サステナビリティ・リンク・ローンによる資金調達のお知らせ

～金融機関５行と総額８３５億円の資金調達を実施～

株式会社オリエントコーポレーション（東京都千代田区、代表取締役社長：飯盛 徹夫、以下：オリコ）は、株式会社みずほ銀行（東京都千代田区、取締役頭取：加藤 勝彦）、株式会社三菱UFJ銀行（東京都千代田区、取締役頭取執行役員：半沢 淳一）、三井住友信託銀行株式会社（東京都千代田区、取締役社長：大山 一也）、株式会社日本政策投資銀行（東京都千代田区、代表取締役社長：地下 誠二）、株式会社あおぞら銀行（東京都千代田区、代表取締役社長：谷川 啓）の5行とそれぞれ「サステナビリティ・リンク・ローン（以下、SLL）」の融資契約を締結し、本日付で総額835億円の資金調達を実施したことをお知らせします。

SLLとは、借入人が事前に設定した将来的なサステナビリティ/ESGに関連する目的の達成状況に応じて、財務的・構造的な特徴が変化する可能性のあるローンの総称です。

オリコは、長期目線で社会価値と企業価値の両立をめざす「サステナビリティ」を経営の軸として、10年後のめざす社会・めざす姿からのバックキャスティングによって、2023年3月期を初年度とする中期経営計画を策定し、重要課題の実現に向け、サステナビリティの取り組みと目標（KPI）を設定しています。

その重要課題のひとつとして「持続可能な地域づくりへの貢献」を掲げており、海外事業では東南アジアにおいて国ごとに最適な金融商品やサービスを提供し、自動車市場の発展をめざしています。
2022年10月、オリコが事業展開している3カ国（タイ、フィリピン、インドネシア）のオートローンの年間取扱高をKPIに選定し、取扱高の増加をSPT※1に設定したオリコ・サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク（以下、本フレームワーク）に基づく資金調達を行っております。

今回は2023年2月に発行したサステナビリティ・リンク・ボンドに続き、金融機関5行とSLLによる資金調達を実施しました。これにより、本フレームワークを通じたサステナブルファイナンスの資金調達額は累計955億円となりました。今後も本フレームワークを活用したサステナブルファイナンスによる多様な資金調達を実施するとともに、サステナビリティ経営を推進してまいります。

※1 SPTとはサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットの略であり、オリコのサステナビリティ戦略と整合した取り組み目標
 

• オリコ・サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークが貢献する主なSDGs

別表① 【オリコ・サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークの概要】

本フレームワークは、①KPIの選定、②SPTの測定、③債券/ローンの特性、④レポーティング、⑤検証の5つの要素で構成され、国際資本市場協会(ICMA)が定める「サステナビリティ・リンク・ボンド原則2020」及びローン・マーケット・アソシエーション（LMA）が定める「サステナビリティ・リンク・ローン原則2021」などに基づき策定しています。
諸原則との適合性については、第三者評価機関である株式会社格付投資情報センター（R&I）よりセカンドオピニオンを取得しています。

別表② 【サステナビリティ・リンク・ローン契約概要】

【ご参考】本フレームワークに関連する当社WebサイトURL

■重要課題(マテリアリティ)
https://www.orico.co.jp/company/sustainability/materiality/
■SDGs達成へ向けた取り組み事例
https://www.orico.co.jp/company/sustainability/sdgs/#anc-02
■オリコ・サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク
https://www.orico.co.jp/company/assets/pdf/sustainability/sdgs/sll_second_framework_20221028.pdf
■セカンドオピニオン（R&I）
https://www.orico.co.jp/company/assets/pdf/sustainability/sdgs/sll_second_opinion_20221028.pdf