過去最多の78名の学生が17企画に取り組み SDGs17の目標に寄与

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「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」実施報告会

国立大学法人千葉大学の環境ISO学生委員会と株式会社京葉銀行(以下、京葉銀行)は、2017年度よりSDGs達成に向けて、協同でecoプロジェクトを実施しています。3月8日(水)に、2022年度の活動を振り返る実施報告会を京葉銀行千葉みなと本部で行いました。

  • 本プロジェクトについて

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名称:千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト ~7色の虹を千葉から未来へ~
目的:産学連携というパートナーシップのもと、気候変動をはじめとする地球環境問題の解決に向けたSDGsの達成に寄与していくとともに、地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献する。
主体:千葉大学環境ISO学生委員会、京葉銀行
開始:2017年7月
公式サイト:https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/

  • 2022年度実施報告会

日時:2023年3月8日(水)14:20~15:20
場所:京葉銀行千葉みなと本部
発表者:環境ISO学生委員会メンバー 13名
報告対象者:千葉大学 中山俊憲学長、京葉銀行 熊谷俊行頭取
内容:2022年度の学生メンバーは過去最多の78名でした(昨年度は42名)。今年度は環境分野以外のSDGsに関わる企画も実施し、SDGs17の目標に寄与する過去最多の17企画に取り組みました。
2022年度報告書https://www.keiyobank.co.jp/sustainability/environment/chiba-u_project/pdf/report2022.pdf

 

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  • 報告内容

1)京葉銀行による学生委員会の環境活動支援

国内外の環境系のシンポジウムや大会等において、学生が環境やSDGsに関する先進的な取り組みを発表する活動です。2022年度は国内3カ所に15名を派遣したほか、これまでコロナ禍で中止してきたタイへの学生派遣プログラムを実施し、学生10名をチェンマイ大学に派遣することができました。旅費等の資金に京葉銀行からの寄付金を充てました。
 

2)学生による「エコアクション21」取得コンサルティング

過去最多の78名の学生が17企画に取り組み SDGs17の目標に寄与のサブ画像3_コンサルティングの様子コンサルティングの様子

京葉銀行の取引先企業に対し、学生が企業の「エコアクション21」※取得のコンサルティングを行っています。今年度は1社が審査まで進み、さらに新たに2社がスタートしています。
※環境省が策定した環境マネジメントシステムのガイドラインで中小企業を主な対象とした規格です。

3)学生発案の7つの環境貢献企画

地域の方や企業の方など幅広い層に対して、SDGsや環境意識の啓発を行う企画です。主に学生が具体的な計画やコンテンツの作成と当日の運営を行い、京葉銀行は関係先との交渉や開催の段取りを行うという役割分担です。
今年度は、7つの枠組みの中で過去最多の17企画に取り組みました。

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①千葉大生と考えるSDGs

過去最多の78名の学生が17企画に取り組み SDGs17の目標に寄与のサブ画像5_SDGsゼミナールSDGsゼミナール

企業関係者を対象に行う環境やSDGsに関する研修の講師を学生が務める企画です。2022年度は「SDGsゼミナール」として企業経営者への講演とワークショップを行いました。また、「企業に対するSDGs 教室」では、企業へ視察と交流を踏まえ個別訪問して、SDGsへの取り組みの提案をしました。
▶SDGsゼミナール https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000623.000015177.html

②こどもSDGsワールド

過去最多の78名の学生が17企画に取り組み SDGs17の目標に寄与のサブ画像6_ぬりえ絵本ぬりえ絵本

子どもたちに環境について考える機会を提供する体験イベントを実施する企画です。今年度は様々なコンテンツが楽しめる大規模なイベント「こどもエコまつり」を開催したほか、新企画で子どもたちにフェアトレードを教える「えほんをつくろう!~ふぇあとれーどってなぁに?~」を実施しました。
▶こどもエコまつり https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000649.000015177.html
▶えほんをつくろう! https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000643.000015177.html

③千産千消フェア~ちばを食べてエコしよう~

過去最多の78名の学生が17企画に取り組み SDGs17の目標に寄与のサブ画像7_漁業体験プログラム漁業体験プログラム

例年同様、学生主催の「Chiba Winter Fes」で、京葉銀行の取引先企業が地元産品の販売を行う「千産千消ブース」を実施したほか、京葉銀行の取引先農家に学生を派遣して農作業を手伝う「農業体験プログラム」、さらに新たに「漁業体験プログラム」も実施しました。また、新企画「野菜のフードロス&千産千消について学ぼう」ではリーフレットの作成などを行いました。
▶農業体験プログラム https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000629.000015177.html
▶漁業体験プログラム https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000630.000015177.html
▶野菜のフードロス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000650.000015177.html

④Chiba SDGsアクション

過去最多の78名の学生が17企画に取り組み SDGs17の目標に寄与のサブ画像8_竹林整備体験竹林整備体験

昨年からの企画「竹林整備体験」では、今年度も座学による学びと実際の整備活動を行いました。特に、竹材の活用・ビジネス化についてはワークショップを行い、アイデアの具体化が進捗しました。また、今年度は新たに「里山を学ぶ」として、地元のNPO法人に協力する形で里山保全活動も体験しました。
▶竹林整備体験 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000672.000015177.html
▶里山を学ぶ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000680.000015177.html

