1. 「みらい保育コンテンツ」について
■ 概要・ルクミー みらい保育スクールについて
「みらい保育コンテンツ」とは、ルクミー みらい保育スクールの往還型コースやセルフデザインコースを受講した方向けの特典として提供しているコンテンツです。汐見稔幸先生(東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長)による「みらいのこどもたちのために、今できること」を始め、保育・教育内外から幅広い見識を持つ方々の講演を通して、なりたい姿の発見につながる半歩先の様々な情報を提供していきます。ルクミーみらい保育スクール受講の方は、これまでに実施したコンテンツもご覧になれます。
ルクミー みらい保育スクールは、組織の改善やゆとりの確保など、保育の質の向上に向けて必要となるプロセスを学ぶことができるオンライン研修プログラムです。経験豊富な保育業界の挑戦者であるみらい保育アンバサダーたちが自園で積み重ねてきた経験の数々を事例として紹介し、そこで得た学びを通じて参加者同士でディスカッションを行うことで、自園が目指すべき方向性を明確にしていきます。さらなるより良い保育や園の運営を目指す先生方にお薦めのスクールです。
■ 過去 3 回の講座サマリ・参加者満足度・コメント
1. 「みらいを生きるこども達のために、今保育者ができること」
汐見稔幸先生(東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長)
目の前の子ども達が社会に出るころは、変化が激しく正解がない時代と言われています。そのために保育者はどのように子どもの育ちを支援できるでしょうか。保育所保育指針や幼稚園教育要領などが改定された背景にさかのぼりつつ、「生きる力」を育てる保育についてお話いただきました。
〈参加者のコメント(一部)〉
・保育活動で応答的であることの大切さを頭では理解しているつもりだが、ついつい一方的になることがあるので、大人同士でも、子どもに対しても応答的であるように努めていきたい。
・「生きる力」のための非認知能力を乳幼児期から身に付けるために、私達保育者がどう子どもと向き合うか、環境設定をするのか、どんな風に子どもの気持ちを汲み取り、言葉かけしていくのか等、子ども一人一人に合った、今必要な援助は何なのかを考えていかなければいけないと改めて思いました。
2. 「小学校教育の今とミライ~デジタル時代の4 ステップ」
正頭英和先生(立命館小学校教諭 ICT 教育部長/英語科)
ICT の台頭により、小学校教育の質は大きく変化しています。その比重が知識から体験にシフトし、体験を通じて「表現する力」の土台をつくること、問題を発見する力を育てることが必要になってきています。今の小学校の変化をとらえ、必要な保育のありかたを考えるヒントを正頭先生に、後半はRISSHO KID'S きらり園長の坂本喜一郎先生も交えてお話しいただきました。
〈参加者のコメント(一部)〉
・子どものモチベーションはあしがはやい。その瞬間に対応しないとモチベーションが下がる。という言葉にハッとしました。子供のやる気の火に素早く寄り添いながら問いを育てたいと感じました。
・小学校の教育も子どもの育ちの連続性の一部であり、大変学びが多く、とても面白い内容が豊富だった。モチベーションへのアプローチは保育者にとっても常に学びトライする場が日々あると思う。子どもの感性の幅を広げるには我々自身もその感情に素直である必要があるのと、少し先の提案の引き出しを増やしていくための学びを続けなくてはいけないと思った。
3. 「ありのままを受け入れ自分らしく生きることが尊重されること」
工藤勇一先生(横浜創英中学・高校校長)
ありのままを受け入れ、自分らしく生きられる子どもを育てるためには、私たち大人は、教育を通じてどのような力を子どもに育て、また、その力を育むために何をやり、何を「やってはいけない」のでしょうか。具体的な声かけの仕方や、子どもと関わる上での心構えなど、認定こども園さくら園長の堀昌浩先生との対談形式でお話いただきました。
〈参加者のコメント(一部)〉
・今、本当に知りたいことが凝縮した研修でした。子どもも保護者も職員もその人自身を大丈夫だよと受け入れることの重要性を痛感しました。
・自己決定のための3つの声掛けは園でも継続して共有していこうと思います。問題解決のための工夫ついても幼児教育が大切だと言われている理由についてもよく理解できました。とても勇気づけられました。
■ 新たに講演いただく方のプロフィール・講演テーマについて
講演テーマ:「創造性と共同」の保育
講演期日:2021 年11 月30 日(火)
講演者プロフィール:
松本理寿輝さん(まちの保育園・こども園代表)
1980 年東京都生まれ。2003 年一橋大学商学部卒業、博報堂入社。
不動産ベンチャーを経て、かねてから温めていた保育の構想の実現のため、ナチュラルスマイルジャパン株式会社を設立。2011 年に「まちの保育園 小竹向原」を開園した。現在は東京都内に認可保育所「まちの保育園」、認定こども園「まちのこども園」を5 園運営。保育の場をまちづくりの拠点として位置づけ、豊かな社会づくりをめざしている。
講演テーマ:「子どもの興味を伸ばすアート思考」
講演期日:2021 年12 月13 日(月)
講演者プロフィール:
末永幸歩さん(美術教師・アーティスト)
武蔵野美術大学造形学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科(美術教育)修了。浦和大学こども学部講師、東京学芸大学個人研究員。アートを通して「ものの見方を広げる」たユニークな授業を都内の中学・高等学校で展開。子どもの創造性を育むワークショップ、教育機関での講演、大人向けアート思考セミナーなど、アートに関する教育活動を年間 100 回以上行う。著書の『13 歳からのアート思考』は16 万部のヒットを記録。
講演テーマ:「 Well-being と三間(仲間・時間・空間)~持続可能なチームのありかた~」
講演期日:2022 年1 月18 日(火)
講演者プロフィール:
小林正忠さん(楽天グループ株式会社 常務執行役員 CWO(Chief Well-Being Officer)
慶應義塾大学総合政策学部を 1 期生として卒業。97 年楽天創業から参画し、ショッピングモール事業責任者として営業本部、大阪支社、マーケティング部門、国際事業等の立ち上げを行う。2012 年春よりカリフォルニアに赴任し米州本社社長、2014 年9 月アジア本社社長を歴任。2019 年、CWO に就任。
■ 対象
全国の保育関係者
■ ご参加までの流れ
みらい保育コンテンツを受講するには、ルクミーみらい保育スクールを受講いただく必要があります。募集を受け付けているコースの詳細および応募方法等については、ルクミー みらい保育スクールのHP をご覧ください。
- ルクミー みらい保育スクール https://lookmee.jp/mirasuku/
2. ユニファ株式会社について
ユニファ株式会社は、保育・育児関連の社会課題解決を目指す“Childcare-Tech”領域のスタートアップです。「家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出す」をパーパス(存在意義)に、IoT や AI を活用した保育支援デバイス「ルクミー」シリーズの開発およびサービスを提供しています。「スマート保育園・スマート幼稚園・スマートこども園」の展開を通じて、子育てしながら働きやすい社会作りに貢献していきます。「スマート保育園」は2021 年グッドデザイン・ベスト100 および特別賞であるグッドフォーカス賞〈新ビジネスデザイン〉を受賞しました。また、2021 年度の J-Startup にも選出されています。
■ 会社概要
会社名:ユニファ株式会社
代表取締役CEO:土岐泰之
設年: 2013年
所在地:東京都千代田区富士見1-8-19 住友不動産千代田富士見ビル2 階
事業概要:保育支援サービス「ルクミー」シリーズの企画、開発、販売、運営。
「スマート保育園・スマート幼稚園・スマートこども園」の展開、推進。
企業URL:https://unifa-e.com/