~職員の出向と資金拠出を通じて、国際協力NGO同士の連携を加速~
認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目指して、『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動を行ってきました。
同時に、「地雷」や「子ども兵」といった地球規模の課題解決、それらの課題を生み出す社会構造を変革するために、国際協力の担い手の一つである「NGO(民間国際協力団体)」のちからを強くすること(基盤強化)も重要です。政府や企業では担えない、国益、私益にとらわれない国際協力や政策提言が、より求められているからです。
けれども、現在、国内外で課題が山積する中で、国際協力への関心が減少していることなども受け、国際協力NGOのちからが弱まっていて、特に、東京以外の「地域」において、その傾向は顕著だと認識しています。
そこで、その状況を変えるべく、弊会職員・栗田佳典の出向を行うことで、関西地域のNGOのネットワークである「関西NGO協議会」と合意。6月1日より、週3日の勤務を開始。この間、関西地域でのNGOネットワーク強化などに従事してきました。このたび、さらなる連携強化を目指して、栗田が12月1日付で関西NGO協議会へ転籍出向し、事務局次長に就任いたしました。
さらに、関西NGO協議会が主軸となって、関西地域のNGOネットワークと、NGOの活動基盤の強化のために行う事業に対して、テラ・ルネッサンスが年間280万円を、2024年までの3年間拠出することを決定。
職員出向と資金拠出を通じて、両団体で協働して、関西地域でのNGOネットワークの強化、国際協力への関心喚起を図り、NGOの「ちから」を強くすることで、SDGs達成等に貢献したいと願っています。
◆出向・資金拠出ににあたってのコメント(テラ・ルネッサンス:小川真吾)
関西地域のNGOネットワークである「関西NGO協議会」さんに対して、職員出向、ネットワーク強化事業への資金拠出を行うことで、地域からの国際協力の機運を高めたいと願っています。地球規模の諸課題の解決が急務な中、SDGs(持続可能な開発目標)でも訴えているように、異なる団体同士が、その知見を共有し、協力し合うことが欠かせません。そのモデルになることを期待しています。
●認定NPO法人テラ・ルネッサンス
『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町を中心に、被災者支援活動を展開しています。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人 国際交流基金)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人 社会貢献支援財団)、「企業価値認定」(一般社団法人企業価値協会)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞 など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
名称 :特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地 :京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL :https://www.terra-r.jp
理事長 :小川 真吾
設立 :2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 等