2021年10月17日9時~14時 福岡市早良区今川 鳥飼八幡宮内『福マルシェ』
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要 9月18日に能古島にて開催した小学生向けイベント「玄海海守隊」1日目で回収したアオサからオリジナルのふりかけを開発、今回はイベント2日目の場として『福マルシェ』にて、実際にそのふりかけを小学生が自ら宣伝、販売。
・日程 10月17日
・開催場所 福岡市早良区今川 鳥飼八幡宮内『福マルシェ』
・参加人数 小学生5〜6年生 18名
- ふりかけ制作までの経緯
9月17日に福岡市早良区の能古島にて開催された小学生向けワークショップ『玄海海守隊』1日目では、水族館・マリンワールド海の中道の中村館長を迎え、簡単な実験から海の仕組みについて学び、また博多湾の特徴や、それに伴い発生している海洋問題についての講義を受けました。
その中で、生活排水の流入による富栄養化等の影響でアオサが大量発生、環境悪化の要因になっているとの話から、一行はさっそく近くの海岸へ。実際のアオサを目のあたりにし、回収する体験を行いました。
その中で、ただ回収するに留まらず、何か有効活用できないか、との提案から、回収したアオサを利用し、また小学生自ら具材を調合することで、オリジナルのふりかけを作ることとなりました。
- いよいよ『福マルシェ』での販売に
10月17日の『玄海海守隊』2日目では、前回のワークショップで生まれたオリジナルのあおさふりかけ4種類を、井口食品株式会社様のご協力により、数量限定で販売しました。
会場となった鳥飼八幡宮の『福マルシェ』には朝から多くの方が訪れ、青果や加工品など生産者直売の逸品が並ぶ中、海と日本プロジェクトのブースでは、前回から参加の小学生18人が力を合わせ、店頭に立ち、自らの力で商品を販売しました。
『今、海で何が起こっているのか』『私達の生活が海にどんな影響を与えているのか』能古島での体験を振り返り、商品の特徴や、開発した経緯、アオサを通じて身近にある海洋問題への啓発など、各人が自らの言葉で、来場者に対し積極的にアピールを行いました。
用意していたふりかけは、小学生の熱意の甲斐あって昼過ぎに完売。エリアの海の問題とその解決を、商品の販売を通して、子供の目線から来場者にしっかり伝えられる、貴重な機会となりました。
- 参加した子ども・保護者からの声
・2日間のイベントを通して、自分たちが住んでいる福岡の海を知ることができ、考えが変わった。ごみの捨て方や洗剤の使い方など、出来ることから始めていきたい(子ども)。
・海洋問題を学んだお陰で、マイクロプラスチックごみの課題など関心を持つようになった(保護者)
団体概要
団体名称 :海と日本プロジェクトinふくおか実行委員会
本社所在地 :福岡市早良区百道浜2−3−8
電話番号 :092-852-6666
代表理事 :豊田和男
設立 :2016年4月22日
URL :https://fukuoka.uminohi.jp/
活動内容:福岡県の豊かな「海」を未来に残すため、県民に広く「海」について関心を持ってもらう活動を行う。次世代の若者が「海」に親しみを持ち、その恩恵を後生に引き継ぐきっかけとなるようなムーブメントづくりを行う。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/