花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、米国のシンクタンクEthisphere Institute(エシスフィア・インスティテュート)が発表した「World’s Most Ethical Companies 2023」(世界で最も倫理的な企業)に選定されました。花王は、2007年に同賞が創設されて以来、17年連続で選定されているアジア、および日本で唯一の企業です。
*「World’s Most Ethical Companies」「Ethisphere」の名称およびロゴはEthisphere LLCの登録商標です。
「World’s Most Ethical Companies」は、企業倫理や企業の社会的責任を専門にする米国のシンクタンクEthisphere Instituteが毎年発表しているもので、透明性、誠実さ、倫理、コンプライアンスに関する優れた成果を挙げる企業を表彰する賞です。(1)企業倫理と法令遵守に関する取り組み (2)企業市民としての責任ある活動 (3)倫理的企業風土 (4)コーポレートガバナンス (5)リーダーシップ・イノベーション・社会からの評価、の5つの項目について評価を行い、優れた企業が選定されます。
花王グループでは企業行動の原点として、創業者が残した「正道を歩む」という言葉を、企業理念「花王ウェイ」の基本となる価値観の最初の項目として掲げています。これは法と倫理に則って行動し、誠実で健全な事業活動を行うことを意味しています。花王では、世の中が変化するタイミングや事業の節目などにおいて、何のために仕事をしているのか、何を大切にすべきか、改めて『正道を歩む』意味を自身に問い、原点に立ち戻って考えることの重要性を入社時などの機会をとらえて伝えています。また、リーダー層が率先してその姿勢を現場で実践して見せることで、社員一人ひとりが自らの行動につなげています。
今回の受賞に際し、代表取締役 社長執行役員 長谷部佳宏は次のように述べています。「このたび、『世界で最も倫理的な企業』に17年連続で選定していただいたことを光栄に思います。花王は、『正道を歩む』を基本的な価値観としており、外部機関からのこのような評価をとても大切にしています。2021年には企業理念『花王ウェイ』を刷新し、行動原則に『果敢に挑む』を掲げました。今後さらに変化する社会においても業界を牽引していく企業となれるよう、高い目標に向かって挑戦し続けていく決意を新たにしています。」
授与者であるEthisphere Instituteの最高経営責任者エリカ・サモン・バーン(Erica Salmon Byrne)氏は次のように述べています。「このたびの受賞をお祝い申し上げます。花王は、『世界で最も倫理的な企業』の創設時から17回、毎年受賞している6社のうちの1社です。この栄誉は、倫理、コンプライアンスおよびガバナンスを重視する、花王グループの企業姿勢を裏打ちするものです。花王グループが『正道を歩む』経営を推進し、業界、そして世界をリードすることを期待しています。」
花王グループは、2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定しました。また2021年からは、「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画「K25」を推進しています。今後も、経営にESGの視点を導入し、高い倫理意識の堅持と実践を通じて、事業の発展と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざし、パーパスである「豊かな共生世界の実現」に向けて取り組んでまいります。
関連情報
・「World's Most Ethical Companies 2023®」 について(英語)
https://worldsmostethicalcompanies.com/
・花王、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を発表
https://www.kao.com/jp/corporate/news/sustainability/2019/20190422-001/
・未来に向けた花王グループの新たな挑戦」 ESG経営に大きく舵を切る
https://www.kao.com/jp/corporate/news/business-finance/2019/20190926-001/
・花王のサステナビリティ