだほとんど例がない有機JAS基準のミズホチカラ栽培の輪を広げ、より健やかな土壌を次世代につないでいく一助になりたいと考えています。
転換期間中有機農作物とは
有機・オーガニック農作物の目印として農林水産省が定める「有機JAS認証」は、3年以上(米など一年生作物の場合は、種付け前2年以上の間)、農薬や化学肥料を使っていない圃場で、遺伝子組換えの種苗を使わず栽培されたものに対して与えられます。一方で、その基準には満たないまでも、有機農業に転換してから最初の収穫前1年以上の間、有機的管理をされているものに対しては、「転換期間中」の明記を行うことを条件に有機JASマーク表示が許可されています。
- 「田田田堂―たたたどう―」について
「この国の風土がくれた贈りもの、お米をもっと自由に、おいしく、楽しく」を合言葉に、お米の新たな楽しみ方をモノ・コトで発信するブランドとして2022年春に誕生。生産者との顔の見える関係を背景に、生産者と消費者とブランドの「三方よし」の関係をつくることで、稲作文化の持続可能性を応援することが「田田田堂」の願いです。
https://tatatado.jp/
- 株式会社ハニーマザーについて
「明日をつくる食と暮らし」をコンセプトに掲げ、食品輸入販売業と、オリジナル食品・雑貨の企画製造販売業を軸に、現在「ハニーマザー」「田田田堂」という2つのブランドを運営。
まだマヌカハニーが日本にほとんど流通していなかった1998年に神戸にて創業。「家族に安心して食べさせられるもの」という選択基準で、ニュージーランド産マヌカハニーやはちみつ、オーガニックティーなどを輸入販売してきました。
2014年からは、プラントベース(動物性食品不使用)の料理教室をスタート。2017年には乳・卵・小麦・白砂糖不使用のスイーツ製造販売にも取り組み始めました。アレルギーに悩む方やグルテンフリーを実践されている方、環境意識などさまざまな理由から動物性食品を口にしない方も増えている中、誰もが分かち合える「垣根のないおいしさ」を大切にしています。
https://honeymother.jp/