パンテック、「環プラ®︎」を商標登録

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パンテック、「環プラ®︎」を商標登録のメイン画像
株式会社パンテック(本社:滋賀県大津市、以下パンテック)がプラスチック廃棄物を資源として循環させることを意味する言葉として独自に開発・提唱し、使用してきた「環プラ®️」が、特許庁により正式に商標として登録されました。
  • 「環プラ®︎」とは

 「環プラ®︎」という言葉は、プラスチック廃棄物を資源として循環させることを意味する言葉として、パンテックが独自に開発・提唱し、使用してきた造語です。

パンテック、「環プラ®︎」を商標登録のサブ画像1_「環プラ®️」のロゴマーク「環プラ®️」のロゴマーク

 パンテックは設立25周年にあたる2021年を「第2創業元年」と位置づけ、事業の拡大並びに拡張に取り組んでおり、新たな事業コンセプトとして「環プラプロデュースカンパニー」を掲げました。
 コンセプトメイキングに際し、自社の社会的存在意義(=パーパス)や他社にはない強みなどを見直し、再定義する中で生まれたのが「環プラ®︎」でした。
 パンテックは1996年の創業以来、プラスチックリサイクルを専門に事業展開しており、今やプラスチックの再生原料の取扱量は国内随一と自負しております。近年、SDGsやESGの重要性が謳われ、サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行が進むとともに、プラスチックリサイクルにも関心が高まってきておりますが、パンテックは今のように社会が大きくグリーンシフトする前から、プラスチック廃棄物に価値を見出し、貴重な資源として活かし、循環させることに取り組んできました。
 プラスチック廃棄物を資源として循環させる「環プラ®︎」は、まさにパンテックの事業内容を象徴する言葉と言えます。

 

 

  • 「環プラ®️」が必要な理由

 地球温暖化や海洋プラスチック汚染などの環境問題を背景に、世界中でプラスチックを使わない「脱プラ」や、プラスチックの使用量を減らす「減プラ」などの動きが加速しております。もちろんそれらの取り組みは重要であり、今後も積極的に取り組む必要があることは言うまでもありません。
 ただ、持続可能な社会の実現のためにすべきことは他にもあるのではないでしょうか。私たちパンテックは、「脱プラ」「減プラ」に次ぐ、第3の選択肢として、「環プラ®︎」を提唱しています。
 日本は2008年をピークに人口減少を続けていますが、世界の人口はと言えば、2015年には73億人でしたが、2050年には97億人にまで増加するとの予測がされています。身の回りを見渡してみると分かるように、プラスチックは生活のありとあらゆるシーンで使われている素材です。そのため、世界人口の増加に伴って、プラスチックの生産量も増加することになります。
 プラスチックはその誕生以来、世界での生産量が右肩上がりで増加を続けております。OECD(経済協力開発機構)が公表するデータによれば、2015年には1990年の3倍にあたる4億トンものプラスチックが生産されました。そしてこの増加傾向が続けば、2050年には16億トンにまでその量が増えると推計されています。

パンテック、「環プラ®︎」を商標登録のサブ画像2_世界の人口とプラスチックの生産量世界の人口とプラスチックの生産量

 繰り返しになりますが、「脱プラ」「減プラ」も重要であることに変わりはありません。プラスチック素材から紙やガラス、金属などへの切り替えや、プラスチックの代替素材として注目される生分解性プラスチックやバイオマスプラスチックなどの研究開発も急速に進んでおり、今後の普及が期待されます。
 しかし、プラスチック素材から別素材・代替素材への切り替えが困難なケースも多く、たとえ切り替えることが可能であっても、ライフサイクル全体を見ると逆に環境負荷が高くなってしまうこともあり得ます。また、エコロジーな新素材も価格や供給量、機能面などでまだまだ課題が山積しており、市場の占有率としてはごく一部に留まっているのが現状です。
 持続可能な社会の実現に向けて、「脱プラ」や「減プラ」も必要ではありますが、そうしたアクションによりプラスチックの使用量を抑えられたとしても、OECD(経済協力開発機構)の推計からも分かるように、世界人口の増加に伴うプラスチックの爆発的な需要の拡大を前に、その効果は限定的と言えるのではないでしょうか。
 今後、世界的にプラスチックの需要が拡大していくことに疑う余地はありません。つまり、拡大するプラスチック需要に応えながらも、環境負荷を低減させていくことが、今、プラスチック業界が直面する喫緊の課題なのです。
 「脱プラ」や「減プラ」のようにプラスチックの使用量を抑えるアプローチも重要ですが、上記のような状況を鑑みて、パンテックではプラスチック廃棄物を資源として循環させる「環プラ®︎」が現状としてはより効果的な打ち手ではないかと考えております。

 

  • 「環プラ®︎」がサーキュラーエコノミーへの移行を押し進める

 「環プラ®︎」は埋め立てや焼却により処分されているプラスチック廃棄物を、ケミカルリサイクルやマテリアルリサイクルというステージに引き上げ、資源として循環させることを促します。それはすなわち、バージン資源の利用を削減させ、サーキュラーエコノミーへの移行を押し進めることを意味します。「環プラ®︎」は持続可能な社会の実現にも貢献できるアプローチと言えるのです。
 私たちパンテックは「環プラ®︎」の取り組みを積み重ねながら、社会にこれを実装させ、「プラスチックの資源循環経済の構築を通じて地球を再生する」というビジョンの実現を目指しています。

パンテック、「環プラ®︎」を商標登録のサブ画像3_商標登録証商標登録証

■株式会社パンテック
代表取締役      黒木 正明
本社               滋賀県大津市瀬田4丁目5番8号
設立               1996年
資本金            1,000万円
事業内容         プラスチックリサイクルのトータルプロデュース
URL               https://www.pantechco.jp/

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社パンテック(広報担当:大野 賢)
電話:077-543-6625
FAX:077-543-6685
メールアドレス:[email protected]

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