大地の芸術祭 公式スマホアプリをリリース

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デジタルで安全・安心、体験向上、魅力発信を後押し

 フラー株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役:渋谷 修太、山﨑 将司、以下「フラー」)は、アソビュー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:山野 智久、以下「アソビュー」)、大地の芸術祭実行委員会(所在地:新潟県十日町市、名誉実行委員長:新潟県知事 花角英世、実行委員長:十日町市長 関口芳史、副実行委員長:津南町長 桑原悠)との連携により開発を進めていた、新潟県十日町市と津南町で開かれる世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」の公式アプリ「大地の芸術祭 電子パスポート&ガイド」を2021年9月21日にリリースしたことをご報告いたします。

大地の芸術祭 公式スマホアプリをリリースのサブ画像1

※背景写真:越後松代棚田群 星峠の棚田

 アプリを通じた安全・安心な芸術祭の開催と、地域や訪れたお客様の体験価値のさらなる最大化を図るため、まずは現在開催中の「今年の越後妻有」にて電子パスポートを含むアプリの主要な機能についてテスト運用を実施します。得られた知見は、延期となった3年に一度の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に生かす予定です。

App Store:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id1583908625
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.echigo_tsumari.art.triennial

アプリで安全・安心、体験向上、魅力発信を

 大地の芸術祭は、世界最大級の国際芸術祭であり、日本中で開催されている地域芸術祭のパイオニアです。過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地、新潟県の越後妻有地域(=大地の芸術祭の里:新潟県十日町市・津南町)を舞台に、約200点のアート作品を年間を通じて地域に展示。アートを道しるべに里山を巡る旅を体験できることが大きな魅力のひとつです。

 過疎や高齢化といった地域課題の解決を図る大地の芸術祭の一連の取り組みは、地方創生のモデルとしても国内外から高い評価を得ています。

 新型コロナウイルスの世界的な流行の長期化で人々の価値観が大きく変化し続ける中、現地での対応など様々な工夫に加え、生活インフラとして浸透したスマホアプリを活用することで、これまで以上に安全・安心な大地の芸術祭とするとともに、越後妻有地域の魅力をより強力に発信し続けようと、今般の公式アプリのリリースに至りました。

 今般のアプリの企画・開発にあたって、フラーは開発の仕様策定からデザイン・開発・テスト・オペレーション支援までを担当。アプリを通した体験全体の設計のベース案作成やチラシ・ポスターデザインも手がけました。
 

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「大地の芸術祭 電子パスポート&ガイド」のポイント

 今回のアプリローンチにあたっては、以下の3つのコンセプトを重視しました。

・使いやすさ・わかりやすさの重視
・越後妻有の魅力発信
・コロナ禍の感染症対策

 以下、それぞれのコンセプトについて、フラーの関わりかたとともにご紹介します。

使いやすさ・わかりやすさの重視:運営負荷を抑えながらユーザー体験を向上させる機能の付加

 マップや一覧から作品情報を見る機能やお気に入り登録、ルート案内ボタンなど、来訪前でも現地でも便利な機能を搭載しました。作品情報は大地の芸術祭の里公式サイト(https://www.echigo-tsumari.jp/)と連携しており、情報の統一性担保や運用面の効率化を図った設計となっています。

 また、大地の芸術祭のあらましやパスポートの購入・利用方法などまとめたガイドをアプリ内に展開。大地の芸術祭そのものへのユーザー理解を深めることができます。

 さらに、電子パスポートを含むアプリ外の対応が必要な仕組み・機能については、運営負荷を最小限に抑えながらより良いユーザー体験になるよう、これまでの運用フローに可能な限り沿った形で対応できる設計となっています。

越後妻有の魅力発信:大地の芸術祭の体験をより深める「じもと話」

 大地の芸術祭の作品は、作品を展示する地域そのものと深く関わっています。そこで、越後妻有の自然、風土、食、人など地域の魅力に触れることができる仕掛けとして、作品と地域、芸術祭と地域の関わりを知ることができるエピソードの一部を、当アプリ限定のコンテンツ「じもと話」として紹介しています。

 「じもと話」の文章や写真からアプリのユーザーは越後妻有地域をより深く身近に感じることができ、大地の芸術祭を巡る楽しさを深め、広げていくことにつながります。

コロナ禍の感染症対策:安全・安心な芸術祭の開催を目指して

 大地の芸術祭公式アプリは、新型コロナウイルスの世界的な流行に伴う“新しい生活様式”や“ウィズ・コロナ”といった言葉に代表されるように、人々の価値観が大きく変化し続ける中での開発となりました。

 来訪者や出迎える地域の方々にとってこれまで以上に安全・安心な大地の芸術祭とするため、大地の芸術祭公式アプリには接触を“自然に”避けられる機能を盛り込みました。

 具体的には、トリエンナーレや季節毎のプログラム開催期間にさまざまな施設を周遊できる作品鑑賞パスポートの「電子版(有料)」をアプリに搭載。スマホを使った非接触でのスタンプラリーが可能なほか、パスポートの特典内容や利用状況、スタンプラリーのスタンプ済みの作品が一目で分かります。

