「地域」と「お客さま」をつなぐホテル滞在をご提案
特別な京都の魅力を伝える体験型ホテル
~アート展示スペースの設置とホテルオリジナルお香の販売~
(1) アート展示スペース「Gallery En -Art AND Crafts-」
当ホテルを訪れたお客さまに、京都のさまざまな工芸品を実際に見ていただくことで、その魅力を伝えるアートギャラリーを2021年10月1日(金)より設置いたします。展示スペースは館内2ヵ所に分かれており、それぞれ京都にゆかりのあるアーティスト・工芸家の作品を展示いたします。
クラブラウンジ内のゾーンAは、工芸に立脚した京都出身/在住のアーティストの作品と別地域のアーティストの作品を掛け算した展示を行います。ブロックチェーンを活用したプラットフォーム「B-OWND (ビーオウンド)」のサービスを活用し、アート・工芸作品の価値を高め、アーティスト・工芸家の活動の幅を広げ、京都にゆかりのあるアーティストなど、日本の「文化の担い手」の創作活動の支援に貢献いたします。
1F回廊 パブリックエリアのゾーンBは、京都在住の若手アーティストの絵画の展示を開始いたします。「Casie(かしえ)」(株式会社 Casie 本社:京都市下京区/代表取締役CEO 藤本 翔)のサービスを活用し、作品の展示におけるレンタル費をアーティストにお支払いをしながら、かつ作品の展示販売を行い、持続的にアーティストの発表の機会を創出いたします。
第1回展示詳細
<Gallery En –Arts and Crafts- Zone A(クラブラウンジ)>
開催期間:2021年10月1日(金)~ 2022年2月28日(月)
加藤亮太郎×松林豊斎 二人展 ~織部×遠州 侘び・寂びの変遷~
千利休の流れを継承した茶人・古田織部と小堀遠州の両者の美意識を継ぐ2名の陶芸家の展覧会。自由な創造性による大胆なデフォルメの「織部好み」を現代に表す、岐阜県多治見の陶芸家・加藤亮太郎。優美で均衡のとれた“綺麗さび”を追求した「遠州好み」を独自に解釈する、京都府宇治の朝日焼・十六世松林豊斎。一見まったく異なる表現ながら、両名は“侘び・寂び”という共通の概念を、各々のアプローチで追及しています。茶碗や花器・酒器など、多様な作品を展示致します。是非ご高覧ください。
加藤亮太郎プロフィール
1974年、岐阜県生まれ。七代目・加藤幸兵衛の息子として、1804年に開窯した美濃焼の幸兵衛窯を継ぐ。亮太郎は、これらの時代から続く、伝統的な焼き物に向かい合いながらも、今を生きる人間として、作品にコンテンポラリーな要素を盛りこむことを意識している。
松林豊斎プロフィール
1980年、京都府生まれ。400年の伝統を持つ茶陶の名家・朝日焼、十五世松林豊斎の長男。2016年、十六世豊斎を襲名。代々受け継がれてきた「綺麗寂び(きれいさび)」(「寂」のなかにも、華やかさや優美さのある趣、風情)を独自に解釈した作風を展開している。
<Gallery En –Arts and Crafts- Zone B(パブリックエリア)>
京都在住若手アーティストによる絵画展
日本国内にはおよそ50万人~80万人のアーティストがいると言われていますが、芸術活動で生計を立てられているのはほんの一握りという厳しい現実があります。才能があるにも関わらず生計を立てていくことができないという理由で、「アーティストとしての道を断念する」方が毎日どこかにいるという状況において、ザ・プリンス京都宝ヶ池では、作品の展示におけるレンタル費をアーティストにお支払いをしながら、かつ作品の展示販売を行います。3ヶ月に一度作品の展示が入れ替わり、ホテルに訪れるお客様に多くの京都のアーティストとの出会いを創り出せることを楽しみにしております。
※状況により内容が変更となる場合がございます。
※zone A (クラブラウンジ)は、クラブラウンジご利用のお客さまのみご覧いただけるエリアです。
※満席時は、クラブラウンジの入場を制限させていただく場合がございます。
(2)ホテルオリジナルお香の販売
「香老舗 松栄堂」より当ホテルをイメージするオリジナルのお香をご提案いただき、お客さまがご自宅でもお楽しみいただけるよう、ホテルにて2021年10月1日(金)より販売を開始いたします。
香り・デザインについて
京都・洛北を彩る四季折々の草花をイメージした、穏やかで瑞々しい香りです。旅の余韻とともに、ご自宅でほっと一息。ゆるやかに心ほどけるひとときをお過ごしいただけるよう作りました。パッケージは周辺の豊かな自然にホテルが調和している様子を、帯には日本の伝統文様より「流水文様」を取り入れ、清らかな水の流れを、お香の色味は、爽やかに晴れわたる青空をあらわしています。
香老舗 松栄堂
松栄堂の創業は今から300年ほど前。丹波篠山の里長であった畑六左衞門守吉が商いの道を興した「笹屋」に始まります。御所の主水職を勤めた3代目守経のころ「松栄堂」として本格的に香づくりに携わりました。以来、12代目に至る今日まで、一貫して薫香製造を生業としています。伝統に培われた豊かな経験値・情報力・技術力…そこから生み出されるのは宗教用の薫香をはじめ、茶の湯の席で用いる香木や線香、お座敷用の高級線香や手軽なインセンス、匂い袋など「香百般」。また、出版やワークショップなど、様々な文化活動を通じて、香り文化の継承と発展にも取り組んでいます。
地域連携の取り組み一覧
ザ・プリンス 京都宝ヶ池の35周年企画
2020年10月、グランドプリンスホテル京都からリブランドオープンしたザ・プリンス 京都宝ヶ池は、2021年10月9日(土)開業35周年を迎えます。地域の方々への感謝を込めて、京都の歴史・伝統・食、洛北の自然など多彩な魅力の発信をより一層強化してまいります。