～高性能と高い安全性を両立するカーボンバッテリーを利用～
敦賀信用金庫(理事長:坊 栄二)は、日立チャネルソリューションズ株式会社(以下、日立チャネルソリューションズ)と共同で、持続可能な社会づくりの実現をめざし、電動化による脱炭素の実現、金融サービスの継続を可能とする「バッテリーソリューション」の実証実験を4月17日より開始します。
- 背景
敦賀信用金庫は、地域社会とのコミュニケーションを通して、お客さまの繁栄と地域の発展のため、金融サービスの強化を図るとともに、福井県と環境協定を締結し、環境問題に積極的に取り組むなど、SDGsを考慮した活動を実践しています。
日立チャネルソリューションズは、金融機関を中心にさまざまなソリューション展開をするとともに環境に配慮したサービス提供により、持続可能な社会の実現に向け取り組んでいます。このたび、金融機関に向けて、環境に配慮し、安定した店舗運営を実現するため、安心安全で、環境にやさしく高速充電が可能なカーボンバッテリーを利用した「バッテリーソリューション」を開発しました。
- 実証実験の概要
１．実証実験の目的
金融機関店舗運営におけるカーボンバッテリーの実用性の検証と使用用途の探索
２．実施内容
営業活動で使用する電動バイク用のバッテリーとして、植物由来のカーボンバッテリーと従来のリチウムイオンバッテリーを交互に利用し、性能比較を行います。バッテリーは可搬型のポータブルバッテリーとして着脱可能。また、充電中の予備バッテリーを営業店の非常用電源として活用することも想定しています。
３．検証する事項
電動バイク用のバッテリーと非常用電源の共同システムを運用し、下記を検証します。
(1)電動バイクと非常用電源の日常使いとして運用した際の実用性と課題の抽出
(2)カーボンバッテリーサービスに向けた、稼働データの蓄積
(3)バッテリーソリューションのその他活用案の検討
(4)システムのランニングコスト算出
などについて、カーボンバッテリーと従来のリチウムイオンバッテリーを交互に利用し、性能比較を行います。
４．実施期間
2023年４月17日から同年9月末日(予定)
５．実施店舗
敦賀信用金庫本店営業部
６．今後の予定
実証実験の結果を踏まえ、バッテリーソリューションの実運用を検討していきます。
- バッテリーソリューションについて
１．内容
日立チャネルソリューションズが、高速充電、高寿命、高い安全性を持つバッテリー(*1)を軸に、顧客企業のサービスと事業継続を支援するために提供するソリューションです。電力をポータブルバッテリーへ効率よく蓄え、非常時用途だけでなく、繰り返し日常的な利用を可能にします。
２．想定される導入効果
・自然災害による停電等の非常時にも安定した店舗運営が可能
・電力逼迫時にピークシフト充電と放電をコントロールすることで電力コストを安定化
・営業用バイクを電動化することで、CO2排出を低減
３．システム構成例
４．特長
・使用するカーボンバッテリーは、安全性と高性能、高寿命を両立した環境にやさしいバッテリーです。
・使用するバッテリーは可搬型のポータブルバッテリー(約８㎏)として充放電アダプターと電動バイク双方に着脱 可能です。
・１回の充電で、電動バイクは約40kmの走行が可能(*2)、ATMは約２～4時間稼働(*3)できます。
・充放電アダプターは２個のバッテリーを同時に高速充電可能です。停電時は非常用電源装置として動作します。
(注釈）
*1 PJP Eye株式会社製カーボンバッテリーを使用。
*2 株式会社プロト製電動バイク(GEV600)で、日立チャネルソリューションズの指定条件における走行データからの算出値。
*3 日立チャネルソリューションズ製ATM(AKe-S)１台を指定条件で動作させた場合の消費電力データからの算出値。実環境では動作内容により変動する場合があります。
- 敦賀信用金庫のホームページ
https://www.shinkin.co.jp/tsuruga
- 製品・サービスに関するお問い合わせ先
日立チャネルソリューションズ株式会社
チャネルビジネス推進センタ営業部 [担当：小島]
〒141-8576 東京都品川区大崎１丁目6番3号 大崎ニューシティ3号館
https://service.hitachi-ch.co.jp/inquiry
- 報道機関お問い合わせ先
敦賀信用金庫
業務部 [担当：髙岸]
〒914-8688 福井県敦賀市本町1丁目11番7号
TEL：0770-22-9433
日立チャネルソリューションズ株式会社
経営企画室 経営企画部 [担当：二木、白石]
〒141-8576 東京都品川区大崎１丁目6番3号 大崎ニューシティ3号館
TEL：03-5719-6009