流行った就活用語、第1位は2年連続「NNT(無い内定)」。就職活動に影響を与えたニュースワードとして「SDGs」を選んだ学生は19.3%で前年比増。
《TOPICS》
- 流行った就活用語第1位は「NNT」。WEB実施の浸透で「グルディス」がトップ10内に復活【図1】
- 「人事担当だったら入社したい」ランキング、男性1位は「櫻井翔」さんが3連覇。女性1位は「水卜麻美」アナが返り咲き【図2】
- 「SDGs」が就職活動に影響した学生は19.3%。「SDGs」を達成できる企業を目指す学生も【図3、4】
- 入社予定企業を決めたあと不安になったことがある学生は49.5%。16年卒以降最も低い割合【図5、6】
【調査概要】
22年卒の就活生に周りで流行った就活用語を聞いたところ、最も多かったのは「NNT(無い内定)」で2年連続の1位だった。Twitterでは「#22年卒NNT」などのハッシュタグが使われ、内々定獲得に苦戦する就活生の心境を知ることができる。また、WEBでの実施が浸透した「グルディス(グループディスカッションの略)」(7位)がTOP10内に復活し、関連する用語である「クラッシャー(グループディスカッションで、議論を妨害する人のこと)」も初のTOP10入りとなった。ランク外には、WEB面接で顔色を良く映すために活用された「女優ライト」や、就活生の情報共有の場となった「おぷちゃ(LINEのオープンチャットの略)」など、今年の就活を垣間見られる用語が挙がっている。【図1】
この人が人事担当だったら、その会社に入社したいと思う有名人やキャラクターを回答してもらった。男性部門は嵐の「櫻井翔」さんが3連覇となった。選んだ理由では「社員一人ひとりのことをよく考えてくれそう」「聞き上手」といった声が挙がった。女性部門は「水卜麻美」アナが返り咲き。選んだ理由は「真剣に向き合って評価・判断してくれそう」などだった。架空のキャラクター部門は「ドラえもん」の3連覇。話題のアニメのキャラクターも上位にランクインし、4位の「鬼滅の刃」の「竈門炭治郎」は「面接で親身になって自分の話を聞いてくれる」、7位の「呪術廻戦」の「五条悟」は「フレンドリーで話せる環境を作ってくれる」といった理由で選ばれた。【図2】
就職活動に影響したニュースワードを選んでもらったところ、全体で最も高い割合だったのは「新型コロナウイルス感染症(29.7%)」で、そのほかにも「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務(24.3%)」「withコロナ(20.6%)」と、コロナ禍に関するワードが上位に並んだ。また、「SDGs」を選んだ割合は19.3%で、「就職活動にどう影響したのか」について聞くと、「SDGs」が達成できる企業への就職を目指すという回答や、「SDGs」にどう向き合っているかを企業選びの際、重視したという回答があった。女子では「女性活躍推進」に対する企業の姿勢を見るという回答があった。【図3、4】
入社予定企業を決めたあと不安になったことがある学生の割合は49.5%(前年比0.5pt減)で、16年卒以降最も低い割合だった。その不安は解消されたか聞いたところ、解消されたのは35.9%(前年比2.4pt減)で、この割合も16年卒以降で最も低かった。不安が解消されない学生に「もしこうだったら不安は解消されたのにと思うこと」を聞いたところ、最も割合が高かったのは「内々定者同士で交流がある(22.0%、前年比5.0pt減)」だった。【図5、6】
【図1】あなたの周りで流行った「就活用語」
【図2】この人が人事担当だったら、その会社に入社したいランキング
【図3】就職活動に影響したニュースワード(上位抜粋)
【図4】選んだニュースワードはどのように影響したのか(自由回答)
【図5】入社予定企業を決めたあとに、「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがある学生の割合 (n=1,556)
【図6】<不安が解消されない学生限定>「もしこうだったら『この会社でいいのか』という不安は解消されたのに」と思うこと(複数回答、n=505、上位抜粋)
【調査概要】「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」
○調査期間/2021年7月26日(月)~7月31日(土)
○調査方法/WEB上のアンケートフォームより入力
○調査対象/2022年卒業予定の全国の大学3年生および大学院1年生
○有効回答数/1,971名(文系男子349名 理系男子509名 文系女子544名 理系女子569名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細は会社HPのニュースリリース(https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます