<2月10日〜2月13日>Nature Program in 知床羅臼-自然と人との共生、持続可能な街づくり・教育を探る4日間
日本の最北端に位置する世界自然遺産として認定された知床羅臼町では、持続可能な街づくりを継続するために、「自然と人との共生」を目的として、積極的にESD(持続可能な開発の為の教育)に取り組んでいます。本プログラムでは、自然との触れ合い、野生動物との出会い、地域の人々との対話を通して、これからの生き方や人類のあり方について探ります。
- 企画の背景
この企画が発足したきっかけは、2019年にタイガーモブ代表である菊地が北海道に移住したことでした。それまで、様々な探究学習のプログラムを企画・運営する中で実感していた「ESD教育(持続可能な開発のための教育)」がこの地には根付いていると強く感じ、ネイチャープログラムを企画。
共同開催というかたちで、羅臼町と二人三脚での運営を実施する運びとなりました。前回、2021年9月に予定していた第一弾企画は、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出により開催中止になりましたが、今回「冬の知床・羅臼」という、より大自然の豊かさと偉大さを感じられる季節に改めて実施できることになりました。
一番の見所は流氷クルージングです。オホーツク海沿岸は北半球で流氷が見られる最も南の地域で、1月下旬から3月にかけて流氷が広がります。しかし、近年では流氷が減少傾向にあり、地域の観光業や水産業に大きく影響を及ぼすと予測されています。
「流氷がつくられるオホーツク海北部の気温は、この50年間で世界平均の3倍にあたるおよそ2度上昇しオホーツク海全体の流氷の面積はこの40年でおよそ30%減少した。」(北海道大学低温科学研究所大島教授、NHK『ほっとニュースWEB』より引用※)
今後の人間の動き次第で、美しい流氷の景色、流氷がもたらす豊かな恵みのサイクルが消えてしまう可能性がある。我々はこの現状と真摯に向き合い、これからの生き方について見直すタイミングなのではないかと考えています。
今回のネイチャープログラムin知床羅臼では、世界自然遺産の羅臼町にて、大自然に触れると共に、そこで暮らす人たちの話も聞きながら、サステナブルな街づくり・教育とは何か、「自然と人との共生」とは何かを探ります。
※ https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n82fe1526f64a
- 開催概要
開催日時:2022年2月10日(木)〜2月13日(日)の4日間
開催場所:北海道知床羅臼町
参加費:100,000円(税込)/1人
対象者:年齢不問
参加方法:タイガーモブサイトよりお申し込み
※先着20名様。定員に達し次第申し込みを締め切ります。
※参加費内訳:プログラム企画、同行、流氷クルージングやスノーシュー、トドウォッチング、羅臼昆布作業体験、オリジナルウニ丼づくり、サウナ、料理教室等各種体験費用を含む
※フライトや現地での移動費、体験を伴わない食事は参加費には含まれません。
プログラムの詳細は以下のページをご確認ください。
https://www.tigermov.com/internship/detail/805
- 共同開催に込めた想い
当プログラムの共同開催にあたり、羅臼町長の湊屋 稔は以下のようにコメントを寄せています。
「世界自然遺産知床羅臼町は豊かな自然環境を有し、地域を守り受け継ぎ発展させてきた 人々と多くの野生動物が密接に関わり合い共存する町です。
そんな豊かさも限りあるものだと感じる機会や現象が多くなり、当町も持続可能という キーワードを今一度考え、羅臼町 SDGsステートメントやゼロカーボンシティ宣言などを 表明し、地域が一体となり知床羅臼が100年先までキラリと光る町であるよう持続可能 な町づくりに取り組んでおります。
この度は、冬の知床羅臼をフィールドに海一面に流氷が広がる圧倒的なロケーションや、 厳しい環境の中でも力強く悠然と暮らす野生動物の姿、これまでもこれからも共存をテー マに生活を営む町民の姿を感じるコンテンツをひとりでも多くの皆様に体験いただき、北 海道の東の端、端っこに訪れたからこそわかる知床羅臼の魅力を肌で感じていただければ と思います。 頭の片隅に残り続ける気づきを得ていただく、そして、これからの知床羅臼を共に創るひ とりの羅臼ファンになっていただければと思っております。
