~3機関の連携により中小企業のSDGsへの取組みを強力に推進~
中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)北陸本部、鯖江市、鯖江商工会議所は、持続可能な開発目標(SDGs)への対応を通じた企業の経営課題解決の取組みとして、3機関の連携により、SDGsをビジネスチャンスにつなげる相談、販路開拓支援を開始します。
鯖江市は、SDGsを原動力とした地方創生の達成に向けて優れたSDGsの取組みを提案する自治体として、2019年7月1日に「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」に選定されています。SDGs未来都市計画では、眼鏡のチタン加工技術を活かした新産業の創造等を通した魅力ある雇用の場の創出等を目標に掲げ、2020年9月12日に開設した「さばえSDGs推進センター」が中心となり、SDGsに関するセミナーやワークショップ、相談会を実施することで、市内外の中小企業へのサポートを行っています。
一方、中小機構北陸本部は、7月5日に同本部内(金沢市)にSDGs相談窓口を開設し、これまで150件以上の相談に対応してきました。相談は、SDGs経営導入に向けた中期計画の策定、SDGsに貢献する商品の開発やサービス展開、その販路開拓など、ビジネスに直結する具体的なものが多く、そのノウハウを活用した支援を、鯖江市、鯖江商工会議所と連携して行います。
今回、3機関の連携により、(1)鯖江SDGs相談窓口の開設、(2)SDGsに貢献する商品の販路開拓支援を開始し、鯖江市及びその周辺地域の中小企業のSDGsへの取組みを強力に推進します。
(1)鯖江SDGs相談窓口の開設
中小機構北陸本部のSDGs相談窓口と、さばえSDGs推進センター、鯖江商工会議所をインターネットでつなぎ、鯖江市及びその周辺地域の中小企業からの相談にオンラインで対応します。
・受付開始日:2021年10月27日(水曜日)
・相談日時:平日 午前9時~午後5時
・場所:
さばえSDGs推進センター(福井県鯖江市新横江2丁目3番4号 めがね会館9F)
鯖江商工会議所(福井県鯖江市本町3丁目2-12)
・相談費用:無料
・対象者:SDGs経営導入、SDGsに貢献する商品の開発やサービス展開、その販路開拓を目指す中小企業
・申込方法:相談希望日の2週間前までに、さばえSDGs推進センター、鯖江商工会議所へWebまたは電話による申込み
(2)SDGsに貢献する商品の販路開拓支援
中小機構が運営する、商社などの大手企業600社、海外企業7,600社、中小企業2万社が活用するビジネスマッチングサイト(ジェグテック)に、鯖江市などの企業のSDGsに貢献する商品を掲載する特設サイトを開設し、その取引を希望する商社、バイヤー、企業等とのビジネスマッチングを行います。特設サイトの開設時期や詳細は、決定次第、ホームページ等でお知らせいたします。
<SDGsとは>
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された17のゴール・169のターゲットで構成される世界共通の目標です。企業がSDGsの達成に向けた社会課題解決に取り組むことにより、新サービスや新商品の開発、新たな販路の開拓、人材育成、取引先等からの信頼の獲得など、企業の価値向上・競争力の強化につながる可能性があると考えられています。
<独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)>
中小機構は、事業の自律的発展や継続を目指す中小・小規模事業者・ベンチャー企業のイノベーションや地域経済の活性化を促進し、我が国経済の発展に貢献することを目的とする政策実施機関です。経営環境の変化に対応し持続的成長を目指す中小企業等の経営課題の解決に向け、直接的な伴走型支援、人材の育成、共済制度の運営、資金面での各種支援やビジネスチャンスの提供を行うとともに、関係する中小企業支援機関の支援力の向上に協力します。