 また、来訪前・来訪時の感染対策に向けた注意ポイントなどをガイドコンテンツとして紹介。安全・安心な大地の芸術祭の一助となるよう工夫しました。

 機能の開発にあたっては、デザイナーやディレクターが現地に足を運び、実際の芸術祭の展示作品を体感するところから始めました。地域の方々との交流の中で、訪れる人と迎える人の双方にとっての安心・安全とは何なのかを考え、UI ・UXの設計に生かしました。

全ての方々の体験を向上させるアプリの実現へ

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 アプリを利用する全ての方々の体験を向上させるUI / UXを実現するため、フラーはディレクターやデザイナーが現地に何度も足を運び、現地の方々へのヒアリングや実際の作品めぐりなどで現場の空気を直に感じることを大切にしてきました。

 一連の取り組みを通じて出迎える側と訪れる側のそれぞれの当事者として感じられる課題などを丁寧に集め、アプリに反映させました。今後も当事者意識を大切にしながら、アプリのアップデートなどでさらなる価値向上に取り組む所存です。

開催中の「今年の越後妻有」でテスト運用を実施

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021」は2022年夏に延期となりましたが、2021年7月22日(木祝)〜10月31日(日)の期間を「今年の越後妻有」と称し、新作を含めた作品公開をしています。10月1日(金)〜10月31日(日)の期間、「越後妻有里山現代美術館 MonET&まつだい『農舞台』フィールドミュージアムセット券」購入者を対象に、電子パスポート機能を活用したスタンプラリーのテスト運用を実施いたします。

実施期間:2021年10月1日(金)〜10月31日(日)

「今年の越後妻有」:https://www.echigo-tsumari.jp/event/20210722_1031/

アソビュー株式会社について

「生きるに、遊びを」をミッションとし、“遊び”が衣食住に並ぶ人生を豊かに彩るものとして、Well-Beingな社会の実現を目指しています。
休日の便利でお得な遊びの予約サイト「アソビュー!」、大切な人に思い出を送る体験ギフト「アソビュー!ギフト」、レジャー観光・文化施設向けDXソリューション事業を提供しています。
参考URL:https://www.asoview.co.jp

会社名:アソビュー株式会社
設立:2011年3月14日
所在地:東京都渋谷区神宮前2丁目7-7 AURORAビル3階
代表取締役CEO:山野 智久

フラー株式会社について

 フラーは新潟県内において、フラーが持ちうる全てのプロフェッショナル領域でアプリやウェブなどデジタルにかかわる支援を展開する「デジタルパートナー事業」を積極的に展開しています。

 新規・既存事業の戦略構築からプロダクト開発・グロースまで“ワンチーム”で伴走。「デジタル領域全般で頼られる存在」として顧客に寄り添い、課題解決や事業成長に貢献し、新潟から地方創生を強力に推進しています。

 2020年11月には登記上の本店を新潟に移し、新たに「新潟本社」を設置。柏の葉本社と新潟本社の二本社体制で、それぞれの地方の特長を最大限に活かした経営により、中長期的な成長を目指しています。

ご参考:フラー公式サイト・デジタルパートナー事業について
https://www.fuller-inc.com/business

会社名:フラー株式会社
住所:【柏の葉本社】千葉県柏市若柴178番地4 柏の葉キャンパス148街区2 KOIL
【新潟本社】新潟県新潟市中央区笹口1丁目2番地 PLAKA2 2階 NINNO
代表:代表取締役会長 渋谷 修太、代表取締役社長 山﨑 将司
設立日:2011年11月15日
事業内容:デジタルパートナー事業
URL: https://www.fuller-inc.com

大地の芸術祭実行委員会について

 越後妻有地域(新潟県十日町市・津南町)を舞台に、2000年から3年に1度ごとに世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」を開催。地域に内在する様々な価値をアートにより掘り起こし、その魅力を高め、世界に発信する取り組みは、アートによる地方創生の先進事例として国内外から注目を集めています。

名誉実行委員長:花角英世(新潟県知事)
実行委員長:関口芳史(十日町市長)
副実行委員長:桑原悠(津南町長)
総合プロデューサー:福武總一郎(公益財団法人福武財団理事長)
総合ディレクター:北川フラム(アートディレクター)
クリエイティブ・ディレクター:佐藤卓(グラフィック・デザイナー)
オフィシャルサポーター・リーダー:高島宏平(オイシックス・ラ・大地株式会社代表取締役社長)
▼大地の芸術祭 公式サイト:https://www.echigo-tsumari.jp/

本件に関するお問合せ先

●大地の芸術祭全般に関すること:
大地の芸術祭実行委員会事務局(十日町市観光交流課芸術祭企画係) 担当:高橋・宮澤
TEL:025-757-2637  E-mail:[email protected]

●アプリ開発・機能等に関すること:
フラー株式会社 人事広報グループ 担当:川野 
E-mail:[email protected]

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