北海道の東の端にある小さな町。そこには繋ぎ続けなければいけないヒト・モノ・コトが あります。羅臼町は全国の皆様と共にこの地を守り受け継いでいきます。」
また、タイガーモブ代表の菊地理恵子は以下のようにコメントを寄せています。
「羅臼町は海と山に囲まれた大自然であり、そこに棲む生物と人間の活動が日々隣り合わせにある場所です。羅臼町に行く度に、輝かしい海や野生動物との出会い、そして美味しい食事、優しい人々の魅力に触れ、目に焼きつく素晴らしい風景を見てきました。
そして、羅臼町役場の方々とお話をした際に、社会的課題を学ぶ学習『知床学』や道路も電気も風呂も無い環境で日常の豊かさや環境の問題を体感する、5泊6日の『ふるさと少年探険隊』等、圧巻の取り組みをお聞きし、この羅臼町の魅力をもっと外に発信したいと強く思いました。
今回のNature Programでは、冬ならではの自然の楽しさ・厳しさ・奥深さを体験頂くコンテンツを多く取り入れています。大自然とたくさん触れ合い、学び、実践することによって、人と自然との共生について、そしてサステナブルな街づくりや教育とは何かを皆で探りましょう。」
- 参加の流れ
以下、タイガーモブ ウェブサイトの「Nature Program in 知床羅臼 」ページより参加申し込みをお願いします。また詳細のご案内等は参加確定後にお送りさせて頂きます。
https://www.tigermov.com/internship/detail/805
- 羅臼町について
羅臼町は、日本最後の秘境と呼ばれる知床半島に位置する人口約4600人の町です。
日本でも最も原生的な自然が残されており、海洋生態系と陸域生態系とのつながりや、
国際的希少種の生息地となっていることから、2005年7月世界自然遺産に登録されました。
恵まれた自然環境を背景に漁業が主産業となっていて、一年を通して様々な水産資源が水揚げされるほか、日本でも有数のホエール&バードウォッチングの地でもあり、国内外問わず多くの観光客が訪れています。
これらの要素は「知床学」として体系づけ、幼小中高一貫教育の中で地域の子ども達が学び、郷土愛に満ちた人材の育成に取り組むとともに、近年はESD、SDGsの要素も取り入れ、世界と地域のかかわりの理解や課題解決に向けて行動できる力を育む教育に取り組んでいます。
自治体概要
【自治体名】羅臼町
【首長】羅臼町長 湊屋 稔
【所在地】北海道目梨郡羅臼町栄町100番地83
【URL】https://www.rausu-town.jp
- タイガーモブ 株式会社について
タイガーモブは「次世代リーダーの創出」をミッションに教育系スタートアップとして2016年に設立した会社です。主なサービスは、海外インターンシップや地球規模での探求学習で、中高生・大学生・社会人の個人や国内教育機関、法人、地方自治体を対象にオンライン/オフラインでの探求学習・実践機会を提供しています。
「Learning by Doing」をコンセンプトにデジタルとリアルが融合した地球規模の実践型の学びを提供しており、プログラム数は教育・留学業界No.1(※)です。累計参加者数は1万人以上、導入学校数約50校、受け入れ先企業は世界45カ国380件以上。2025年までに世界3,000以上の機会提供、年間3万人以上の利用者数、年間100名の次世代リーダー創出を目指しています。
(※)当社調べ
会社概要
【会社名】タイガーモブ株式会社
【代表者】代表取締役社長 菊地 恵理子
【所在地】東京都荒川区西日暮里2−45−14 TKビル1階
【設立】2016年4月
【URL】https://tigermov.com/
- お問い合わせはこちらから
・羅臼町
社会教育課 Tel:0153-87-2004
企画振興課 Tel:0153-87-2114
・タイガーモブ株式会社
Tel:03-4531-9463
Email:[email protected] (岩倉)