千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
- 「千葉大生とともに考える 企業のための環境ゼミナール」について
千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクトでは、毎年複数の企画を実施しています。その中の1つが、「千葉大生とともに考える 企業のための環境ゼミナール」です。
この企画では、県内の企業に向けてSDGsや環境配慮に関する情報をお伝えすることで、企業のSDGsや環境への取り組みを促進させることを目的に、京葉銀行が講演会の機会を提供し、学生委員会の学生が講師を務めます。今年度はZoomを使ったオンラインでの講演会となりましたが、ワークショップも行うことができ、活発な意見交換ができました。
- 当日の概要
京葉銀行が主催する「第4期 アルファバンクの後継者塾」※の一部として行われ、参加を希望した2社の経営者に対して、学生たちが講師となって講演やワークショップを実施しました。
・日 時:2021年9月10日(金)13時~14時
・講 師:学生7名(学生委員会の1~3年生の学生)
・構 成:千葉大学の取り組み紹介、社内でできる環境対策の事例紹介、ワークショップ・発表、地域社会との環境貢献活動事例の紹介
ワークショップでは、Google Jamboard(共同作業に適したデジタルホワイトボード)を使って、社内で行っている環境に良いことと悪いことを挙げ、それらに対してどのような解決策があるかディスカッションしました。紙の使用量の削減に向けた取り組みについて議論が深まり、「年間使用量を視覚化する」といった意見も出ました。
※京葉銀行では、地元企業の成長と地域経済の活性化のため、円滑な事業承継に関するサポートを行っており、企業の後継者を対象とした「アルファバンクの後継者塾」を2016年度から開講しています。本企画は後継者塾の塾生から希望者を募りました。
- 参加した企業経営者のコメント
「このような、企業と学生さんが一緒に話をする機会を増やすことが出来れば、もっといろんなヒントや気づきがお互いに見つかるのではないかと思いますし、そのような機会があればぜひ参加できればと思います。これからの将来は、学生の皆さんから『このような取り組みがSDGsの○○に当てはまり、○○につながります!』や『世界では○○の取り組みが標準となっています』というような発信をどんどんしていただきたいと思います。」
「率直に面白かったです。社内でしている環境に良いこと・悪いことというテーマで土日考えるきっかけになりました。10分~15分で『考える』きっかけをもらえたことに感謝します。学生のみなさんがすごく考えているので、生半可な感じで参加してはいけないんだなと痛感した1時間でした。」
- 研修講師を務めた学生の声
園芸学部1年 山本怜奈 (リーダー)
ディスカッションしたことで、環境対策における企業の事情について知ることができました。今回は主に紙の使用量削減についてでしたが、見やすさや包装の時の時間のかかり具合などの観点から、簡単には削減できないことがあり、企業も売上とコストや社会の情勢を考えて精一杯工夫していることがわかりました。また、自分たちの行動でより工夫できるところがあるのではないかと発見できたり、社会のシステムから変えなければ変わらないのではないかと感じる部分もあり、この経験により新たな視点を得ることができました。
薬学部1年 三原悠慎
今回私はワークショップでファシリテーターを務めました。企業人の参加する話し合いでファシリテーターを務めたのは初めてなので、少し緊張しましたが良い経験になりました。今回のワークショップを通じて、企業には私が考えたことのなかった事情や状況があると分かりました。これは参加企業に限らずすべての人々に言えることだと思います。それを踏まえた環境問題の具体的な解決策は人や団体によって大きく異なってくるものであり、ひとりひとりが考えるべきことだと感じました。
教育学部2年 根本 美香
企業の方々との意見交換ができ、とても充実した時間でした。私が考える環境保全の対策には学生の立場でしか考えられないことが多いですが、ワークショップを通じて、様々な視点から物事を考えるためには、多種多様な立場の方々と意見交換をする必要があると改めて感じました。
法政経学部2年 黒田征斗
学生としての視点で環境について考える機会はよくあることでしたが、企業という視点で環境問題や地域とのつながりについて考え、さらに企業の方に向けて講義するというのはとても有意義な体験でした。紙を過剰に使用しているという問題を抱える組織は多いと思うので、今回の議論を学生委員会の他の活動にも活かし、課題解決につなげていこうと思います。
- 「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について
千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。
公式サイト https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/
▼2020年度プロジェクト実施報告会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000015177.html
▽2020年度報告書
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/pdf/report2020.pdf
▼2019年度・3ヵ年実施報告会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000403.000015177.html
▽3か年報告書
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/pdf/report2019.pdf
▼2018年度プロジェクト実施報告会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000015177.html
▽2018年度報告書
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/pdf/report2018.pdf
▼2017年度プロジェクト実施報告会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000259.000015177.html
▽2017年度報告書
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/pdf/report.pdf
- 本件に関するお問い合わせ
国立大学法人千葉大学 環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
京葉銀行 経営企画部 広報グループ TEL:043-306-8065
▼本プロジェクトに関連する2020年度・2021年度のプレスリリース
千葉大生が作成した「千産千消」リーフレットが完成!京葉銀行全店舗で配布開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000502.000015177.html
SDGsへの取り組みを強化「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」が5年目突入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000508.000015177.html
千葉大生が環境・SDGs啓発を目的にマイストローをデザイン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000501.000015177.html
千葉⼤⽣が企画 環境と近隣飲⾷店の応援を兼ねた「⻄千葉グルメキャンペーン♪」スタート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000482.000015177.html
千葉⼤⽣がコンサルティングに挑戦 企業の「エコアクション21」取得を⽀援
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000484.000015177.html
京葉銀行でマイボトル利用推進 千葉大生がデザインしたボトルを贈呈
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000477.000015177.html
コロナ禍の2020年度の活動を振り返る「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」実施報告会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000015177.html
千葉大生が企業関係者に向けて講演 SDGsの達成に向けた取り組みを考える
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000470.000015177.html
おうち時間に親子で園芸体験を!千葉大生がレタスの種を千葉市動物公園で配布します
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000467.000015177.html
千葉大生が制作した環境意識啓発CMを京葉銀行の全店舗のディスプレイで放映開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000455.000015177.html