2021年8月29日(日)14時~15時
鳥取チームは、境港で水揚げされるクロマグロについて、クイズや演劇などを交えて紹介。一方、島根チームは、隠岐郡海士町のブランドイワガキ春香について、実験などを交えて発表しました。
また、配信を視聴する全国の子どもたちも一緒に学べるように、内容とリンクしたテキストのダウンロードを可能にし、寄せられた質問や感想を配信中に紹介するなど、視聴者と双方向の配信を目指しました。
この配信イベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・YouTube配信「海と日本プロジェクトinとっとり・しまね 海のふるさと自慢」
・2021年8月29日(日)14時~15時
・配信URL https://youtu.be/GTOxkaG9oJw
・TSKさんいん中央テレビ(島根県松江市)から発信
・鳥取、島根の代表児童 各5人
山陰の海では、なぜ美味しい海の幸が獲れるの?
最初のプレゼンでは、山陰の海でおいしい魚がたくさん獲れる秘密について、実験を交えて発表しました。
鳥取チームは、たくさんの魚を運んでくる暖流と、魚のエサとなるプランクトンを豊富に含む寒流の流れを水槽に再現。一方、島根チームは、イワガキの養殖に適した隠岐島前のカルデラ地形について、ココアなどを使った再現装置で説明しました。
イワガキ驚きの浄化能力 マグロの不思議な生態
体験学習を通して知ったイワガキとマグロの特徴の中から、島根チームはイワガキの海水浄化能力について発表。イワガキは、エサとなる植物性プランクトンを体内に取り込んで浄化することで、きれいな水を海に戻しています。なんと、1日で2Lのペットボトル約180本分の海水を浄化することを紹介しました。一方、鳥取チームは、常に泳ぎ続けているマグロは眠ることがあるのか?などマグロの不思議な生態についてクイズを出題、また、寿司ネタでも人気のトロなどマグロの部位について、模型を使って紹介しました。
海の幸が食卓に届くまで 劇団マグロが再現
山陰の海で獲れた魚介類が、どのようして食卓に届くのか?鳥取チームは、劇団マグロを結成し、漁師がマグロを獲りセリ人や仲買人、卸業者を通して消費者に届くまでを再現しました。
島根チームが注目したのは、海産物の鮮度を保ったまま出荷することを可能にした特殊な凍結技術。消費地から遠い離島の海士町から、自慢の品を海外にも届ける工夫について紹介しました。
お料理プレゼン 贅沢!イワガキフライ&マグロ寿司バーガー
プレゼン大会も大詰めになり、いよいよイワガキとクロマグロのおいしい食べ方について紹介です。
島根チームは、生でもおいしいブランドイワガキ「春香」を贅沢にもカキフライに調理。同じ地域の特産品である海藻のアカモクが入った手作りタルタルソースを添え、地元ならではの調理法を紹介しました。
一方、鳥取チームは、漬けにしたマグロと錦糸卵、わさび菜などを、ゴマ入りの酢飯でサンドした斬新なマグロの食べ方を提案!ライスバーガー「寿司マグロバーガー」を紹介しました。
海のために私たちができることは?
最後には、海を守るために自分たちができることを発表。鳥取チームは、「海の生き物がマイクロプラスチックによって死んでしまう事もあるので、海や街のごみを拾って、出来るだけごみを出さないようにしたい」と発表。
島根チームは、「ジュースを飲む時には、プラスチックではなく紙コップを選択する。また、再利用が可能な物や、海に優しい物をみんなが選べばそれを作る会社が増え、逆に海に悪影響のある商品は世の中から減ることに繋がる。一人一人の選択や行動が社会を変えると思う。」と発表しました。参加した子どもたちは、「家族や友達にもYouTubeに出演することを伝えて来ました。カメラがあって緊張したけど楽しかった。」と、県を代表して発表した充実感を話しました。
団体概要
団体名称:海と日本プロジェクトinとっとり実行委員会
本社所在地:鳥取県鳥取市田園町4-360
電話番号:0857-27-2136
設立:2015年3月3日
URL:https://tottori.uminohi.jp/
活動内容:鳥取の海が抱える問題を子どもたちをはじめ様々な人々が「自分ごと」として捉え、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、鳥取県内で行われる海に関する様々なイベントや活動を取材したり、開催しています。
団体名称:海と日本プロジェクトinしまね実行委員会
所在地:島根県松江市向島町140-1(TSKさんいん中央テレビ内)
電話番号:0852-20-8888(平日10:00~17:30)
URL:https://shimane.uminohi.jp/
活動内容:島根の海に密着した情報を発信しながら、島根の海の今を伝え、未来につなぐ活動をしています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/