佐賀県嬉野市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

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〜リユース施策初導入による廃棄物削減へ〜

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■背景・経緯

嬉野市では、市のごみ処理費用が増加していることを喫緊の課題と捉えておりました。まだ使えるものが粗大ごみとして廃棄されることも多く、市では市民のリユース意識を促進させる新施策導入の可能性を模索しておりました。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してまいりました。そうした中で、マーケットエンタープライズが嬉野市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」※1を用いた今回の取組が実現いたしました。

※1 「おいくら」とは

おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームです。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができます。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ130万人(2024年6月末日)の方にご利用いただいております。

ウェブサイト:https://oikura.jp/

■嬉野市の課題と「おいくら」による解決策

嬉野市の粗大ごみ回収方法は、直接、嬉野市ごみ中継基地に持ち込んでもらうか、地区によってはごみステーションに出すこともできます。また、自身での持ち込みが難しい場合は臨時収集制度も利用することができます。いずれの場合であっても、粗大ごみの処分にあたっては、大型や重量のあるものを市民が自宅の外へ運び出す必要がありました。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになります。加えて、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となります。なお、市民のサービス利用はもちろん、市の費用負担もありません。

■今後について

11月26日(火)15時30分(公開時間が前後する可能性があります)に嬉野市ホームページ内(https://www.city.ureshino.lg.jp/kurashi/kankyo/_24714/158.html)へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になります。嬉野市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながります。また、本取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができます。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながります。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指してまいります。

■佐賀県嬉野市

嬉野市は、佐賀県の南西部に位置し、「肥前小富士」の名を持つ唐泉山などの緑豊かな山々に囲まれ、市の中央部を塩田川が流れ、有明海に注いでいます。塩田川沿いには、日本三大美肌の湯といわれる良質で高温の温泉資源を有し、その塩田川を中心に温泉旅館が市街地を形成しています。また、米麦、施設園芸なども盛んに行なわれており、澄んだ空気と清らかな水、霧深い山々に囲まれた地域特性を生かしたお茶が古くから栽培されています。また、吉田地区では、窯業が盛んに営まれています。塩田町は長崎街道(シュガーロード)の塩田宿や塩田川河港として栄えた古い町並みが残っており、「塩田津」は2005年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

人口:人口:24,488人(男11,562人、女12,926人)(2024年10月31日)

世帯数:10,088世帯(2024年10月31日)

面積:126.41平方キロメートル(2023年1月1日)

ウェブサイト:https://www.city.ureshino.lg.jp/

■株式会社マーケットエンタープライズ

マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ790万人を達成しました。嬉野市の「おいくら」サービス導入により、導入自治体は全国で201にのぼります。

「おいくら」自治体向け ウェブサイト:https://oikura.jp/lg/

マーケットエンタープライズ ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/

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