東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、このたび、株式会社レノバ(社長:木南 陽介、以下「レノバ」)との再エネ需給調整サービス(*1)を活用した電力購入契約(*2)(以下「本契約」)に基づき、太陽光発電の電力と非化石価値の買取を開始しました。
東京ガスは、三重県四日市市と三重県名張市にレノバが新設した4ヶ所の太陽光発電所(合計設備容量:約375kW)の電力を買い取ります。買い取った電力および環境価値は、RE100(*3)に加入するなど環境意識の高いお客さまなどにお届けします。
両社は、本契約に基づき、今後2023年度末までに最大13,000kWの取引を計画しており、順次取引を拡大していく予定です。今回はその第一弾となります。
今後も、再エネ発電所の開発・運営に強みを持つレノバと、需給管理や市場取引業務に強みを持つ東京ガスが協業することで、FITに拠らない再エネの普及拡大を目指してまいります。
目次
<再エネ需給調整サービスの概要>
東京ガスの再エネ需給調整サービスは、非FITおよびFIP再エネ開発時の再エネ事業者における需給調整業務・市場取引業務等の負担軽減のために、①電力および非化石価値の買い取り、②再エネ発電予測・発電計画の作成・提出、③インバランス費用の負担を東京ガスが行うサービスです。
<本契約のイメージ図>
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、「CO2ネット・ゼロ」への挑戦および「価値共創」のエコシステム構築を掲げています。FITからFIPへの移行をはじめとした再エネの事業環境変化を捉え、さまざまなパートナー企業との協業により再エネの普及拡大を推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
*1:非FIT/FIP向け再エネ需給調整サービスの開始について(2022年4月18日発表)
*2:レノバとの再エネ需給調整サービスを活用した電力購入契約の締結について(2022年8月3日発表)
*3:イギリスのNGO 団体であるThe Climate Group が、投資家向けに企業の環境情報の提供を行うことを目的としたNGO団体であるCDPと連携して運営する国際イニシアチブ。加盟した企業は、2050 年までに事業運営に必要な電力量を100%再エネ電源から調達する目標を宣言し、公表している。