パンダが食べずに廃棄していた竹を活用した「森のタンブラー」を開発 和歌山県のアドベンチャーワールドで「パンダバンブータンブラー」として12月2日から販売開始

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地球にやさしい「森のタンブラー」 地域と連携した取り組み 

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 塩澤賢一)は、パナソニック株式会社と共同開発したリユースカップ「森のタンブラー」を活用し、地域と連携した環境負荷低減の取り組みに力を入れています。今回、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドと同施設のSDGsパートナーであるおもろいカンパニー合同会社と協力し、施設内で飼育するパンダが食べずに廃棄していた竹を使った「パンダバンブータンブラー」を開発しました。12月2日からアドベンチャーワールド内のショップとアドベンチャーワールド公式オンラインショップで販売を開始します。

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 この「パンダバンブータンブラー」の主原料には、園内で飼育するジャイアントパンダが餌として食べずに廃棄していた竹を55%使用しています。「森のタンブラー」の原料として竹を使うのは、今回が初めてです。種類は7種類で、12月2日から施設内のショップ4店舗とアドベンチャーワールド公式オンラインショップにて1,200円(税込み)で販売します。また、12月2日(木)から12月31日(金)で「PANDA BAMBOO」デザインの「パンダバンブータンブラー」を園内のフードショップにて数量限定販売します。

 今回の取り組みは、アドベンチャーワールドが取り組む「パンダバンブープロジェクト」の一環です。このプロジェクトでは、ジャイアントパンダが餌として食べずに廃棄していた竹などをアップサイクルしています。今回、有機資源を主原料とする「森のタンブラー」の特長と製造技術を活用し、廃棄予定だった竹を「森のタンブラー」の原材料として使用することで、同プロジェクトを後押ししていきます。

<「森のタンブラー」について>
・「森のタンブラー」は“使い捨て”という消費行動自体を変革することを目標とし、“使い捨て”しない飲料容器としてアサヒビールとパナソニック株式会社が2019年に共同開発したリユースできるエコカップです。
・通常の「森のタンブラー」は、間伐材などの木材から精製したパルプを主原料とした「高濃度セルロースファイバー成形材料※」を使用しており、製造時のプラスチック使用量を削減できます。
・2020年は新たなラインアップとして、ヒノキの間伐材を主原料とした「森のタンブラー HINOKI」と、グループ会社であるアサヒビールモルト(株)の副産物(加工する際に発生する廃棄物)である焙煎麦芽粉末を主原料とした「森のタンブラー MUGI」をそれぞれ発売しました。
・現在、「森のタンブラー」はECサイト「森のタンブラー公式ショップ」やパナソニックミュージアム、RELIFE STUDIO FUTAKO(リライフスタジオ フタコ)、パナソニックセンター大阪、ふたこビール醸造所などで販売しています。

 アサヒグループでは豊かな社会の実現に向けて設定した「アサヒグループ サステナビリティ基本方針」に則って、「責任ある飲酒」「環境」「健康」「コミュニティ」「人」の5つの重要課題を選出し、取り組みを進めています。「環境」においては、「環境ビジョン2050」を策定し、「気候変動への対応」「持続可能な資源利用」「微生物・発酵技術の活用」「プロセスイノベーション」の4つのテーマを柱として環境経営に取り組んでいます。「持続可能な資源利用」では使用するプラスチックの削減に力を入れており、洗って何度でも利用できるエコカップ「森のタンブラー」や食べられるコップ「もぐカップ」などを開発し、楽しみながら取り組めるプラスチック削減策を提案してきました。今後も、当社の知見や技術をいかして地域の資源を有効活用し、国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献するとともに、持続可能な社会の実現を目指していきます。
※:パナソニックが開発したナノ~マイクロに微細化されたパルプ成分を含有する樹脂

 

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