サイエンスナレッジデータ基盤を活用し医療・介護・ヘルスケア共生社会の実現へ
◆JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」について
大学などを中心として、企業や地方自治体・市民などの多様なステークホルダーを巻き込んだ産学官共創により、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に基づく未来のありたい社会像を拠点ビジョンとして掲げ、その実現のため具体的かつ到達可能な駆動目標(ターゲット)を設定し、この達成に向けた研究開発と産学官共創システムの構築の推進を目的として、令和2年度より公募が開始されたプログラムです。本プログラムにより、知識集約型社会をけん引する大学などの強みを活かし、ウィズ/ポストコロナ時代の未来のありたい社会像実現を目指す、自立的・持続的な産学官共創拠点を形成します。
令和3年度は「共創分野」「地域共創分野」の2分野について「本格型」「育成型」の2つの実施タイプで募集を行い、計17件のプロジェクトが採択されました。
(JSTプレスリリース資料より一部引用、抜粋)
プログラムHP:https://www.jst.go.jp/pf/platform/index.html
◆採択対象プロジェクトについて
分野・タイプ | 共創分野・本格型 |
拠点名称 | 誰もが参加し繋がることでウェルビーイングを実現する 都市型ヘルスコモンズ共創拠点 |
代表機関 | 慶應義塾大学 |
プロジェクトリーダー | 慶應義塾大学医学部 中村雅也教授 |
参画機関 | 大学、研究所、一般企業、自治体 計28団体(当社含む) |
概要(PDF) | https://www.jst.go.jp/pf/platform/file/r3_kyotengaiyou_2101.pdf |
【参考】令和3年度採択プロジェクト一覧 https://www.jst.go.jp/pf/platform/site.html
◆参画機関としての取り組みについて
本プロジェクトにおける研究開発課題「心不全になっても日々生き生き「寄り添う」研究」にて、質の高い永続的な心不全治療が可能なシステムの構築を目指します。
高齢化に伴い心不全患者が世界的に増加する中、発症・重症化に対する予防、リスク管理方法が開発されていますが、今日まで社会実装には至っていません。本課題ではウェアラブルデバイスから取得した生体情報、患者の状態を把握する質問票(PRO)、AIを用いた動画解析等の膨大なデータを集積、分析するための基盤の構築を目標としています。
当社では開発中の汗乳酸センサを心臓リハビリテーションの運動検査に活用し、かつ他の様々なデータと組み合わせることで、心不全患者に対して適切な治療を提示、管理するためのアプリケーション開発を行います。
◆会社概要
会社名 | 株式会社グレースイメージング (Grace imaging, Inc.) |
所在地 | 東京都新宿区信濃町35番地 |
代表者 | 代表取締役 中島大輔 |
設立 | 2018年7月2日 |
事業内容 | 汗乳酸センサを用いた最先端疲労分析・評価サービスの開発・提供 |
URL | https://www.gr-img.com/ |
◆社歴・賞歴
2019年 3月 IBM BlueHub 第5期 最優秀賞受賞
2019年 6月 ソニーグループ株式会社支援の下、汗乳酸センサの開発を開始
2019年 9月 JSR株式会社、ソニーグループ株式会社に第3者割当増資を実施
2019年 10月 東京都「先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」(AMDAP)採択
2019年 12月 第4回健康医療ベンチャー大賞 社会人部門優勝
2020年 7月 MedTech Innovator Asia Pacific Accelerator 選出
2020年 11月 総務省「異能vationプログラム」 異能ジェネレーションアワード分野賞受賞
2021年 3月 東京都「先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」補助事業対象者に選定
2021年 10月 JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」採択 ※参画機関として