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2023年2月21日(火) 兵庫県姫路市立大津茂小学校
一般社団法人 イエロー ピン プロジェクトは、2023年2月21日(火)、兵庫県姫路市立大津茂小学校の小学5年生を対象に、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマにした「Scratchで作るプラごみ回収ロボット」の「プログラミングで海のSDGs!」出前授業を実施いたしました。「海洋プラスチックごみ」の社会課題について考える授業になっています。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要:「プログラミングで海のSDGs!」出前授業
授業内容:Scratchでつくるプラスチックごみ回収ロボット
・日程 :2023年2月21日(火) 8:50~15:15
・開催場所:兵庫県姫路市立大津茂小学校(オンライン)
・参加人数: 97名
・後援 :総務省、文部科学省、環境省
・協力 :リトルスタジオインク株式会社
- 1人1台のタブレットでScratchを使い、正多角形を描く
兵庫県姫路市立大津茂小学校の5年生97名を対象に、タブレット端末を使用して「Scratchで作るプラスチックごみ回収ロボット」をオンラインで実施しました。
授業は「海洋プラスチックごみ」と「算数」をテーマに構成された内容で、児童たちは仮想の海に浮かぶプラスチックごみを、回収ロボットが正多角形に描いた網で回収するプログラミングに挑戦しました。講師が説明をしている間は参加者全員が真剣にお話を聞き、遠隔の授業でもScratch操作をうまく理解できている様子でした。
- 「算数・正多角形の性質」と「海洋プラスチックごみ問題」について同時に学習
仮想の海洋プラスチックごみを回収するには、5年生算数の単元「正多角形と円」の学習内容をもとに、プログラムを組んでいきます。回収ロボットは燃料を消費しすぎると動かなくなってしまうので、プラスチックごみをどんな正多角形で効率的に囲えばいいか、よく考える必要があります。児童のみなさんは、プログラムを実行すると「動いた!」「回収できた!」と大きなリアクションをとっていました。
完成した後は回収したごみの数と効率をもとに算出される、「スコア」を競ってすべてのプラスチックごみを回収することに挑戦します。教室からは友達と競い合って試行錯誤している様子がとても楽しそうでした。
「プラスチック」は捨てられてしまうと自然に還るまでとても長い時間がかかります。授業の後半は、プラスチック製品の「つくる、捨てる、海へ流れる」というプロセスをクイズ形式で学びました。膨大な量の海洋プラスチックごみを人の手で回収するのは大変なことですが、様々なICT技術(プログラミング)を応用して、効率的に回収している取組事例を紹介して締め括りました。算数やプログラミングなど、学校で習ったことは児童の皆さんが大きくなった時に、海を守ったり社会課題を解決するために役に立つということを忘れないで、今後の学習に繋げてほしいと思います。
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト
URL :https://programming.or.jp/umip
活動内容 :「プログラミングで海のSDGs!」は、イエロー ピン プロジェクトが、子どもたちにSDGsを啓発し、ICTによる社会課題解決の体験を支援する非営利活動です。SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、ワークショップや出前授業、講演会を通して、プログラミングを楽しみながら効果的にSDGsと海洋について学習する、新しいSTEAM学習の場作りを目指しています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/