世界共通の目標であるSDGsの達成や地球温暖化対策の動きが加速化する中、桑名市では、2050年までに二酸化炭素の実質排出ゼロを目指すため、2021年3月に「桑名市ゼロカーボンシティ宣言」を行い、市民や民間事業者と連携してゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みを推進していくことを表明しました。
これに伴い市役所内に「グリーン資産創造課」を立ち上げるとともに、産学官金の連携により、「くわなIoT推進ラボ協議会(通称:グリーンIoTラボ・桑名)」を設立。脱炭素とIoTを活用したゼロカーボンシティの実現に向け、民間事業者等からアイデアを募集する提案窓口の設置や調査研究活動をするとともに、具体的な取り組みを推進しています。
〈ゼロカーボンシティの実現に向けた現在の取り組み〉
・くわなIoT 推進ラボ協議会(通称:グリーン IoT ラボ・桑名)の設立
産学官金の連携により、 IoTを活用し、ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みを推進することを目的として、2021年5月に設立。IoTや新しい技術を活用し、環境と経済の好循環を生み出す社会の実現に向けた取り組みや調査研究を展開していきます。
・公民連携提案窓口の設置
ゼロカーボンシティ実現に向けた新たな課題解決方法や価値を創出し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みをさらに加速させるため、民間事業者等の皆さまからの様々なアイデアを募集しています。
・公共施設等への再生可能エネルギー設備導入
再生可能エネルギー設備導入方針の策定に伴い、新設および大規模改修する公共施設に、順次、再生可能エネルギー設備の導入を進めています。2021年10月には、桑名市役所本庁舎内の使用電気に木曽岬干拓地メガソーラーで発電された100%再生可能エネルギーを導入。これにより、年間約450トン(一般家庭約165世帯分)の二酸化炭素削減効果が見込まれます。
桑名市消防本部多度庁舎屋上にソーラーパネルを設置
本庁内モニターを用いた広報・啓発
・寄付型自動販売の設置
「グリーンIoTラボ・桑名」の活動内容に賛同いただいている株式会社伊藤園さまとコカ・コーラボトラーズジャパン株式会社さまにより、市役所内に寄付型自動販売機を設置。売上の一部が「グリーンIoTラボ・桑名」の活動に寄付され、飲料水の購入を通して、手軽に取り組みに参加することができます。
桑名市役所南玄関
桑名市役所4階
・共用自転車の運用開始
CO2を排出しない手軽な移動手段であり、健康増進効果から誰でも気軽に使用できる共用自転車の取り組みを開始しています。
・公用車の次世代自動車導入方針を策定
次世代自動車の導入方針の策定に伴い、本市の公用車を二酸化炭素排出量の削減効果が高い次世代自動車に順次転換していきます。
・「ゼロカーボンシティくわな」ロゴマークの作成
地球環境への関心を高めてもらうために、さまざまなイベントやパンフレットなどを通して、ロゴマークを活用した啓発活動を実施しています。
「ゼロカーボンシティくわな」ロゴマーク
桑名市では、今後も二酸化炭素排出実質ゼロを実現するため、さまざまな取り組みを実施していきます。
「本物力こそ、桑名力」をキャッチフレーズとして掲げる三重県桑名市。三重県桑名市東京PR事務局を運営する㈱ポニーキャニオンは、「魅力みつけびと」やメディアを通し、桑名市のさまざまな魅力や旬の情報を発信しています。