~ペットボトルゴミ・CO₂排出の削減効果を検証~
【本件のポイント】
- 武蔵野大学サステナブルキャンパスプロジェクトを推進する新たな取り組み
- ウォーターサーバーがペットボトルゴミ・CO₂排出の削減につながるか効果検証を行う
【本件の内容】
武蔵野大学では、SDGsの基本理念「誰ひとり取り残さない」が本学の建学の精神やブランドステートメント「世界の幸せをカタチにする。」に流れる精神と合致することから、全学的にSDGsを推進しています。2020年から開始した『武蔵野大学サステナブルキャンパスプロジェクト』では、エネルギー消費やCO₂排出量、廃棄物発生量といった環境負荷量の調査や学生のSDGs に関する意識と行動を調査しているほか、キャンパスのサステナビリティを推進する実践活動としてキャンパスの屋上での自然菜園、養蜂活動を行っています。
今回、ペットボトルゴミ、CO₂排出削減を目的に新たにウォーターサーバーを設置し、削減の効果検証、学生・教職員の意識や行動について実証的研究を行い、より効果的なサステナブルキャンパスを目指して取り組んでいきます。
【概要】
プロジェクト名: | 武蔵野大学サステナブルキャンパスプロジェクト |
担当教員: | 工学部環境システム学科 明石 修 准教授 |
設置機種: | ウォータースタンド ネオ(ウォータースタンド株式会社) |
設置場所: | 武蔵野大学有明キャンパス3号館1階 |
設置台数: | 2台 |
設置期間: | 2021年9月27日~2022年9月26日(1年間) |
SDGs該当目標: | ・ペットボトルゴミ、CO₂排出削減の効果検証(目標7、12) ・飲料水へのアクセス(目標6) ・学生、教職員の意識や行動変化の効果検証(目標4) |
備考: | ・水道直結型のため給水タンク取り換え作業不要 ・冷水、温水、常温水の給水が可能 ・上記期間で実証的研究を行い、より効果的なサステナビリティ推進を行う |
【コメント】
■武蔵野大学工学部環境システム学科 明石 修 准教授
このプロジェクトは、武蔵野大学のキャンパスからサステナビリティを推進したいと考える教員と学生が集まった研究プロジェクトです。今回、マイボトル用ウォーターサーバーを設置することで、プラスチックごみとCO₂を削減し、かつ学生、教職員のwell-beingを向上することができると考えています。まだ小さな取り組みですが、1年間の実証研究をおこない、より大きな動きにつなげていきたいと考えています。
【参考】
■withコロナ時代における水分補給について
蛇口から出る水に直接口を近づけて飲むタイプの冷水機は、コロナ禍に見舞われる現代では感染予防の観点から使用が忌避される動きも一部で見られます。今回設置した水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」は、マイボトルに給水することができ、使い捨てペットボトルの使用抑制による環境負荷軽減と衛生面への配慮を両立することができます。
■ウォーターサーバー利用における感染対策について
学生・教職員は検温・消毒の上、学生ホールにあるウォーターサーバーを利用することができます。
【関連リンク】
■武蔵野大学サステナブルキャンパスプロジェクト:https://bit.ly/3arOB6U
■武蔵野大学SDGs特設サイト:https://sdgs.musashino-u.ac.jp/
【武蔵野大学】
1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に改名。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数12,000人超の総合大学に発展。また2021年4月に日本初の「アントレプレナーシップ学部」、全学生「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせるなど、2024年の創立100周年とその先の2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。
武蔵野大学HP:https://www.musashino-u.ac.jp/