⑤映画祭Chiba

過去最多の78名の学生が17企画に取り組み SDGs17の目標に寄与のサブ画像9_考えよう!私たちのSDGs考えよう!私たちのSDGs

中学生向けに映画を使った「映画で学ぶ SDGs」は開催を検討しましたが、コロナの影響もあり実施できませんでした。小学生に向けた「考えよう!私たちのSDGs」では、千葉市の未来の科学者育成プログラムのジュニア講座で発電に関する講座を担当しました。

⑥SDGs発信局

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さまざまな媒体を用いてSDGsやエコアイデアなどを学生目線で発信する企画です。今年度は「SDGsをわかりやすく発信」で1年生183人が関わり、SDGsの啓発パネルを13枚作成しました。「香取市佐原周辺地域を盛り上げよう! 」では佐原を題材にしたボードゲームを制作中です。新企画「フレイル予防と地震対策 〜日頃の準備を大切に〜」では、パンフレットと動画を作成しました。
▶SDGsをわかりやすく発信 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000644.000015177.html

⑦京葉銀行SDGsチャレンジ

過去最多の78名の学生が17企画に取り組み SDGs17の目標に寄与のサブ画像11_Chiba’s BazaarChiba’s Bazaar

学生と京葉銀行との交流を通じて、京葉銀行内部の環境意識向上を目指す企画です。昨年から取り組んでいる学生や行員から古着を集めて古着市を行う「Chiba’s Bazaar~古着でつなげるエコの糸~」を実施しました。また、LGBTQ+等の性的マイノリティについて理解し支援するという考え方や立場を表明する“ALLY”に、学生委員会と京葉銀行の双方がなることを目的にした新企画「LGBTQ+ ALLYになろう」が進行中です。
▶Chiba’s Bazaar https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000646.000015177.html
 

  • 2022年度プロジェクトリーダーの学生の声 (工学部2年 根本大雅)

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今年度はSDGsの折り返し地点で、メディアでもSDGsに関する話題が多く取り上げられていたように思います。私たちも、環境分野からSDGsへと幅を広げて活動できるよう新企画を考案しました。私の今年度の目標は「多くの人を巻き込む」でした。SDGsを理解するには、実際にSDGsの活動を行う事が最適だと思っています。私たちがSDGsに関連した、興味深い企画を考案する事、それらの企画を外部に発信する事で、プロジェクトに関わる学生だけでなく、地域の方や京葉銀行をはじめとする企業の方など多くの人を巻き込めます。そして、その活動の輪が広がり、更に多くの人の目に留まり、SDGsの活動を広められます。このSDGsの活動が、人とのつながりを作るきっかけとなると信じ、今日まで活動してきました。今年度、本プロジェクトに関わった人が、SDGsを身近に感じ、自分にできる事を見つけ、仲間と共に実施してくれる事を願っています。
 

  • 東京新聞との連携企画

東京新聞からのご提案により、本プロジェクトの活動成果について、学生が記事を執筆する毎月1回の連載(第3日曜日千葉版の朝刊およびWeb版への掲載)を1年間継続しました。

<これまでの掲載記事>
2022年2月20日掲載(初回のみ教員が執筆)
学生が自由な発想で企業とコラボ 千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト 「環境学び行動できる人に」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/161347

3月20日掲載
楽しみながらエコ学ぶ 千葉大で学生主催イベント 企業も協力 多彩な企画で子どもでもわかりやすく
https://www.tokyo-np.co.jp/article/166708

4月24日掲載
動画で学ぼうSDGs 小中学生向け 千葉大生が企画 千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
https://www.tokyo-np.co.jp/article/173573

5月15日掲載
放置竹林再生へ取り組み 学生ら企画で利活用考える催し 間伐、工作など体験をSNSで発信
https://www.tokyo-np.co.jp/article/177410

6月19日掲載
過去最多14企画に挑む プロジェクト6年目
https://www.tokyo-np.co.jp/article/184281

7月17日掲載
SDGs達成へ、意見交換 環境マネジメント全国学生大会 国際的視野で実行「三重宣言」合意
https://www.tokyo-np.co.jp/article/190149

8月21日掲載
古着リサイクル 捨てられる衣服、減らす 露店市で販売 秋の単独イベントへ手応え
https://www.tokyo-np.co.jp/article/197213

9月18日掲載
SDGs実践可能な具体例を大学生が企業に提案 「思ったより取り組みやすい」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/202930

10月16日掲載
学生が職業体験 農漁業の今 肌で実感 収穫や養殖 「まずは知り、そこから行動」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/208435

11月20日掲載
こどもエコまつり ゲームや工作通じて学ぶ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/215038

12月18日掲載
フェアトレード、よく知って パンフやぬりえ絵本作成 子どもが楽しみながら学べる工夫
https://www.tokyo-np.co.jp/article/220657

2023年1月22日掲載
自然と人間の関わり学ぶ 里山保全活動を体験
https://www.tokyo-np.co.jp/article/226710

2月19日掲載
育て!未来の科学者 育成プログラム・ジュニア講座 手作り風車で発電を楽しむ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/232034
 

  • 「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について

千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。
公式サイト  https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/

過去の年度実施報告会のプレスリリース
2017年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000259.000015177.html
2018年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000015177.html
2019年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000403.000015177.html
2020年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000015177.html
2021年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000585.000015177.html
 

  • 本件に関するお問い合わせ

国立大学法人千葉大学 環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
京葉銀行 経営企画部 広報グループ TEL:043-306-8065

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