「kizunaNFTチャリティープロジェクト」とは、著名人のデジタルアートNFTの販売収益を社会貢献活動に寄付をするプロジェクトです。第二弾として、アイルランドの著名アーティストKevin Abosch氏の作品をオークション形式で販売しました。2021年4月21日~5月9日の入札期間を経て、4.05ETH(約100万円:2021年7月1日時点での国内暗号資産取引所におけるイーサリアム販売価格より概算)で落札されました。この全額を、2021年7月1日付けでD×Pへご寄付いただきました。
Kevin Abosch氏により今回提供された作品 1111 #1069
すでに第一弾としてATH Sistersと映像作家VJyou(絢斗優)の作品の販売益全額約130万円の寄付を受領しています。また、第三弾の企画として、日本を代表するメディアアーティストであるRhizomatiksのNFTチャリティへの参加が決定しています。
いただいたご寄付は、D×Pにおいてコロナ禍で困窮した日本の10代〜20代の緊急支援や生活の立て直しのための取り組みなどに充てさせていただきます。緊急事態宣言が延長するなか、親や周囲に頼ることができずに生活がひっ迫している10代がいます。彼らの支えにつながるよう、スタッフ一同尽力いたします。
- 認定NPO法人D×P 理事長 今井紀明より
これまでこうした著名人やアーティストなどの作品の売却金額を寄付する事例として、チャリティパーティやオンラインでのチャリティオークションがありました。一方、NFTにおけるチャリティオークションは、アーティスト本人の有名度合いではなく作品自体に注目がおかれやすい仕組みです。透明性が高いほか、一般のオークションと異なり所有権販売後もVRギャラリーなどで展示されやすいため世界的に作品が注目されます。
NFTチャリティを通して、アーティストが作品を注目されつつも社会課題にアプローチできる仕組みは、今後も非営利セクターの資金調達の大きな力になっていくことが予測されます。D×Pは今後もコロナ禍でひっ迫する10代のサポートに尽力していきますが、世の中にはさまざまな社会課題に取り組む非営利組織が多くあります。そうした資金調達の難しさを感じる非営利組織にもNFTチャリティを紹介し、広げていきたいと思います。
- 株式会社グラコネ 代表 藤本真衣様より
グラコネ代表の藤本は、2011年より国内外でビットコインの普及に邁進し、長年、暗号資産やブロックチェーンの技術をソーシャルグッドに役立てる活動を啓蒙しております。グラコネでは、2017年より仮想通貨寄付プラットフォームkizunaの運営、2020年よりブロックチェーンをインフラとしたソーシャルグッドの事例を紹介するメディアkizuna instituteの運営を行っており、2020年には、BinanceCharity財団とコラボレーションし、日本円にして約855万円分の仮想通貨を集め、新型コロナウイルス感染症患者に対応する医療機関、福祉施設等にマスク・医療ガウンの寄付を行いました。また、本年4月7日には、本プロジェクトの第1弾・第2弾により既にNFT作品の販売益約230万円の全額寄付を実施しております。なお、今回のプロジェクトに際しては、既に発表の通り、集まった収益の寄付先として、コロナ禍で生活苦に陥った10代をサポートする「認定NPO法人D×P(ディーピー)」(本部:大阪府大阪市、理事長:今井 紀明)を選定しております。コロナ長期化による若年層の生活苦が想像以上に深刻な状況です。日々10代〜20代の緊急支援や生活の立て直しのための取り組んでおられるD×Pさん、そしてNFTアートを提供して下さったKevin Aboschさんはじめ、周りの方々と手を取り合って、今後も支援を必要とされている方々のお役に立てればと思っております。
- 認定NPO法人D×P(ディーピー)
認定NPO法人D×P(ディーピー)は、不登校・中退・経済的困難など、さまざまな境遇にある10代の孤立を解決するNPO。学校とLINE相談で10代と出会い、困った時に頼れる人とのつながりをつくります。定時制高校では、高校生と社会人が対話する授業や校内居場所事業を実施。LINE相談事業「ユキサキチャット」は全国から相談を受け付けています。コロナ禍では、困窮する10代へ食糧支援・現金給付を実施しています。
公式WEBサイト:https://www.dreampossibility.com/supporter/
※D×Pは、2015年6月8日付で、D×Pは大阪市の認定を受けた「認定NPO法人」です。認定NPO法人とは、活動内容が適正であるとして各自治体から認定をうけた団体のことを指し、認定NPO法人へご寄付は税控除の対象となります。