日本最大級の探究学習の祭典を3/25-26に開催。一般観覧の募集がスタート

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1,700超の中から地区大会を突破した48プロジェクトが集結

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美 以下、NPOカタリバ)は、日本全国の教育支援団体や学校と連携し、実践型探究学習「全国高校生マイプロジェクト」の推進に取り組んでいます。このたび3月25-26日、探究学習に取り組む全国の高校生が集う「全国高校生マイプロジェクトアワード2022全国Summit」を一般の方にもご観覧いただける形でオンライン開催することとなりましたのでお知らせします。

 

日本最大級の探究学習の祭典を3/25-26に開催。一般観覧の募集がスタートのサブ画像1_全国高校生マイプロジェクトアワード2022開催全国高校生マイプロジェクトアワード2022開催

■VUCA時代を生きていく10代に必要な学びとは?全国の高校に広がる「探究学習」

2022年4月から、新学習指導要領の導入にあわせて全国の高校で「総合的な探究の時間」がスタートしました。また探究活動の経験を問う新しい入試制度を設ける大学(探究評価型入試)が出てきたり、地域と地元高校生たちの協働プロジェクトがメディアで特集されていたり、探究テーマを起点に起業する高校生が出てきたりと、探究にまつわる高校生たちのニュースを見かける機会も増えてきたのではないでしょうか。

このように関心が高まる背景のひとつには、”予測不可能で正解のないVUCA(*1)時代を生きていくために今どんな力が求められるのか”という問いがあります。与えられたものや答えのあるものに向き合うのみならず、自ら課題を発見し主体的に考える力、周囲を巻き込んで対話的に課題解決を進める力など、これまで教室の中ではなかなか育むことが難しかった力が社会で必要とされる中で、それらを養っていく手段として探究学習という学びの在り方が取り入れられるようになりました。

(*1)VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った略語

■年間7万人以上が取り組む”実践型”の探究学習「全国高校生マイプロジェクト」

学校で探究学習を推進するには様々な手段がありますが、カタリバは2013年から探究学習のひとつの形として「全国高校生マイプロジェクト(以下、マイプロジェクト)」を推進してきました。マイプロジェクトは、生徒たちが身の回りの課題や自分自身の関心ごとをテーマにプロジェクトを立ち上げ地域社会と連携して実践を重ねながら学びを深めていく、実践型の探究学習です。

もともと東日本大震災で被災した地域の高校生が「自分たちも地元のために何かしたい」と動き出したことをきっかけに東北で始まったこの取り組みも、各地の教育支援団体や学校との協働を通して全国に広がり、10年経った今では年間7万人以上の生徒がマイプロジェクトに取り組むようになりました

 

日本最大級の探究学習の祭典を3/25-26に開催。一般観覧の募集がスタートのサブ画像2_マイプロジェクトの始まり「震災を風化させないための震災木碑プロジェクト」マイプロジェクトの始まり「震災を風化させないための震災木碑プロジェクト」

■日本最大級の探究学習の祭典「マイプロジェクトアワード」、10周年を迎える今年は一般社会人も観覧が可能に

カタリバが事務局を務める全国高校生マイプロジェクト実行委員会では、毎年3月、探究学習に取り組む全国の高校生が集う「全国高校生マイプロジェクトアワード2022全国Summit(以下、本アワード)」を開催しています。第10回目となる今年は、3月25-26日にオンラインにて開催、一般公開することが決まりました。

今年は全国から1,751プロジェクトものエントリーが集まり、その中から事前に開催された「地域Summit」や動画選考などを経て学びのロールモデルとして選ばれた48プロジェクトが今回の「全国Summit」にて発表を行います。

日本最大級の探究学習の祭典を3/25-26に開催。一般観覧の募集がスタートのサブ画像3_2021年度の全国高校生マイプロジェクトアワードの様子2021年度の全国高校生マイプロジェクトアワードの様子

本アワードでは、自らの取り組みを振り返り言葉にして発表することだけでなく、参加者同士の交流や、普段出会うことのない大人たちからのコメントやフィードバックを得て学びを更に深めていくことも目的のひとつとしています。

これまでは原則として観覧者を教育関係者や一部の関係者のみに制限していましたが、10周年を迎える今年は、より多くの一般の方に参加してもらうことでより多様な学び合いが生まれるのではないかと考え、本アワード初となる2日間一般公開を決定。一般観覧の募集が今週からスタートしました。観るだけでなく、地元で頑張っている高校生や自分の仕事と関連する分野について探究をしている高校生に応援メッセージを送るなど、参加型の機能も準備しています。

本アワードの出場プロジェクトは3月1日以降に発表し、メールマガジンにてお知らせする予定です(*2)。一部日程だけでもご参加いただける皆様は、ぜひ下記のURLからメールマガジンに登録いただき、情報解禁をお待ちいただければ幸いです。

▼観覧登録はこちら


あなたの経験が「未来をつくる10代」の学びになる―全国高校生マイプロジェクトアワード2022
https://myprojects-join.jp/

(*2) 出場プロジェクトの発表日は変更になる場合がございます

■概要(一般公開日のみ)

<全国Summit DAY1>

開催日:2023年3月25日(土)
時 間:10:15 – 16:30(予定)

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<全国Summit DAY2>

開催日:2023年3月26日(日)
時 間:10:10 – 16:30(予定)

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<出場プロジェクト/当日プログラム/審査員/表彰内容など>

下記のメールマガジンにご登録いただいた方へ詳細情報をお知らせします。ぜひお気軽にご登録ください。
https://myprojects-join.jp/

■運営体制

主催: 全国高校生マイプロジェクト実行委員会
運営事務局: 全国高校生マイプロジェクト全国事務局(認定NPO法人カタリバ内)
後援: 文部科学省
協力: 株式会社マザーハウス、一般財団法人三菱みらい育成財団

 ■認定特定非営利活動法人カタリバ

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立 :2001年11月1日
代表 :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区・全国)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL : https://www.katariba.or.jp/

■お問い合わせ

・取材をご希望のみなさまは下記フォームへご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/
(担当:認定NPO法人カタリバ広報 高木佳 )

・取材以外のお問い合わせについては、下記までメールをお送りください。
[email protected]
(担当:全国高校生マイプロジェクト事務局)

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