https://canon.jp/corporate/newsrelease/2021/2021-07/pr-dci
キヤノンMJグループは、キヤノングループの企業理念「共生」のもと、事業を通じてお客さまや社会の課題を解決することにより、当社グループと社会の持続的発展を目指したサステナビリティ経営を推進しています。社会全体の省エネルギーが求められる中、キヤノンITSが所有・運営する「西東京データセンター」では、高度な安全管理のもと、お客さまよりIT機器をお預かりし、エネルギー効率の良いデータセンターを運用する事により、社会全体の省エネルギーへの貢献を進めています。
このたび、キヤノンITSはCO2排出量を抑え環境負荷低減を実現する「空調機の運転周波数適正化」や冬季期間の外気を利用しながら効率よく熱交換を行う熱源設備「フリークーリング」の導入などの取り組みが評価され、東京都環境局より「優良特定地球温暖化対策事業所」(準トップレベル事業所)の認定を受けました。この1月には「ゼロエミッション東京」実現への協力(※1)に対して、東京都知事より感謝状を授与されています。
「優良特定地球温暖化対策事業所」は、「地球温暖化の対策の推進の程度が特に優れた事業所」として、「知事が定める基準」に適合する事業所を東京都が認定するものです。
※1 ゼロエミッション東京の実現に向けたキヤノンITSの取り組み
https://www.canon-its.co.jp/news/detail/?id=9065
- <西東京データセンター1号棟における主な環境負荷低減への取り組み>
Ⅰ 管理体制
・CO2削減推進会議の開催、CO2削減目標の設定、CO2削減対策計画の立案及び実績の集約・評価の実施、PDCA管理サイクルの実施体制の整備 等
Ⅱ 建物設備性能
・高効率設備の導入、フリークーリングの導入、力率改善制御システムの導入、高効率UPSの導入 等
Ⅲ 事業所の運用
・BEMS(Building Energy Management System)の活用、室使用開始時の空調起動時間の適正化、冷凍機の冷却水温度設定値の調整 等
西東京データセンターは高性能な設備と優れた運営品質でお客さまのCO2排出量削減に大きく貢献しています。今後も社会からの要請・期待に真摯に向き合いICTを通じて社会へ価値提供を行うことにより豊かさと環境を両立する社会の実現に貢献してまいります。
- 西東京データセンター1号棟における東京都環境確保条例の主な評価項目
主な評価項目 | 実施項目 | 実施内容 |
Ⅰ管理体制 | CO2削減推進会議の開催 | 事業部門、CSR推進部門と合同で毎月CO2削減会議を開催し、事業所電力負荷に合わせて、運用方法及び省エネ対策案の検討を実施している |
Ⅱ建物設備性能 | 高効率設備の導入 フリークーリングの導入 |
・空調機インバータ制御・ECファンの導入・熱源ポンプのインバータ制御 冬季の外気が低い期間に熱源機を稼働させず冷水を作る仕組みを導入 |
Ⅲ事業所の運用 | BEMSの活用 | BEMS(BuildingEnergyManagementSystem)を活用することで、熱源機器等のエネルギー分析を実施して、高効率な設備運用を実施している |
■今回の活動内容で貢献しているSDGs目標
■キヤノンITSのサステナビリティ戦略とSDGs
https://www.canon-its.co.jp/company/csr/sdgs/
● 一般の方のお問い合わせ先
キヤノンIT ソリューションズ株式会社 データセンターサービス本部 DC 運営部042-433-8989(直通)
● 西東京データセンターホームページ
https://www.canon-its.co.jp/products/idc_west_tokyo/