【SDGs 】環境負荷を低減しながらも、経済的合理性も追及できるプロダクトを発表
- 一般車両、バス、トラック、船舶などの燃料コスト削減、CO₂削減に貢献
- 大型施設(温水、暖房等)ボイラーの燃料コスト削減、CO₂削減に貢献
【株式会社VOREAS 代表取締役社長 池田憲士郎 コメント】
私たちの文明社会は、化石燃料の消費によって支えられてきたと言っても過言ではありません。例えば北海道に暮らす私たちは、冬に大量の灯油を消費することにより暖を取り、広大な大地を移動する手段である車にはガソリンを使用します。現在の生活から脱炭素社会へと段階的に移行していく過程でも私たちは化石燃料の恩恵に預かることになりますが、現在の液体燃料は実は大きな問題を抱えているとVOREASは考えています。(問題については下記の技術資料を参照)
これまで私たちはSDGs実現やESG投資などのスローガンの元に、環境負荷低減のためなら高い買い物をせざるを得ない状況でした。しかしSLOWは、環境負荷を低減しながらも、経済合理性も追求できる画期的な商品です。それはすなわち、企業は「環境をよくする経済活動」を営みながらも「経済をよくする環境活動」を行うことができることを意味します。SLOWは、VOREAS GREEN DEAL宣言の第一弾製品としてふさわしい製品です。
「SLOW」と同時にVOREAS GREEN DEAL 宣言を公表。宣言についてのリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000040789.html
◆技術資料◆
原油からの精製から始まり液体燃料が皆さんの手に渡るまでには、原油からの精製から始まり長い時間を経ることは一般的によく知られていますが、その過程で炭素が分子間力(その中でもファンデルワース力)によって大きな塊を作ってしまう(図1)。その塊を燃焼させることは容易ではなく、不完全燃焼が必ずと言っていいほど起きてしまう。言い換えると、同じ熱量を発生させる為により多くの燃料を必要とする状況が今の液体燃料が抱えている問題である。
この問題を解決する為には、大きく分けて2種類のアプローチがある。一つは、自身が燃焼することで燃料そのものを燃えやすくしようとする【添加剤】の使用。もう一つは、先述した炭素の塊を元の状態に戻し完全燃焼を促進する【触媒】の使用である(図2)。今回発表した化石燃料削減プロダクト「SLOW」は、触媒として燃料に作用する。
今回発表したSLOWと同じ成分の触媒を投入した実験では、CO(一酸化炭素)の排出が0になっていることから、完全燃焼していることが確認できる(表1)。触媒投入後は、より低い外気温にも関わらずボイラー内の温度は総じて高く維持され、特に小型ボイラーにおいてはO2濃度が低くなった。これはO2が効率良く使用され酸化=燃焼していることを意味している。触媒の効果により塊だった炭素がもとの状態に戻ったことを示唆している。
また、製造元の株式会社エコアドバンスジャパン提供の長距離バスを想定した一台あたりの燃料費削減シミュレーションでは、一ヶ月あたり約7.2万円の削減効果、一年あたり約86.4万円の削減効果が期待できるとされている。
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URL:https://bit.ly/3F72SnE